ホリスティックヒーリング宙『心の扉を叩いてみたらきっと何かが見えるはず聴こえるはず』

ホリスティックヒーリング宙(sora)のヒーラー&臨床心理カウンセラー株本のぶこが心・心と身体について綴っています

周波数を合わせる09'

2008-11-22 10:50:36 | 心・身体・癒し

今後ホリスティックなカウンセリングをしていこうと思っている私だが、それに伴い必要不可欠になるのがグリーフカウンセリングだ。

グリーフとは、大きな悲しみという意味で喪失体験、別れの体験を指す。
BFAでは、さまざまなパターンに対応できることから、先月の教育分析で、BFA的アプローチをレクチャーして欲しいとの話を先生にした。

それに対して先生は、技術以前に心の階層、深層レベル、つまりは霊性や魂、集合的意識(ユングの元型に代表する考え方)についての意識があって初めて相手の内的世界と関わることができるのだと言われた。

と言うわけで、今月の教育分析から、心の深層レベルについてのレクチャーが始まった。

最初、先生は何の話をすればいい?とどこの切り口から入っていけばいいかをまよっていたようだが、私が前回の教育分析で聴いた先生の話で興味深かったことを思い出したことを切っ掛けに、その話をしてくれることになった。

その話というのは、喪失体験をしたひとのカウンセリングをしていく過程で、あたかも、亡くなったひとからの働きかけがあるかのような場面に遭遇するということである。

単にそう言う話をすると、非科学的なイメージを持たれてしまうかもしれないが、実は現実の生活のなかで、多くのひとは体験しているのではないだろうか。

具体的な例を挙げると、芝居を観ていて、登場人物のある特定の役柄に強く心が惹かれ、その人物の心の奥底までがビンビンと伝わってきた。などという経験がそれだ。

実は私はそういうことが多い。
芝居を観ているうちに、ある人物にあたかも自分がなっているかのような気持ちになり、その人物が何を思い、何を考えているかが手に取るようにわかってしまうのだ。そのとき、わけもなく涙がポロポロと流れるのが常となっている。
あるいは、これは以前、大講演会で体験したことなのだが、ペアを組んでワークをしたとき、相手が話している対象のひとの気持ちが背後から伝わり、ちょっとした衝撃を受けたことがあった。

このように、実際には目に見えない対象のひとの思いや心の奥底が、自分のもののように伝わってくるときのことを、先生は周波数が合ったのだとの言い方をして解説してくれた。
そして、そういう状態にあるときセラピストはただそこに存在しているだけで、相手を癒しているのだとも。
何も言わなくても、そのひとの心の有り様がちゃんと伝わり、相手にもちゃんと伝わっていることがわかるのである。

その周波数を合わせるには、やはり繊細な感覚が必要である。
そういう意味で、今後はその繊細さをどう磨いていくか、トレーニングしていくか。
新たな挑戦が始まりそうな気配である。

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転機のとき08'

2008-11-19 10:54:57 | 心・身体・癒し
数日前、学院から広報誌が届いた。

読んでちょっと驚いたのが、学院付属のカウンセリングルームで院長をしていた講師が、このたび退任するというニュースだった。

フラワーサイコセラピーといった、色をテーマにしたセラピーを開発するなど、以前から独自の世界を構築してきた講師だった。

これからは自分のカウンセリングルームで、主に女性を対象にしたカウンセリング、セラピーを提供していきたいという。

あまりに突然の話に困惑したが、考えてみれば誰もがひとつところに留まってはいない。
常に変化し続けていて、その過程でさまざまなひとや出来事に遭遇し、考えや価値観に影響を与えたり、与えられたりして生きているのである。

私たちが受ける印象としては唐突な出来事のように思われる事物も、本人や世の中の流れの側からみれば、ずっと以前に始まっていたことなのだ。

自身のルームを開設するという講師も、おそらく何年も前から構想を練り、それに向けて力を蓄え、準備していたのだと思う。
そして、今がそのタイミングの時期だったのだ。

講師はもちろん直接的に、そして講師とともに学院やルームで仕事をしてきた他の講師陣やスタッフにとっては間接的な転機のときだと言えるかもしれない。

先日、久しぶりにカウンセラー仲間の友人と会って、3時間ほどじっくり話をしたが、そのとき彼に「あなたを見ていると、現在が転機、変化の時期なのかもしれないとの印象を受ける」と言われた。

そう言われてちょっと驚いたが、実は私自身、同じような感覚があった。
今年の自分を振り返ってみると、明らかに今までの自分の流れとは違った流れにいるように思う。

具体的に言えば、ずっと心の隅にあった「大学」へのこだわり。それを昨年、通信短大というかたちで実現させた。その大学のカリキュラムがこの九月で全修了。来春の卒業を残すのみとなっている。

さらに十月には、BFAを始めて以来、夢だったワークショップを開くことができた。そして、実際にやってみて、やはりこういう伝えるということが好きだということを確認できたのだった。

そして、現在「書く」ということをひとつのかたちにする作業の最終段階に入っている。
ある時期から「書く」ということ「活字になる」ことの怖さを感じてみたり、物事は進んでいる。今、書いていることもすべて「過去」でしかないということにジレンマを感じたときもあった。
しかし、今現在のの心境は、これによって私はひとつの区切りをつけたのかもしれない。
終わった段階で、次のステージに進むということかもしれないと受け取るようになっている。

そういう諸々のことを踏まえてみれば、今年の私は、大きな転機の年だったのかもしれない。
時は現実には、止まることはなく流れ続け進み続けている。
しかし、ひとの生き方や時代などといったものを捉えたとき、ターニングポイントと言われるもの、区切り、けじめという意識がありことも事実である。
そして自覚を持ってリセットしたり、新たな出発を計って生きようとするのだ。

