ホリスティックヒーリング宙『心の扉を叩いてみたらきっと何かが見えるはず聴こえるはず』

ホリスティックヒーリング宙(sora)のヒーラー&臨床心理カウンセラー株本のぶこが心・心と身体について綴っています

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ご訪問いただき有難うございます。                                    ☆身体に心の声を聴く☆心理カウンセラー、ヒーラー株本のぶこのブログです。                 ヒーリング宙(sora)は、五体満足だけが健康なのではないとの観点から、生老病死(しょうろうびょうし)を人間の本質と捉え、病・障害・老い・死を単に否定的に捉えず、その深い意味に気づき、生と死のプロセスの中で、より深い充足感の自己実現を目指すヒーリング&カウンセリングをコンセプトとしています。

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【ヒーリング】 ■臼井式レイキヒーリング ■カルナレイキヒーリング 【カウンセリング】 ■慢性疾患をお持ちの方とそのご家族(長期闘病の精神的疲弊・疲労感)※闘病は本人のみならず親ござん・ご兄弟にも疲弊・疲労感を生じさせるものです。 ■うつ症状をお持ちの方のそのご家族(うつの連鎖を防ぐために)※夫or妻がうつに罹患し闘病が長期になると、パートナーまでもがうつに罹患するケースは意外に見逃されがちです。支える方もご自身の心の健康に留意しましょう。 ■病気ではない、と言われたがどうにも体の調子が悪いと感じる方 ■気分が晴れない、軽い鬱かな・・と思い悩んでいる方 ■対人関係 不安 ■人と接することに難しさを感じている方 ■家族との関係をよりよいものにしたい方 ■老親と成人した子の狭間で、やりきれなさ・閉塞感を感じている方(介護の疲れ・子どもとの心の行き違い) ■こんな自分になっていきたい方 (自己実現、自己成長) ■メンタルケア 心の健康を維持・整えたい。思いを整理したい方 ■グリーフケア、サポート (悲嘆・強い悲しみ) 【セラピー】 Writingセラピー

書いて心を癒す♡青山克子先生との対談Vol.6

2012-05-23 10:01:16 | 心・身体・癒し

お待たせしました! 2月からスタートしました、

 

心理カウンセラーであり

(財)国際花と緑のセラピー協議会理事長 青山克子先生

                &

書くセラピスト 株本のぶこの対談

 

書いて心を癒しましょう 今日は第6話です。

 

<<初めての方 もういちど   Vol.1はこちら  をどうぞ

  Vol.2は こちら  をどうぞ  Vol.3はこちら  をどうぞ   

  Vol.4はこちら  をどうぞ   Vol.5は こちら  をどう

 

第5話は書くセラピーが実現する直接のきっかけとなった、

 

2011年1月に開催された遺言セミナーで「心に残る文章を書く」を

 

テーマに、講師を務めたときのことを中心にお話ししました。

 

今回は、対談のメインテーマ「書くセラピー」のまさに「書く」ことに

 

焦点を当て、拙書「たおやかに生きる」の出版までの経緯と、

 

学んだ事などを中心にお話を進めていきます。

 

それでは、スタート!!



第6話   【本の出版】



青山 株本  よろしくお願いします。(以下青山=青、株本=株と表記)


書いて心を癒すセラピー☆Writing therapy                 Writingセラピスト 株本のぶこのブログ 



青 のぶこさんは、著書「たおやかに生きる」をご出版されていますが、

 書くということと直結してることにお思えますので、この辺りのことを聞

 かせてくださいますか?

 

株 以前から漠然とですが「いつか本を書きたい」と言う思いがありました。

 ただ、自費出版となると、費用が結構かかるので、躊躇していたんです。

 

青 そうだったのですか?

 

株 はい。それが、たまたま心理カウンセラーの認定先である、日本カウ

 ンセリング協会のセミナー紹介のブログに「本を書く」という講座を見つ

 け「これだ!」と思い、すぐに申し込みました。

 

青 あー!すぐに申し込んだのですね!その時、どんなことを思いました?

