ホリスティックヒーリング宙『心の扉を叩いてみたらきっと何かが見えるはず聴こえるはず』

ホリスティックヒーリング宙(sora)のヒーラー&臨床心理カウンセラー株本のぶこが心・心と身体について綴っています

遺言セミナー「心の残る文章を書く」

2011-04-30 15:03:17 | 心・身体・癒し

にわかに忙しくなってきました。

 今年1月30日、31日と静岡県の淡島ホテルで開催された「遺言セミナー」で付言に関連して「心に残る文章を書く」というテーマで講師を務めさせていただきました。

 先日、主催者の方から第2回目の遺言セミナーの日程が6月初旬に決まったとの連絡をいただきました。再び講師を務めさせていただくことになりました。

 今回の開催は藤沢市ということです。前回と異なり、開催まで1か月ちょっとしかありません。

 少しでも、参加してくださる皆さんのお役に立てるようブラッシュアップして臨みたいと思っています。

 詳細が決まりましたら、改めてご紹介します。


四十九日

2011-04-28 15:05:47 | 心・身体・癒し

今日は、3月11日の大震災でなくなられた方々の

四十九日にあたります。

1万6千人を超える方々が亡くなられ

行方不明者の方々の捜索が続けられています。

 

合掌



書くセラピー体験談その2

2011-04-26 15:09:02 | 心・身体・癒し

20日に開催した「書くセラピー体験会」

書くセラピーを体験された方の感想をご紹介します。

 

H・Tさん 女性

書くことが苦手なので参加してみました。”自分の思うように、自由に書いてよい”ということで気楽に書けました。


思いを書くことで、気持ちが楽になりました。


話せなくても書くことで思いを表現するのはよいと思います。


気づきもあり、よかったです。

 

※今回、H・Tさんは詩を創作されました。3階にあるサロンから見える、木々を眺めながらふっと出てきた言葉をもとに創られたそうです。

 

A・Tさん  女性

今回は初めての体験でしたので、何も考えずに思いついたことを自由に書くことができました。

 

セラピーには、具体的に書くことも大切とのアドバイスを受け、次回書くときには参考にしたいと思いました。

 

素敵な感想を戴きありがとうございました。

今回、詩を書かれた方がいらしたことで、書くセラピーの可能性の広がりを実感することが

できたように思います。

皆さんもお気軽にご参加下さい。

次回は5月18日(水)です。


書くセラピー体験談

2011-04-26 14:58:17 | 心・身体・癒し

20日、南青山のサロンで書くセラピー体験会が開催されました。お二人の方が参加してくださいました。

 

テーマは自由ということでおひとりは「今の自分に対してのメッセージ」を、もうひとりの方は、詩を書かれました。

 

自分へのメッセージを書かれた方は、初めは過去のいろんなことが甦り、それに対しての思いを綴られたそうですが、最終的には「応援メッセージ」になったとか。

 

書き始めたときは、まさかこういうことになるとは思っていなかったと驚かれていました。

 

詩を書かれた方は、サロンのテラスから見える緑の木々が風に揺れるのを見ていたら、ふっと言葉が湧いてきたそうです。

 

詩を披露してくださったのですが、とても素敵な感性豊かな詩を詠まれていました。

 

おふたりとも、静かで広いサロンでの時間・空間を満喫されたようで、とてもリラックスできたと話されていました。

 

体験会の感想をいただきましたので、のちほどご紹介させていただきます。


魂を感じ、魂に従う

2011-04-23 14:54:21 | 心・身体・癒し

昨日はBFAのワークショップでした。

 

朝10時から途中1時間の休憩を挟んで午後4時過ぎまで。

 

今回は人数は少なめでしたが、その分いつもより自分自身の洞察を深めることができて、あっという間の6時間でした。

始まる前や小休憩中、お昼休みと、自然に話題は3月11日の大震災のことに。。。

 

参加者のなかに、茨城県のかたがいらして、あの日の様子を話してくださったのですが、家の中のものは、ほとんど落ちたり、倒れたりして散乱したそうです。

 

そんな状態にあっても、心理を学んでいたせいか、結構冷静に受け止めている自分がいて「ドリフ(8時だよ全員集合のコント)か」と思ったとのこと。

 

すぐに電気が止まり、ラジオをもっていなかったので、自分の居場所がどうのような状態になっているかまったくわからなかったのが、一番不安だったとか。

 

