『終わらない客土』
近くの砕石場で真砂土を買いに通い始め今日で3日目、流石に疲れがみえ
てきた。かと言って、疲れてジッとしていても何も進展しないから自分でやる
しかない。軽トラックに積んでもらった土を降ろし成らしたり山にしたりすれば
いいから、そんな力仕事でもない。
ただ回数がかさむと“お疲れ”が蓄積してくる。今日は6回、通ったところで品
薄になったので、これで仕事納め。天気次第の仕事ゆえに、明日はわからな
いが、もう暫く通わないと終わりそうにない。
『youtubeのシンガポールママ』
最後の巡礼になった富士宮の総本山でのスナップ写真、私が撮影したビデ
オが少々あった。一緒に行動した僅かな間、車で移動中、私たちはママの
後ろに座っていたので撮影の機会は少なかった。それでも、何とか撮ろうと
努力した。美しい桜を愛でながら同乗者は『Beautiful』の連発、ママの顔も
ほころんでいた。
ビデオと写真を組み合わせて、本当のショートストーリーを作った。ママが
元気よくシンガポールに着いたら喜ばせてあげようと思っていた。
しかし、帰国後にもらったメールは訃報。Eさんは母の死をみとり、周囲の
人の助けもあったろうが葬式を出した。
苦しく悲しくやりきれない気持ちでいたと思う。ママを喜ばすことのできなか
ったビデオをyoutubeに非公開でup私たちはEさんを直接的に助けてあ
げることはできない。余り力にはならないが、メールなどのやりとりで励ます
ことはできる。『悲しい時には、たくさん泣きなさい。涙を一杯流しなさい。
そして時間がかかるだろうが笑顔を取り戻して欲しい。』
気丈にも『いっぱい涙を流しました。今日も泣いていました。でも、いつま
でも泣いているとママが悲しむので、泣かないようにしなければ・・・』
誰にも辛い別れを避けることはできない。時間が癒すのか、他人の言葉で
癒されるのか、いずれにして区切りをつけるのは自分自身だ。Eさんだけの
身の上に起こったことではない。ぜひとも、立ち直るきっかけをつかんで欲
しい。