しゃかしゃか母、旅に出ました

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【皐蘭寺の若返る水】韓国旅行⑫2015/3/12

2015年05月23日 | 2015/3韓国旅行5日
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船に乗って 『皐蘭寺』 まで来ています。

『百花亭』 から階段を下り



再び 『皐蘭寺』 まで戻ってきました。



『皐蘭寺』 は、百済末期に建てられたものと推定されていますが、

建立についての記録が残っておらずはっきりとは分かっていないそうです。



ガイドさんが私たちを連れて、お寺の裏側に回りました。

韓国の寺院は寺院後方の本殿より高いところに 「三聖閣」 という殿閣を置くことが多いそうです。

この旅の安全を祈りました。



お寺の真裏の岩の間には 「皐蘭井」 という湧き水あり、

水が湧き出る岩の上にはここだけに自生する 「皐蘭草」 が生えています。

      

歴代の王は毎朝、宮女にこの水を汲ませてお茶を飲んだそうです。

そのとき宮女はこの神泉から汲んできた証しにと 「皐蘭」 の葉を一枚、水に浮かべて王に献上したとか。

お寺の名前もこの 「皐蘭草」 からきているそうですよ。



この 「皐蘭井」 という湧き水を一口飲むと、20歳若返ると言われていることを

ガイドさんが教えてくれました。

「みなさん、一口だけにしておいてくださいよ~  飲み過ぎると赤ちゃんにもどりますよ」 と。

その言いつけも聞かずに、二口もいただいちゃいました。

欲張りに効果は出たのでしょうか… (笑)



本堂の壁には、「十牛図」 と呼ばれる絵の一部がありました。

「十牛図」 とは、禅の悟りにいたる道筋を牛を題材に十枚の絵で表したものだそうです。



牛は人の心の象徴とも、

あるいは、牛を悟りに例え、童子を修行者と見立てたりもするそうです。



こちらは、本堂の真裏にあたる壁に描かれていたものになります。

先ほどの 「皐蘭井」 という湧き水を献上しているところですね。

宮女はこの神泉から汲んできた証しにと 「皐蘭」 の葉を一枚、水に浮かべて王に献上したことが

絵に表されていますよ。  器の中ににちゃんと葉の絵があります。



昨日から何度も話しに出ていますが、新羅と唐の連合軍が扶余に攻め込んできた時に宮廷の女性たちは、

捕らえられ辱めを受けることを恐れ、落花岩から身を投げました。

チマ(スカート) で顔を覆ってヒラヒラとまるで花が散るようであったことが絵からも分かります。



奈良時代に日本から二人の尼僧が留学したことが描かれている絵もありました。



言葉ができなくても絵をみれば一目瞭然ですね。

韓国の寺院に行くと、本堂の壁に描かれたこのような絵をよく目にします。

今回、その絵にはちゃんと意味があることを知りました。

もっと早く気付いていたら、見方もかわったのになぁ…

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