 

株 これは夢を実現するチャンスかもしれないなと思いました。実際、講座

 案内によると、費用がそんなにかからず本を出すことができると書いてあ

 って、しかも、その仕組みがきちんと書かれていたんです。だったら受講

 してみようと…もしかしたら本当に出版できるかもしれないな…と、そんな

 ことを思いました。


青 また、夢の実現が近づいてきたんですね!実際に講座に行ってみて

 どうでした?


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株 講座となっていたので、きっとたくさんのひとが来るのだろうと思ってい

 たところ、集まったのは数人。しかも小さなビルの一室で…正直、ちょっ

 と不安になりました。

 

青 ふーん…

 

株 でも、よくよく話を聞いてみると、講座の講師は編集者兼ライターさん

 で、ある専門学校の、作文の講師もしている方ということで、これは大丈

 夫だろうと通い始めました。

 

青 それはよかったですね。ところで普通の出版の形態とはちょっと感じ

 が違うようですが…

 

株 具体的にはインターネットで注文を受けて販売する仕組みを利用した

 ものです。それを請け負っている出版社に原稿を送って製本してもらい

 ます。

 


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青 そういう方法があるんですね。

 

株 はい。ただ、インターネット販売のみなので、書店に並ばないのがちょ

  っと不便なところです。

 


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 たおやかに生きる』 
      ↑
   
著:株本のぶこ 
オンブック出版 

【ブログに書いていた】

 

青 確かにね…で、実際にやってみてどうでした?どんなことが大変でし

 たか?

 

株 原稿はブログにすでにアップしたものを加筆修正したり、新たに書

 いたりしながら進めていったのですが、編集者の方が結構厳しくて…

 読者層はどこをターゲットにしているかから始まって…

 

青 へぇ=…本を出すことは簡単ではない…一大事業ですよね。

 ある意味「覚悟」のようなものを持って出かけたのぶこさんであっても、

 厳しさを感じたんですね。

 


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株 「この文章では意味が伝わらない!」とか、「読者をひきつけるには

 これではダメ!」とか、「原稿が重複している!削りなさい!」とか、色々

 アドバイスされました。

 

青 それは結構…誇張なご意見ですね…(笑)キツかったですねー!大

 変でしたねー!

 

株 ええ、覚悟はしていきましたが、それでも「こんなに大変なのかーー

 !」って思いました。途中で何度も「大丈夫かなーー」とも思いました。

 

青 そうですか。

 


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【たおやかに生きる】

 

株 一番頭を悩ませたのは、「あなたはこの文章で、いったい何を伝え

 たいのですか」と常に問い掛けられたことです。

 

青 なるほど。そこが一番重要ですものね。でも、セラピーとは形がない

 ものなので、本当に向き合ってないと、そこが出てこないですよね。

 だから苦しかったんですね…。

 

株 はい。何度も書き直しをしたのですが、時々めげそうになると、その

 度に編集者の方から言われたのが、「自費出版だったら、このままで

 いいんですよ。そうしますか?」との言葉でした。



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青 自費出版…ですか?

 

株 「そうすれば、何度も書き直したり、苦しまなくてもすぐに出版できま

 すよ」と言われて…この言葉は結構キツかったですね。

 

青 キツかったというと?

 

株 「自費で自分が楽に書ける」ということは、単なる自己満足になってし

まう。それでは、読んだ人の心の中に癒しが生まれるような書籍にはなら

ない。そんな本は出しても意味がないと思ったからです。

 

青 なるほどぉ!そう思っていたら、確かに「自費出版では?」という投げ

 かけにキツさを感じてしまいますよね。

 

株 自費出版すれば、それjほど厳しくダメ出しされず出版できるわけです

 から、ある意味、ハードルは低くなるわけです。

 でも私はそれをしたくなかった!

 

青 なるほど。

 

【スランプと自己開示】

 

株 予定では、半年くらいで脱稿するはずだったのですが、途中1か月く

 らい書けなくなっt時期があり、どうにかこうにか1年かけて完成させまし

 た。今になって振り返れば、自費出版にしなくて良かったなと思います。

 

青 1か月書けなくなるとは、かなりなすランプに陥ってしまったように思う

 のですが…

 


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株 はい。赤裸々な自己開示がかなりあったので、その躊躇と苦しかった

 昔を思い出して、よく泣きました。それで途中で書けなくなってしまうこと

 が何度もありました。

 

青 そんな想いをしてでも、1年かけて書き上げてみて、どんなことが得ら

 れたと感じていますか?

