今後ホリスティックなカウンセリングをしていこうと思っている私だが、それに伴い必要不可欠になるのがグリーフカウンセリングだ。
グリーフとは、大きな悲しみという意味で喪失体験、別れの体験を指す。
BFAでは、さまざまなパターンに対応できることから、先月の教育分析で、BFA的アプローチをレクチャーして欲しいとの話を先生にした。
それに対して先生は、技術以前に心の階層、深層レベル、つまりは霊性や魂、集合的意識(ユングの元型に代表する考え方)についての意識があって初めて相手の内的世界と関わることができるのだと言われた。
と言うわけで、今月の教育分析から、心の深層レベルについてのレクチャーが始まった。
最初、先生は何の話をすればいい?とどこの切り口から入っていけばいいかをまよっていたようだが、私が前回の教育分析で聴いた先生の話で興味深かったことを思い出したことを切っ掛けに、その話をしてくれることになった。
その話というのは、喪失体験をしたひとのカウンセリングをしていく過程で、あたかも、亡くなったひとからの働きかけがあるかのような場面に遭遇するということである。
単にそう言う話をすると、非科学的なイメージを持たれてしまうかもしれないが、実は現実の生活のなかで、多くのひとは体験しているのではないだろうか。
具体的な例を挙げると、芝居を観ていて、登場人物のある特定の役柄に強く心が惹かれ、その人物の心の奥底までがビンビンと伝わってきた。などという経験がそれだ。
実は私はそういうことが多い。
芝居を観ているうちに、ある人物にあたかも自分がなっているかのような気持ちになり、その人物が何を思い、何を考えているかが手に取るようにわかってしまうのだ。そのとき、わけもなく涙がポロポロと流れるのが常となっている。
あるいは、これは以前、大講演会で体験したことなのだが、ペアを組んでワークをしたとき、相手が話している対象のひとの気持ちが背後から伝わり、ちょっとした衝撃を受けたことがあった。
このように、実際には目に見えない対象のひとの思いや心の奥底が、自分のもののように伝わってくるときのことを、先生は周波数が合ったのだとの言い方をして解説してくれた。
そして、そういう状態にあるときセラピストはただそこに存在しているだけで、相手を癒しているのだとも。
何も言わなくても、そのひとの心の有り様がちゃんと伝わり、相手にもちゃんと伝わっていることがわかるのである。
その周波数を合わせるには、やはり繊細な感覚が必要である。
そういう意味で、今後はその繊細さをどう磨いていくか、トレーニングしていくか。
新たな挑戦が始まりそうな気配である。
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