食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

食道手術後の食事についての説明

2012年04月24日 21時52分49秒 | 日記

『山菜の季節に』

昨日のワラビ狩りに続いて、と昼過ぎに上がってみた。予想通り茎から穂が出

ていたが食べごろのものだけを採った。今年は1回しか収穫できないから量的

には例年の1/3くらいの収穫、しかし裾野はまだ採れそう。夕食には、ワラビの

味噌汁と醤油づけにしたものを頂いた。

ワラビは採ったものをそのまま冷凍し、食べる時にあく抜きをし調理する。そう

ると一年中、もちもちしたワラビを食べることができるとレクチャーを受けた。  

             昨日の倍くらいの大きさ、隣は葉ワサビ

 『食道手術後の食事についての説明』 

手術を終えて、重湯を食べられるようになった頃、管理栄養士の先生が食事の

仕方について、詳しく説明して頂いた。このレクチャーは妻と二人で受けるよう

言われていた。消化器の一部を摘出しただけのことだから、そんなに大げさ

な抑制はないだろうと思っていた。術後の外科的な身体上に起こる症状につい

ても、詳しい説明を受けた記憶はないが、食事の面からの説明はとても分かり

かった。

・食事の進め方

   ①   食事時間の目安は30分、時間をかけて食

   ②   一口の量は少なめにし30回は噛んでから飲み込むこと

   ③   食事中・食後はしばらく横にならず身体を起こしておくこと

・おやつ(間食)について

   術後は胃の働きが損なわれているため一回に食べる量は少なくなる。10時、

   15時のおやつは食事で足り ところを補う。朝、10時、昼、15時、夕食の

   5回の食事を少量ずつ分割して食べる習慣をつける。

・説明書では手術後(胃の全摘出、胃の下側(幽門部)の摘出)は、出口を閉じ

  る作用がなくなるので食べ物が胃に留まれずいきなり腸に送られることにな

  る。 食べ物が腸に急激に送られることによってダンピング症候群が起こる。

  早期ダンピング・・・・・食事中や食後すぐにあらわれ、冷や汗、動機、めま

                                 い、熱感などが起こる

  後期ダンピング・・・・・食後数時間後にあらわれ、全身の脱力感、冷や汗、

                                 疲労感などが起こる。

               低血糖に似た症状、甘いものを摂る。                           

------ 予防するには ------

・1回に食べる量が多くなると起こりやすくなるので、食事回数を分けて少量ず

  つ 頻回に食べる。

・糖質に偏らず、タンパク質、脂質もバランスよく摂る。

このような説明を受けたが私に起こっているのは、ごくたまにある後期ダンピン

 グ。夕方近くになって小腹がすいた頃に、 全身の脱力感と冷や汗を感じるこ

とがある。

大体に甘党に変身し、車や山小屋には甘いものが置いているので、それを

直ぐに治まる。しかし、この症状が起きても、深刻な状態ではないので慌て

必要はないし、ある程度なら我慢もできる。ダンピングと逆流が術後の天敵

だ。

            


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