今、私の心はどこかざわざわとして落ち着かない。
それが何を表しているのか、何の前兆なのかはわからないが、きっと遠くない時期に答えは見つかるだろうと思っている。

それもひとつの流れとして、私に用意されていることなのだと。

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生命の時間08'

2008-11-13 10:54:05 | 心・身体・癒し

ちょうど今から半年前、友人のひとりがガンの宣告を受けた。
臓器の難しいところに病巣ができ、手術は不可能だという。

医師の説明によれば、余命は早ければ3、4ヶ月。
平均は半年だという。

この知らせを受けた時の衝撃は大きかった。
仲間達も一様にショックを受け、しばらくは誰もが言葉を失った。

友人は抗がん剤治療を開始。
その経過を自身のHPに公開し、私たちにもずっと経過を知らせてくれていた。
そして迎えた半年後。

今日、その友人からみんなに報告があった。
病巣は拡大しておらず、症状は現状を保ったままだという。

余命は必ずしも余命ではないことを友人は示してくれた。
抗がん治療での効果は確かにあっただろう。
しかし、それだけではなっことも確かである。
なにより本人の生きることへの姿勢が、今日の結果をもらたらしたことに他ならない。

病と闘うのではなく、病と共に「生きる」
起こることに抗わず、あるがままに「生きる」
そうした意識のなかで友人は、毎日毎日を大事に生きてきた。

ひとは往々にして、自分には必ず「明日」がやってくると信じて今日を生きている。しかし、実際には誰も明日などわかりはしないというのが本当のところである。

私たちの生命。それは「今、ここ」の一瞬、一瞬を生きているということなのだと思う。
そしてその一瞬、一瞬という時を、私たちは自分の生命の時間として繋いで生きているのだとも。

 

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出すということ、入れるということ08'

2008-11-09 11:36:11 | 心・身体・癒し

春から取り組んできた「書く」という作業も、そろそろ終盤を迎え、今まで気がつかなかったことに気づかされるようになったきた。

その最も大きなことは、今まで自分が学んできたこと、やってきたことが。どの程度自分のなかで消化できていたか、理解できていたかを否が応でも知らされるという現実だった。

ただ単に「伝えたい」「書きたい」と思い、その気持ちのままにやってきたが、実は自分が想像した以上に難しく、また私自身の理解度も決して満足のいくものではなかったことに気づかされたのである。

これは些かショックなことだった。
しかし、よくよく考えてみれば当然のことで、私が「伝えたい」と思ってきたことは自分が生み出したものではない。あくまで二次的なものであり、そこに絶対的な弱点がある。

そこをよく踏まえ、弁えたうえで「伝える」ということをしていかなくてはいけないということと、「伝えられる」ことは全体の何割かでしかないということを痛感したのだった。

そして、その事実を真摯に受け止め、謙虚な姿勢で向き合っていかなければいけないということを今、痛切に感じている。


今回の「書く」という作業をしたことで、最初は学んできたことはすでに過去となり、過去しか伝えられないこと、現時点のことを伝えられないことにジレンマをかんじた時期もあったが、今はひとつの区切りの意味なのかもしれないと考え始めている。
同時に、今回「出し切った」ということは、今度は「入れる」ということをしなくてはいけないのだということも体感としてわかった。


これからも私は、自分が受け取った素晴らしいと感じたものを伝えていきたい。
それを継続させるためにも「入れる」をしっかりしなくてはと思っているところだ。
自戒をこめて…


 


つぎの段階

2008-11-06 11:42:39 | 心・身体・癒し

暦も十一月となって、秋の深まりを実感するこの頃。
振り返ると、忘れられない出来事が多かった十月だった。

しばらくぶりに東京でのBFAの三回シリーズが始まり、大高先生からはBFAの世界の文章化に着手する話が聞けた。
これは私がずっと望んでいたことだっただけに、とても嬉しくワクワクするニュースだった。
 
十九日には初めてのワークショップを開くという、私には忘れられない記念すべき日となった。

そして、本の執筆に関しては「怖さ」について、しばらくぶりBFAワークを受けたことで気持ちの整理をつけることができたようだ。
 
 
今でもふと「怖さ」について思うときがあるが、ワークを終えて話した「確認のための短い時間」「自分にとっては必要なものでもある」との気づきによって、捉え方が変わりずいぶん心が軽くなった気がしている。
 
同時に感じ始めているのは、ワークショップをこれからも続けていくためには、もっともっとBFAの世界を自分の内に入れて、こなしていかなければいけないなということだ。
 
 
前回の教育分析で、「やっとBFAがわかりかけてきた。今まではBFAの世界の目次を見ていたのかもしれない。これからそのひとつひとつを読んでいくような感じがする」と話した。

そして、グリーフカウンセリングのレクチャーを希望したいという話をしたのだが、思い返してみると、あのとき私が感じたことは、こういうことだったのだと気がついた。
 
おそらくそれが結果的に、心の深層、階層のことに結びつき、魂、霊性、集合的意識といったところについて『知りたい』『獲得したい』という欲求だったのだと思う。
 
 
そういう点で、益々イメージ的にも深いところに入っていくような体感がじわじわと湧くのと一緒に、わくわく感も湧いてきている。

きっとこれからの学びが、私にとって「ホリスティックなカウンセリングをしたい」という思いと、ワークショップを続けていくという、ふたつのテーマの重要なツールになっていくことだろう。
 
心の置き所をどこに据えていくか、そして心の深層、階層のそれぞれのレベルにあった意識をしっかりと持って相手と向き合う、それができるようになっていきたいと強く思っている。
 
 

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