 

株 1番は、本を書くのは才能ではなく、ただただ根気だなということを身を

 もって実感できたことです。逆に言えば、根気さえあれば本は書ける、そ

 んな風に思いました。

 

青 根気ですか。

 


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株 それと読んでいただいた方々皆さんに、分かりやすい、読みやすいと

 言ってもらえたことが、何より嬉しかったです。

 

青 確かに何かを成し遂げるには、根気が必要ですね。また、自分と向き

 あう勇気も必要ですね。

 

株 あとは、やはり途中で諦めない、投げ出さないことが、夢の実現の可

 能性を開くということでしょうか。

 

青 そうですね。

 

株 出版からもう何年も経ちますけど、時々、見ず知らずの方から「本、

 読みました」と言ってもらえると在り難いなって…書いた意味はあった

 のかなと思います。

 

【自分自身への開放(解放)】

 

青 本を書いたことで、たくさんのことを得られたわけですが、このときの

 体験で、書くセラピーに繫がる何か…見出したというか、気づいたこと

 はありました?

 

株 そうですね…書いていく、しかもそれを開示していくなかで、書くとい

う行為は、実は開放(解放)されるんだなということにも気がつきました。

 


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青 開放(解放)です。

 

株 自分をさらけだすというか…怖いという感情も、確かにあるのですが、

 それを乗り越え、時には涙を流しながら書いたあとに、解放されていた

 ことに気づいたり、書いていく過程で、今までまったく気づかなかった自

 分に気づけたりということがありました。

 

青 それは大きな気づきでしたね。他になにかありますか?

 

株 書くというのは、話すのと違っていつでも好きな時に、自分のペース

 で書けるというのがよい点ですね。

 


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青 それは本当にそうです。誰にも気兼ねなく、自分ひとりでできること

 ですものね。

 

株 相手の反応によっては、こんなことを話していいのだろうかとか、ちゃ

 んと聞いてくれるのかな、受け容れてくれるかなと思ったりして、なかな

 か自分をさらけ出せないこともありますし…

 

青 ええ。

 

株 それが、相手がいないということで否定される心配がない。どんなこと

 を書いても相手を傷つけることがない、気兼ね無く、安心してできるとい

 うのが書くことの利点であり、自由に書けることが、心の開放につながる

 のではないでしょうか。

 

青 そこがひとりでできる、1番の利点かもしれないですね。

 

株 たとえば日記を書くという行為も、そこに繫がっているような気がしま

 す。

 

青 そもそも日記とは、そういうものでしょう。

 

【話すことはエネルギーが必要】

 

株 それに比べて、話すという行為は、結構なエネルギーがいるなと感じ

 ます。

 

青 たしかに。疲れていると声も出したくない気分になるときがありますよ

 ね。

 

株 そのうえ自分の内にある、あらゆる思いを他人に吐露するわけですか

 ら痛みも伴くでしょうし勇気もいります。

 

青 そうですね。

 

株 話す、それだけでもエネルギーを使うのに、それプラス相手のことを

 思いやったり、相手の反応が気になったり、話し終わった後も、ついつ

 いこんなことを話してよかったのかなとか、話さなきゃよかったみたいな

 気苦労や、後悔が生まれたり…

 

青 なるほど。

 

【自分で自分を癒す、究極の癒し】



株 書くというのは、そうした気がかり、気苦労がなくてすむ…そのぶん

 本当に心が解放される時間なのかなと思ったりします。

 

青 自分で自分を癒す…究極の癒しですね。

 


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株 そういったことからも、書くことは、元気な時よりちょっと疲れたな~、

 ひとと話したくないな、でも心のなかにあるものを吐き出してスッキリさせ

 たい、というときにも最適なツールではないでしょうか。

 

青 なるほど!対談も第6話が終わり、のぶこさんが書くということを通し

 て出版し、書くセラピーの根幹となるところのお話を聞かせていただき

 ましたが、いよいよ佳境に入りましょう。

第7話では、書くセラピーの具体的な事例についてお話しいただけますか?