携帯が使えるようになってからは、友人たちと連絡を取り合い、互いに物資を融通しあったそうです。

 

水のストックがある人が、ない人のところに届けたり、子供さんがいる家庭に、手持ちのお菓子を届けたり。

 

その土地に生まれ、育ったひとならではの連帯感が、こうしたときに力を発揮するのだと感じました。

 

ワークショップでは、エクササイズをいくつかしたのですが、予想以上に震災にショックをうけていた自分に気づきました。

 

それらひとつひとつが明らかになるにつれて、すべてが繋がり始め、「やっぱりそういうことだったんだ」と腑に落ちることができました。

 

数日前から感じ始めていた「この震災によって、日本人もしかしたら世界中のひとたちが、今までとはちがうステージを歩き始めているんだな」ということや、「そのままでいいんだよ」と自分の心に響かせたときに感じた「ひと山越えた」という感覚。

 

ペアの方とのエクササイズでわかった「そのままでいい」という自己肯定感のベースが、震災前の自分に対してではなく、震災から1か月以上が経っての、新たな歩みを始めようとしている自分に対しての「そのままでいいんだよ」なのだということ。

 

さらに数日前に見た、夢で金魚の出産(産卵ではなく、金魚の状態で産まれてきた)を見せてくれたことが、自分にとっての再生、誕生を意味していたんだなということなどがわかってきました。

 

震災直後からしばらくの間は「自分ができることをしよう。

 

それは信頼できる情報を発信することであり、ずっと学んできたBFAのエクササイズを発信し、漠然とした不安感、焦燥感、無力感を解消することに役立ててもらう」そのふたつを実践してきましたが、現在はもう一歩踏み込んで、自分が行動することへ少しずつシフトしつつあることを感じ始めています。

 

WSが終わったあと、少し講師と話をしたのですが、図らずもその会話のなかで「魂」という言葉が、自然に出てきたことに、ちょっと驚きました。

 

同時に、学院に入るずっと以前「心(魂)の奥の針の一点と宇宙はイコールである」ということに気がついた瞬間の感覚を思い出し、私の原点、基本はそこにあるんだなということを確信。

 

「その胸の奥、魂の部分を意識し、感じて瞑想をするように」と講師にアドバイスを受けました。

 

早速、今朝から瞑想でそこを意識しています。確かに感じるもの見えてきたものが、それまでとは違っています。もしかしたら、そのままやり続けた先に、また新たな発見や気づきが出てくるような・・・そんな兆しをわずかですが感じ始めています。




すべてが繋がり腑に落ちたBFA

2011-04-22 11:51:35 | 心・身体・癒し

18日はBFAのワークショップでした。

朝10時から途中1時間の休憩を挟んで午後4時過ぎまで。

いつもよりは人数は少なめでしたが、その分いつもよりも

自分自身の洞察を深めることができて、あっというまの6時間でした。

始まる前、小休憩中、お昼休みと自然に話題は3月11日の大震災へ。

エクササイズをいくつかしたのですが、予想以上に震災にショックをうけていた自分に気づきました。

そしてそれらがすべて繋がって、やっぱりそういうことだったんだと腑に落ちました。

詳しいことは改めて書きたいと思います。

 


アトランティスの叡智

2011-04-20 11:44:13 | 心・身体・癒し

18日は、午前中から夕方までボディフォーカスト・アプローチのワークショップに参加します。

数日前から、ある本を読み始めました。

 

ゲリー・ボーネルというひとが書いた本です。

 

二ヶ月ほど前、カウンセラー仲間の友人に「ぜひ、読んでみて」と勧められたのですが、

サロンの南青山への移転、その後に起こった東日本大震災などで、なかなか読むことができませんでした。

 

やっと精神的にも少し落ち着いてきたので読み始めました。

 

書かれていることはアカシックレコードと前世スピリットで解読したものということで、ボディフォーカスト・アプローチのワークショップのなかで、講師のレクチャーで聞いていた内容とほぼ同じだったのですが、そのなかで1箇所「えっ!」と驚く内容のところがあり、おもわず鳥肌が立ちました。

 

出版されたのは2004年の9月30日ということですから7年ほど前になります。

 

本当にこういうことってあるんだなと・・・

 

アトランティスの叡智 (超知ライブラリー5)/ゲリー・ボーネル


夢をみました

2011-04-17 11:21:50 | 心・身体・癒し

今朝、起き掛けに夢を見ました。

父の知人から金魚が送られた夢。

 

