心理療法(ワーク)について、効果的である一方で、強く情動に働きかけることから、時に激しく感情を表出させる場合がある。
かつて参加者のひとりがワークを始めて間もなく、激しい情動に襲われた場面に遭遇したことがあった。
症状は一旦収まるように見えたが、タネは残ったままだったのか、数分後、再び情動が呼び起こされクライアントは過呼吸の状態を起こし、その場に居合わせた医師によって手当てが施されたのだった。
少なからず衝撃を受けたが、そのとき同席していてワークを目撃した大高先生は、後日、私に対してボデイフォーカスト・アプローチを含めすべてのワークに同様のことが起きる可能性があると言話してくれた。
ゆえにワークの提供者であり、カウンセリングの援助者であるカウンセラー、セラピストは、常にそうした場面に遭遇したときにも、冷静に対応できる覚悟と能力を備えていなければいけない。
だからこそクライアントは安心してカウンセリングに訪れ、癒やしを受け、過去の未完了をやり終えることができるのだ。
ワークはときに劇的な解決をクライアントにもたらす場合がある。
どうしても必要なときがある。
それゆえに援助、提供者は戒めていなければいけないのは、諸刃の剣であるということだ。
それを常に念頭においてクライアントにベスト、ベターなカウンセリングを提供することを心掛けていく必要があるのだ。
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