 

株 もちろん!よろしくお願いします。




いかがだったでしょうか。

対談も回を重ねるごとに、私自身思いがけない開示をさせていただく

場面もあり、改めて今までの自分を振り返っています。

次回もどうぞ皆さま、お楽しみに!

書くセラピー スペシャル企画

 心理カウンセラー(先生)×書くセラピスト対談がスタート!
                  

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書いて心を癒す♡青山克子先生との対談Vol.5

2012-05-16 09:58:55 | 心・身体・癒し

お待たせしました!  先月からスタートしました、

 

心理カウンセラーであり

(財)国際花と緑のセラピー協議会理事長 青山克子先生

                &

書くセラピスト 株本のぶこの対談

 

書いて心を癒しましょう 今日は第5話です。

 

<<初めての方 もういちど Vol.1はこちら  をどうぞ

                   Vol.2は こちら  をどうぞ

Vol.3はこちら  をどうぞ

Vol.4はこちら  をどう

 

第4話は書くセラピーが生まれた瞬間を中心に、学院での気づき

 

うつ症状を書くことで治した体験などをお話ししました。

 

今回は、いよいよ対談のメインテーマ「書くセラピー」の原型が生まれる経緯、

 

成り立ちと活動 などについてお話ししていきます。

 

それでは、スタート!!

 


第5


青山 株本  よろしくお願いします。(以下青山=青、株本=株と表記)



【初めての一泊出張、セミナー講師の依頼】



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青 さて、ここまでで書くセラピーの原点となるお話しや、書くセラピー誕

生秘話等をお聞きしてきましたが、今回は、それが具体化するお話が聞

けそうかなーなんて思っているのですが…

 

株 はい。書くセラピーが具体的なコンテンツとなった大きなきっかけは、

淡島ホテルでの遺言セミナーを担当したことでした。

 

青 淡島ホテルとは、静岡県のですか?無人島にある高級ホテルで、

島の頂上に神社があり、かなりなパワースポットと聞いていますが。

どんな切っ掛けからですか?



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株 2010年に、母校である日本カウンセラー学院から、突然お電話が

あり、葬儀社 を経営している卒業生さんからの依頼で企画したセミナー

があるのですが、その講師をしませんか?というお話をいただきました。

 

青 そうだったんですねー



株 最初は、学院の先生が担当する予定だったのですが、どうしてもス

ケジュールが合わないということから、ほかに誰かという話になり私の

ところに回ってきたようです。

 

青 運命ですね!

 

株 そうかもしれません…(笑)どうやら日常的に書くということをしている

私、株本がいいのでは?と紹介してくれたようでした。



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青 そうですか。

 

株 依頼の電話を受けてから数日後、葬儀社の方とお仕事のパートナー

のファインシャルプランナーさんとお会いして、引き受けることになりまし

た。

 

青 とても素敵なお話だと思うのですが、講師業となるとカウンセラーと

はちょっと違う能力を要すると思うのですが…躊躇はありませんでした

か?

 

株 はい…それはもちろん。開催場所が静岡県沼津市淡島ホテルで、

一泊という内容だったので、一瞬、引き受けるかどうか…とても迷いま

した。出張も初めてだったので。

 

青 大きな挑戦がやってきたのですね。

 

株 学院の先生からも話をもらったときに、先生から「これは大きなチ

ャンスだよ」と言ってもらったこともあり、とても迷いました…が、なぜか、

この仕事は自分しかいないと思い、お引き受けすることにしました。

 

青 今までの話を聴かせていただいているからそう思うかもしれません

が、のぶこさんの中で、大きな挑戦かもしれないけど、内側にただなら

ぬ何かが突き動いて「やってみよう!」と思ったのでは?

 

株 そうですね。

 

青 まさに書くセラピーを産み落とす作業に繫がる出来事ですしね!

 

株 たぶん、私の中で「この仕事をしたことで、何かが変わるかもしれ

ないという、予感というか、感覚のようなものがあったのかもしれません。

 

【忘れ物で冷や汗掻きながらも堂々とセミナー講師!】

 

青 実際に担当してみていかがでしたか?