金魚は箱詰めされていて可哀想なので、急いで水槽を用意。

水は汲み置きの水じゃなければ駄目なのでどうしたものかと思ったのですが、そういえば、このところ万が一のために毎日大きめの鍋に水をとっていたことを思い出しそれを使うことにしました。

 

金魚は数十匹もいて、水槽に入れた途端、何故か金魚の赤ちゃん(卵ではなく)を産むのもいてアレ?という感じではあったのですが、無事すべての金魚を移し終えてホッ!としたところで目が覚めました。

 

18日は神田でボディフォーカスト・アプローチのワークショップがあります。2ヶ月ぶりなのですが、今回くらいこの2ヶ月間が長く感じたことはありません。

今朝の夢はもしかしてワークショップでの暗示かな・・・


二つの眼でひとつのものを観るように

2011-04-15 14:06:01 | 心・身体・癒し
震災から1ヶ月がすぎました。
まだまだ被災地では行方不明の方々の捜索が続いています。

復興への動きも、少しずつ始まっているようですが、
大きな余震が収まらず、復旧したはずのライフラインが
再び打撃を受けるなど、なかなか思うように進まないよう
でもあります。

福島原発の事故も1ヶ月が経ちますが、一向に収束の気配が
見られず、危機的状況があまりに長く続いたことに
(慣れてきているのか)何となくですが、意識・感覚が
麻痺してきている、そんな印象を受けるようになってきました。

まだ1ヶ月しか経っていないのに、何だかもう、
半年も経ったような気分がします。

それは、あの震災が遠くに感じられるようになった
ということではなく、あまりにも多くの、それも今までにない
大きな、悲劇的なそして深刻な出来事が、わずか1ヶ月という
短い時間のなかで起こったことが信じられない。

この限られた時間のなかにあって、たくさんの出来事が
起こりすぎて、飽和状態になってしまった。
そんな感覚なのかもしれません。

震災からしばらくの間、多くのひとが感じたように、
私もある種の無力感を感じていました。
同時に、何かをしなければという焦りのようなものも感じて、
自分ができることは何かを模索しながら、必死に取り組んで
いたように思います。

そしてその時、湧き上がったのが果たして自分はこのままで
いいのだろうか、カウンセラーとして、ひとの心の部分だけと
(あえて部分と書きますが)向き合うことでどうなんだろう…
いいのだろうかとの疑問でした。


現実の問題として、クライエントさんのなかには心の問題と
向き合う以前に、生活の問題を抱えている方がいます。
しかし基本的には、この問題は心理カウンセラーの仕事の
範疇ではありません。

でも、ここを解決しなければ、カウンセリングをおこなって
いくこと(継続)自体、無理、不可能だとしたら…
いったい心理カウンセラーはどうすればいいのか。


長い間、そこに限界を感じていたところに今回の震災が起こって、
色々な場面に遭遇したり、たくさんの価値観と出会ったことで、些か
気持ちが萎えていました。
社会に生きるひとりの人間として、もっともっと社会に眼を向け、
広い視点、視野をもって歩んでいかなければいけないのではないか。
そんなことを、この1ヶ月のあいだずっと考え、煩悶し続けていました。


そして先日、ひと月ぶりにカウンセリングを受けに来た
クライエントさんと接してわかったことがあります。

たまりに溜まったクライエントさんの胸のうちを延々と
聴かせてもらいながら、自分のなかに温かいものが
湧き上がってくるのを感じました。

同時に感じたのが「私はこのクライエントさんに、
今、ここにいることを求められているんだな」ということです。

実はとてもこの1対1の関係性が大切なもの、かけがえのないもの
なのだということに気がつきました。

もしかしたら、私はひとの「心」だけと向き合うのか、
それとも社会という広い世界と対峙するのか、
そのどちらかひとつを選ばなければいけないと思い込んでいた
のかもしれません。

でも、違っていました。
心理カウンセラーとしてクライエントさんと接していくなかで、
両方必要、大事。
どちらか一方が欠けてもいけないんだなって…


左右の眼でひとつのものを見ることで、立体的に見えるように、
そのひと(の心)と向き合いながら、その背景にある社会も同時
に見ていくことの重要性を、震災を通して再確認したように思います。

☆インタビュー☆ 歴史のいま ☆オピニオン☆ 朝日新聞より転載

2011-04-09 10:00:44 | 心・身体・癒し

7日朝、洗面所で歯を磨きながら、もわぁ~っとですが「原発問題がいつまでも収束しなければ、たぶん首都は東京ではなくなるんだろうな…」そんな思いが湧き上がってきました。

