昨年から始まりました、大高直樹先生の「あるがまま、今ここ指向」アプローチ講座20013年度の東京での開催日程、内容が決定しました。
ここにご案内いたします。
今期は、「グリーフとその周辺に起こる問題に対しての取り組み方」をテーマにおこなわれます。
すべてのひとが避けて通れない「生と死」について、日常から霊性レベルまでを取り上げていきます。
「あるがまま・今ここ」指向アプローチ
Mindfulness & Awareness Oriented Approach
実践カウンセリング講座のご案内 2013年(東京地区)
「今ここ」を指向する心理療法やセラピーは、POP、ゲシュタルトセラピー、フォーカシング、実存主義的アプローチなど数多くのものが存在します。この「あるがまま・今ここ」指向アプローチも、これらと同じように、今このときこの瞬間、私たち自身に起きていることに焦点をあて、そこから得られる気づきや成長を志向するアプローチです。
「あるがまま・今ここ」指向アプローチという名称を用いている理由は、これらの方法論と本質的には共通しているものの、一線を画するところがあるからです。このアプローチの特徴は、私たちは「あるがまま」の姿であるときに、文字どおり本来の自分であるとき、本来の能力を発揮できる存在であるということを大きな前提にしています。何か問題があるとき、本来の自分自身であるなら十分な能力が発揮され、その問題の解決や適切な対処が実現するということです。逆の言い方をすれば、本来の自分でないときに問題が生じているということなのです。
私たちは、いったいいつから、何故、本来の自分を見失ってしまったのか。それは心に傷を負ったことによると考えられます。根源的なものとしては、あるがままの純粋なエネルギー体である胎児が、出産時に母胎から分離される怖れを覚え、それが心の奥底の傷となったことが可能性としてあげられます。心身の成長途上で、近しい関係の人との死別など幼少期の離別や喪失体験の周辺で、心に重大な傷を負うことも分かってきました。それらは触れることができない恐怖として、身体の奥深くに刻み込まれていきます。そうした傷を守るため幾重にも壁を作り上げながら、心を狭め閉ざしてしまうのです。
私たちが本来の自分をとり戻すためには、本当の自分自身になるためには、このような根源的な傷にアプローチしていくことが必要です。そこに到達するためには、幾重にも重なる壁の中にある傷を癒しながら進むことが必要になるかもしれません。その過程は、日常の中に生じる問題から、心の深みにある魂レベルの課題の取り組みへと展開していくかもしれません。そのとき私たちがどのような進み方をすれば良いのか。それを示すものが、「あるがまま・今ここ」指向アプローチで提唱しているメソッドです。基本となるのは自分自身と向き合うための瞑想的な方法です。それは、ごくごくシンプルなものです。自分自身に起きていること全てをそのまま受け容れる。今の自分自身をありのまま認めて、さらに、意識的には何もせず身体に起こることに委ねるというやり方です。
今期の実践カウンセリング講座では、このメソッドをどのように自分自身に活かしていくことができるか、瞑想的トレーニングやオープンセッションをとおして、傷を癒し成長へとつながる道を体験していきます。また、カウンセリングやセラピーの現場でどのように応用できるのかを実践を観ることで体得してもらうよう進めていこうと考えています。
皆様のご参加をお待ちしています。
心のコンサルタント 大高直樹
※ 詳細は次頁を参照してください。
A.「あるがまま・今ここ」指向アプローチ 1DAY・ワークショップ(導入編)
場 所:東京都武蔵野市 (申込みいただいた方に詳細をご案内します)
日 時:2013年5月26日(日)
午前10:00~16:00まで (昼休み75分含む)
内 容:「あるがまま・今ここ」指向アプローチの概要
・あるがままとは?
・今こことは?
・瞑想的トレーニング:マインドフルネス&アウェアネスの実践
・オープンセッション
・講座開催計画の説明会を兼ねた一日ワークショップ
費 用: 8,000円
定 員: 10名
B.グリーフカウンセリング プログラム 基礎Ⅰ(全6回)
場 所:東京都武蔵野市 又は 新宿区内(申込みいただいた方に詳細をご案内します)
日 程:2013年6月~11月まで 毎月1回 日曜日に開催
午前10:00~16:15まで (昼休み75分含む)
内 容:
第1回 6月23日 概論 死別という体験(心理身体的反応など)
第2回 7月21日 死別と人間関係(日常生活への影響とサポート)
第3回 8月18日 自己の傷つき(グリーフの抑圧メカニズム)
第4回 9月22日 心的外傷と死別体験(トラウマとグリーフ)
第5回 10月27日 死別体験とスピリチュアルティー(霊性・魂の課題)
第6回 11月17日 グリーフワークの薦め 「あるがまま」の自己
10:00~12:00 マインドフルネス&アウェアネス瞑想の実践
12:00~13:15 昼休み
13:15~16:15 各回毎のテーマ・レクチャー
参加者のテーマを取り上げて、オープンセッション
解説・Q&A
費 用: 54,000円(一括6回分) 24,000円(午前のみ・一括6回分)
定 員: 12名 (最少催行 6名)
※お気軽に問合せください。申込み手続きなどの詳細は、お問合せいただいた方にご連絡いたします。
問合せ・申込先: ココロホット・コンサルティング 大高直樹
Email: info@cocoro-hotto.com TEL: 052-950-7066
携帯IP電話: 050-3639-5309