 

株 淡島ホテルは、淡島という無人の島にあるのですが、三島から船

に乗っていくんです。全室スイートルームのホテルで、宿泊客もおもに

皇室関係者や政界、富裕層の人が泊まるということで、圧倒される豪華

さに、最初は場違いなところにきたかなと…こんなすごいところで開催す

るセミナーの講師で来ている自分が、ちょっと信じられませんでした。



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青 はい。淡島ホテルといえば、数々のVIPをお迎えしているホテルとい

うことで有名ですよね。凄いと思います!

 

株 事前情報として、まったく何も知らなかったから引き受けられて、講

師を務められたのかもしれませんねー。



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青 なるほど。

 

株 ホテルについて、すぐにセミナーが始まったのですが、一番最初に

お話しする役が私だったんです。始まる前すごく緊張しました。

 

青 そうでしょうね。

 

株 ただ、準備期間が3か月間くらいあったので、資料の作成、リハー

サル的なことも自分なりにはできていたせいか、その点では、あがって

話ができないということもなく、比較的スムーズにできたかなと思ってい

ます。

 

青 それはよかったですね。

 

株 ひとつ、30分話す予定が、開催、二日前の最終打ち合わせに行った

ら1時間になっていたのには慌てました。

 

青 それは、大変でしたね。

 

株 ええ。削ろうと思っていた箇所を組み込んで、持ち時間ほぼ使い切

って終了したときは、ホッとしました。


青 そうですか。

 

株 ひとつ冷や汗をかいたのは、メガネを忘れたことです。



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青 えっ!?内容は準備万端でも、メガネを忘れてしまった!!それは

焦りますよね~

 

株 これには本当に「どうしよう!!」と頭が真っ白になりかけたのです

が、一緒にセミナーで講師をされた司法書士の先生がサポートしてくだ

さったんです。

 

青 司法書士の先生に?

 

株 はい。おかげで無事、何事もなく私の担当の時間を終えることがで

きたときは、ホッとしました。今だから話せる失敗談ですが…


【たくさんの収穫があった遺言セミナー】

 

青 そんな失敗談を体験しながらも、何か収穫があったのではないです

か?


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株 そうですね。たくさんありました。

 

青 たとえば?

 

株 今まで無意識に、自分には無理なんだと思い込んでいたけれど、遠

方に出張の仕事ができるんだとか、宿泊の仕事も大丈夫だと自信がつ

きました。

 

青 それは大きいですね。



株 ひと前で話をするのも、自分が思っていたほど苦手じゃないんだと気

づけましたし、遺言セミナーでお話をする題材を、自分はもしかしたら、ひ

とより持っているかもしれないと気づくこともできました。(延命、尊厳死・

散骨などの体験)

 

青 人は誰しも命の終わりに直面する訳ですし、そういった意味では遺言

というテーマは、誰にでも関連しているテーマですよね。深い内容でした

ね。

 

株 セミナーが終わって部屋に戻ってから、主催者の方に「向いているん

じゃない」と言ってもらったことが、とても嬉しかったです。




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青 無事に、堂々の大成功だったんですね!!書くセラピーにはどの辺

りが繋がったのですか?

 

株 それが一番、大きな収穫でしたー。



【心に残る文章、付言を書く】

 

青 どういう?

 

株 私がセミナーで担当した「心に残る文章を書く」というのは、具体的

には法的拘束力がある「遺言」とは違うもので、「付言」(ふげん)と言い、

法的拘束力がない文書、文章を指すんです。

 

青 付言とは?詳しく教えてください。

 

株 よく知られている遺言は、財産を誰に残すといったようなイメージが

あると思うんです。例えば配偶者はどのくらい、子供は何分の1とか。

 

青 ええ、知っています。

 

株 遺言の中身は、法律で決まっていることが主な内容ですが、付言と

言は、いわゆるメッセージのようなもので、配偶者や子ども、親しい人な

どに伝えたかったことを文書に残しておく。そんなイメージでしょうか…

 

青 なるほど。

 

株 実際には結構、付言によって相続問題など親族のいさかいが避けら

れた事例があるそうです。

 

青 相続の問題となると一筋縄ではいかない例もたくさんあるのではと思

いますが…

 