 

そして読んだその日の朝日新聞に、こんな記事が載っていました。

長文ですが、興味、関心のあるかたは読んでみてください。

 

 

☆インタビュー☆ 歴史のいま ☆オピニオン☆

【3・11に砕かれた近代の成長信仰 もやっとした不安】 

               歴史家、大阪大名誉教授 川北 稔さん

 

 

 近代国家でこれだけの規模の災害と事故に襲われた例はありません。

世界史的に見ても、非常に特殊な事態が起きています。

 

 アメリカのサンフランシスコ大地震や阪神・淡路大震災、あるいは最近のニュージーランドの震災にしても、地域は比較的限られていました。

 

しかし今回は、日本全体の何分の1という規模です。被災地以外の生活や経済にも大きな影響を与えています。今後、人々のものの考え方を変え、歴史の方向性を変えるかもしれません。

 

 近代とは、経済成長を前提とした時代です。社会の土台に「成長はいいこと」「ゼロ成長なんてとんでもない」という発想がある。

私は「成長パラノイア」と呼んでいます。どうやったら経済成長できるか。人々はこれを追い求め、国家が後押しし、学者が研究してきました。

 

 この成長を裏打ちしたのが、地理的な拡大と科学技術の発展でした。

 15世紀以降、西ヨーロッパの国々は食料や資源、労総力を求めて世界のすみずみに出かけていきました。しかし地球には限りがあります。やがて成長は壁にぶつかりそうになりました。

 

 それを突破してきたのが科学技術の発展でした。

農業の生産性を向上させたのも科学技術。

エネルギー問題を「解決」してきたのも科学技術です。

石炭から石油、そして原子力へ。科学技術は経済成長を裏打ちする「魔法の杖」でした。自然の脅威から我々の生命や財産を守ってくれるのも科学技術でした。

 

 ところが今回、それがいっぺんに揺らいでしまいました。

日本は世界的に見て、もっとも科学技術が進んだ国です。その日本でさえ、巨大な津波に負けてしまったのです。そして科学技術が生んだ原子力発電所が厄災を生み出し続けています。

 

 人間がつくりだしたものによって、人間が大きな厄災を受けてしまう。その意味では、今度の原発事故は戦争に似ているかもしれません。

 

 これまでは、大規模な災害は科学技術で乗り越えればよかった。

今は、科学技術でも抑え込めない自然災害があること、そして科学技術が巨大な災害を生んでしまうことが、あらわになってしまいました。

 

 もしかすると科学者は「今回は失敗したが、基本的には原発は安全」と考えているのかもしれません。

でも、一般の人の印象は違います。原発を新たに造ることは、当分無理で

しょう。

そうすると、「経済は常に成長するべきだ」という考え方を後退させないと折り合いがつきません。科学技術によって支えられてきた近代社会、そして成長信仰そのものに、大きな影響を与えるのではと思います。

 

 科学技術が十分に信頼できるものではないということになると、社会的に、もやーっとした、正体のわからない、妙な不安感が出てくるかもしれません。

 

 自然災害が政治・経済・社会を安定化させることは歴史を振り返れば何度もありました。

たとえば、17世紀のヨーロッパで起きた気温の大きな低下です。ふだんは凍らないエムズ川まで凍るほどで、凶作に陥りました。

 

社会が非常に不安定になり、政治的にはイギリスで革命が起こり、フランスでも大きな反乱がおきました。迷信やデマが広まり、いったん消えた魔女狩りが復活したほどです。 

 

  ー・-・-ー・-・-・ー・-・-ー・-・ー・-・-ー・-・-

 


☆インタビュー☆ 歴史のいま ☆オピニオン☆朝日新聞より転載2

2011-04-09 09:59:59 | 心・身体・癒し

近代世界をひとつのシステムとして見る考え方があります。アメリカの社会学者ウォーラーステインが「世界システム」と名付けました。

これによると、世界システムは16世紀のヨーロッパを中心に生まれました。その後、大西洋をわたってアメリカに重心が移っていくのですが、全盛期のヨーロッパ諸国の中でも消長や興亡がありました。

先頭を切ったのはポルトガルとスペインでしたが、やがてオランダやイギリスに抜かれてしまいました。

 

 いま「21世紀は東アジアの世紀」と言われ、世界システムの重心がア

メリカから東アジアに移ろうとしています。もともと東アジアで先頭を切ったのは日本でした。しかし今後もずっと続くとは限りません。

日本は東洋のポルトガルになるのか。

私は以前から気になっていました。

 

 東日本大震災にからんでメディアで語られるのが、18世紀半ばにポルトガルの首都リスボンを襲った大地震と津波です。人口の約3分の1が亡くなったといいます。これがポルトガル没落の直接の契機だとみるのは正しくありません。

重要なのは、震災前から地位が低下していたところを襲われたことです。大災害は、すでに起きていた流れ、特に後退ぎみの傾向を早めてしまうことを、ポルトガルが教えてくれます。

 

 日本の場合も「中国に追い越されてしまった」「東アジアの盟主の地位が危ない」と思っていたところに。大災害が来た。

今後、ポルトガルと同じような経緯をたどるのかどうか。まだわかりませんが、心理的なダメージを受け、国力やステータスがずるずると落ちていってしまわないとも限りません。

 

ー・-・-ー・-・-・ー・-・-ー・-・ー・-・-ー・-・-

 

 電力の問題も今後の国のありようを変えるでしょう。

首都がしょっちゅう停電する大国、などというものはありません。電力不足が長く続くとしたら、いまの東京の姿ではやっていけません。

 

 では、どうするか。これからも「田舎で電気をつくり、都会で電気を使

う」構造でいくのでしょうか。

 

 周波数変電所を増設し、西日本からの送電をもっとできるようにすべきとの議論があります。

しかしさらに「地方」から引き出してまで東京の電力消費を維持・拡大することでいいのでしょうか。

 

 現代の企業は電力がなければやっていけません。

このまま首都の電力の回復が遅れたら、他の地域への移転が進むでしょう。こうした動きを逆手にとって、むしろ企業や役所や大学の一部を「地方」に分散して東京の電力需要を減らすことが大事です。バランス回復の早道であり、そうすれば全体としての日本の姿もいくらかよくなる、と私は思います。

 

18世紀当時、近代世界システムの真ん中にあったロンドンは、政治・経済・文化すべてが一極に集中していました。一方、当時の世界システムの外にあった日本では、政治=江戸、経済=大阪、文化(権威)=京都と中心が三つの都に分かれていて、安定した、いいかたちだったと私は見ています。

開国後、世界システムに巻き込まれるなかで日本も一極集中が進んでいったわけですが。

 

予期せぬ事態が人々を移動させ、国や都市の姿、経済の形を変えたことは世界史のなかでも例があります。

 想起するのが、17世紀のロンドンです。大陸から入ったペストが大流行し、人口が大きく減ってしまいました。当時、ペストは黒死病と呼ばれ、治療法のない伝染病でした。

ロンドンでは、毎週、協会の教区ごとに死亡した人の数を集計していて、それが増えると金持ちたちは地方へ逃げ出しました。

 

逃げた先の一つがリバプールでした。当時のリバプールは今と違って田舎の港町でしたが、ロンドンから商人がいっぱい逃げてきて、それで発展していきました。

 

ー・-・-ー・-・-・ー・-・-ー・-・ー・-・-ー・-・-

 


☆インタビュー☆ 歴史のいま ☆オピニオン☆朝日新聞より転載3

2011-04-09 09:58:42 | 心・身体・癒し

被災地ではあまりにたくさんの犠牲者が出て、いまも見つからない人たちが大勢います。この段階で復興を語ることは躊躇もあります。

ただ近代国家で、大規模な被災があった後に復興しなかったところはありません。長い目で見れば必ず復興しています。阪神・淡路大震災も、関東大震災も。どうか、そこは希望を持ってほしい。

 たしかに日本は、かつてのポルトガルのようになるのかもしれません。あるいはスペイン、オランダのように。世界のトップ、アジアのトップではなくなるかもしれません。

 

ただし、それが不幸かというと、話は別です。いくら落ちるといっても江戸時代のレベルまで戻ることはありません。低開発国になるわけでもありません。現在のポルトガルを見てください。むしろ、ある意味で安定し、人々は幸せな人生を送っているのではないでしょうか。

 

 もっとも、それを「安定」と受け止めるためには、我々の価値観、メン

タルな部分が変わる必要があります。

以前と同じ「ずっとトップを走らないと不安」ということでは、「被災後」をうまくやっていくことはできないでしょう。

 

 