株 そうですね。でも、財産分与で一触即発思想だったのが、遺族の方

々が揃ったなかで「付言」が読み上げられたことで、皆さんが故人の想い

を大切に尊重しようと思い直し、いさかいが避けられたという話をほかの

講師さんから聞いたんです。

 

青 へぇ…

 

株 それで一層「思い」を書くことの大切さといったものを実感することが

できました。

 

青 そうなんですね。

 

株 そのとき「ああ書くって、やっぱりすごい力を持っているんだなって」思

いました。

 

青 法を持ってロジカルに整理しきれない想いを、付言というエモーショナ

ルなことを表現できる遺族へのお手紙が、親族の方々の感情を静める

役割を担うということでしょうか。

 

株 そうですね。講演の内容としては、付言を書く意味とか、効用。想い

を伝えることの大切さや、書くことによって自分は今、何を思っているか

に気づけるとか…



青 何を思っているか…

 

株 それと相手に伝えたいことがあったんだ、これを伝えたかったんだ

と自分の内面に気づけること。ほかに、書くときの心構えや、コツのよう

なものをお話ししました。




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【遺言セミナーに書くセラピーのポイントが!!】

 

青 反応はどうでしたか?

 

株 参加者の方々も皆さん熱心に耳を傾けてくださって、中には積極的に

質問してくださる方もいらして…それで「ああ、これは書くセラピーになる」

と確信しました。

 

青 なるほどー。まさに書くセラピーの内容の重要ポイントがここにあった

ように思いますが…この淡島ホテルでのセミナーが書くセラピーを産み出

す大きな切っ掛けになったんですね。素晴らしい挑戦、そして勝利ですね。

 

株 有難うございます。これもみんな、お話をくださった学院の先生、遺言

セミナーを主催された関係者の方々、参加された皆さんのお蔭だと思って

います。

 

青 ところで、のぶこさんは、著書「たおやかに生きる」をご出版されていま

すが、書くということと直結していることと思えますので、次にこの辺のこと

を聞かせてくださいますか?

 

株 はい、分かりました!

 


<<第4話はコチラ  

 


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淡島ホテル遺言セミナー



遺言セミナー その1

遺言セミナー その2



ひととの繋がり

2012-05-14 13:41:27 | 心・身体・癒し

長かった連休も終って一週間が経ちますが、皆さんはどのように、この連休を過ごされましたか?

私は、父が定年退職をしてから、毎日が日曜日状態となり、人出が多いときは、逆に家にいてのんびりする習慣がすっかり身についた感じ。

今年もやはり、どこへも行かず、ずっと家にいてたまっていた、家の仕事や、テープ起こしの仕事を淡々とこなしていました。

そんななか、ちょっとした出来事があり、果たして今の自分はどのような状態なのかを振りかえってみたところ、明らかに以前の自分とは違っていることに気がつきました。


出来事や物ごと、刺激に対しての感じ方はもちろんのこと判断や、対応の仕方、心の在り様など、じつに色々なところで

変わってきている自分を実感。

それはどこからくるものかをちょっと考えてみたのですが、やはり一番大きかったのは、名古屋での半年間にわたるセミナーに参加したことです。

今まで体験できなかったことを毎回体験でき、新しい刺激を受けたこと、それによって、今までとは違う感性や感覚を得られたことはとても大きな収穫でした。


そしてそのセミナーで出会った仲間のひとたちの個性、ひととなりと言ったものが、私を今まで以上に自由にしてくれたと思います。

そして気がつけば、時期をほぼ同じくして、この3月にはコーマワークセミナーに参加。

そこで出会った素晴らしいひとたちとの出会いも、私を豊かにしてくれたことは間違いありません。

これほどまで、「愛」に溢れた時空に身を置いたことは、未だかつてありませんでした。


さらにその流れなのでしょうか、4月には書くセラピーをきっかけに、素敵な出会いがあり、その方を介在して、まもなく新しいお仕事、出会いが始まろうとしています。


同じ頃、今まではとても親密☆とまではいえない関係だった方と、直接お会いし、お話しする機会に恵まれ、一気に距離が縮まりとてもいい関係ができ始めています。

こうした、多方面の方々との出会い、繋がりをいただいて最近強く思うことがあります。


それは、お互いを大切に思い、尊重し、認め合おうという姿勢がみなさんのなかにあることです。

そこには優劣やジャッジメントはありません。

強すぎるこだわりもない。

あるのは温かなひととひととのつながりです。

何となく漠然とですが、感じるのは交友関係に変化がでていること。

もしかしたら、関係性が変わってくる兆候なのかもしれません。

名古屋のセミナーに通って、理屈ではなく体感として理解できた「今、ここ」の感覚を大切に、

私は私の道を、すべきことをやっていくだけ、今、心の底からそう思っています。

変化することに恐れはありません。

逆にワクワクしている自分を感じています。

 