未来に生まれ来る子どもたちへ 3

2011-04-08 12:11:29 | 心・身体・癒し

さて、昨日の続きです。 

先日、ここに大震災後に見た夢のワークについて書きました。

たくさんの方々に読んでいただきました。

そして、そのあと夢のワークで気づいたことについて

 

「未来に生まれ来る子どもたちへ」と題したものを書きました。

数日前、朝日新聞にある記事が掲載されました。

 

「耕論 3・11再起  オピニオン」という題名の連載記事です。

提言しているひとたちは、作家、経営者などでした。

そのなかのひとりの経営者の言葉が、とても胸に響きました。

 (以下、一部抜粋)

 

・これからの日本再興で一番大切なことは、すべての政策やプランを「子どもたちにプラスかマイナスか」で判断することです。

 

・「国は何をしてくれるか」ではなく、「あなたは国の未来のために何ができるか」を問うこと・・・

 

・子どもたちのためにどれだけ犠牲になれるか、当然と思っている既得権益をどれだけ捨てられるか、が問われる・・・

 

・すべての政策や復興計画は、子どもたちの未来を軸に考えていく。

 

                   (冨山 和彦  経営共創基盤CEO)

 

彼は、原発問題について限定して語っているわけではありません。

そこがとても大事なことであり、そうしたあらゆる問題の中に原発の問題も含まれています。

そして今、自分がどんな生活をしたいのかではなく、未来に生まれ来るこの国を担うであろう子供たちに、どんな国を引き継ぐのかが問われているのだと思います。

*大震災後に見た夢のワーク【BFA瞑想ノート】 は>>こちら

*未来に生まれ来る子どもたちへは >>こちら




 

 

 


未来に生まれ来る子どもたちへ 2

2011-04-07 16:10:26 | 心・身体・癒し

地震・津波の直後に起こった、福島原発の事故は今も緊張状態が続いています。 

一進一退というよりも、事態はかえって深刻になっているというのが現実のようです。

 

建屋の火災を食い止めるために、大量の水を注入した結果、放射能に汚染された万トン単位の水が生まれ、その保管場所がないということで、海に放出というとんでもないことをせざるを得なくなりました。

その結果、海が放射能に汚染され、魚も必然的に放射能が検出され、福島県の方々だけでなく、近県の漁業関係者の方々にまで大きな影響が出始めています。

 

ニュースでは、漁はしたけれど、千葉県の銚子漁港で獲った魚の水揚げを拒否したということが伝えられていました。

また今朝のニュースによると、インドでは日本の食品の輸入を禁止したそうです。すでにアジアの国々にもその動きは始まっているのだとか。

 

片や、福島原発とは距離的にも遠く、直接的には影響がないように思われる、京都の大きな製茶会社も、外国むけの商品が輸出できなくなったという話も聞きました。どんなに京都が福島から離れていて、大丈夫と説明しても、納得してもらえないのだそうです。

 

原発事故が起こった当初は、福島県とその近隣の町村だけが被害を蒙る、そんなイメージが私たちのなかにあったように思います。

しかし、こうして長引くにつれて決して、他人事ではないのだということが、段々と明らかになってきています。

それをどう私たちは受け止め、これからのことを考えていくことが必要なのか。

より一層、問われてきているように感じます。

続く・・・




身体に心の声を聴く体験会のお知らせ

2011-04-07 14:02:32 | 心・身体・癒し

今、ここの

あるがままの

じぶんを感じてみませんか?

ひとは考えるだけでは

生きられません。

感じることで考えに価値が生まれ

行動に繋げていけます。

 

身体に心の声を聴く(BFA)体験会では 「感じる」「体験」することを2時間半(150分)で学んでいきます。

身体に心の声を聴く体験会
4月27日(水)12:30~15;00

身体に心の声を聴く(BFA)体験会内容
*身体にアプローチすることで微細な感覚を獲得していきます。
*気になることにアプローチすることで、無意識を意識化します。
*怖さや不安が自分を縛っていた事に気づき、その壁を超えることで可能性を広げていきます。

 テーマ 「癒し」
自分で自分を癒すエクササイズを中心におこないます。 
どうぞお気軽にご質問、お問い合わせなどお寄せ下さい。

 

今後

・テーマ「夢のワーク」

・テーマ「パワーを享受するワーク」

・テーマ「生命」

などを予定しています。

 

ボディフォーカスト・アプローチについては  こちら

書くセラピー(書いて癒す)については こちら