感動しました

2012-05-10 13:35:18 | 心・身体・癒し

とても嬉しい、感動するお話を聞きました。

3月に参加したコーマワークセミナーの

主催者で指導してくださったふたこわたるさんからのお話しです。


このところ千葉県のある病院で友人のドクターと一緒に、

コーマワーク(昏睡状態の支援)のプロジェクトを進めています。

コーマワークセミナー受講生と地球に幸せを広めるカウンセラー養成講座受講生で

ボランティアチームを組んで難病の方などのコーマワークを行っていて、病院の中でも注目され始めています。

なんかすごいことが始まりつつある。ほんと感謝です。



段々とコーマワークが認知されていくといいと心から思います。





書いて心を癒す♡青山克子先生との対談Vol.4

2012-05-09 19:42:09 | 心・身体・癒し

書いて心を癒すWritingセラピスト株本のぶこです

お待たせしました!  先月からスタートしました、

心理カウンセラーであり

(財)国際花と緑のセラピー協議会理事長 青山克子先生

                &

      書くセラピスト 株本のぶこの対談

 

書いて心を癒しましょう 今日は第4話です。

 

<<初めての方 もういちど Vol.1はこちら をどうぞ

                   Vol.2は こちら をどうぞ

                   Vol.3はこちら  をどうぞ

 

第3話は、戯曲から心理へ…紆余曲折ののち、日本カウンセラー学院に入学したこと。「息をしていることと生きていることは違う」という父の言葉についてお話ししました。

今回は、いよいよ対談のメインテーマ「書くセラピー」の原型が生まれる経緯、成り立ちと活動 などについてお話ししていきます。

それでは、スタート!!


第4話


青山 株本  よろしくお願いします。(以下青山=青、株本=株と表記)

書いて心を癒すセラピー☆Writing therapy                 Writingセラピスト 株本のぶこのブログ 

【書くセラピーが生まれた瞬間】


青 さて、この対談も第4回目まできましたが、反応はいかがですか?


株 はい、お蔭さまでたくさんの方に読んでいただき、楽しみにしている

 という声とともに、書くセラピーの体験会にもお申し込みをいただい

 ています。


青 そうですか。



書いて心を癒すセラピー☆Writing therapy                 Writingセラピスト 株本のぶこのブログ -110328_1308~01.jpg


株 あと、体験した方々が、このまま続けたいと仰って、定期的に通って

 下さるようになっています。


青 書くセラピーを理解して更に体験をしていただき、どんどん楽になっ

 ていく人が増えるといいですね。


株 はい。


青 ところで、のぶこさん、今回は20歳まで生きられないと言われるな

 かで掴んできた、様々な気づきが、どのように書くセラピーに繫がって

 いったのかお聞かせただきたいのですが…


【30歳目前での煩悶の日々】


株 そうですね…今までにたくさんのことがあったのですが、20歳まで

 生きられないと言われて…ちょうど29歳から30歳を目前にした時に、

 大きな煩悶がありました。


青 煩悶…心の落ち込みということですか?


株 はい、そうですね。


青 話せる範囲でいいので、お聞かせくださいますか?



書いて心を癒すセラピー☆Writing therapy                 Writingセラピスト 株本のぶこのブログ 


株 20歳まで生きられないと言われたのに、29歳の誕生日に、あること

を思いました


青 それは?


株 「30歳目前まできた。でも、この10年間、私はいったい何をしてきた

 んだろう??」と…


青 そうですかー。普通と言っては何ですが…すみません。。。ここまで

 (29歳まで)生きてくることができて、やっとここまでこられた!ここまで

くれば大丈夫、のような安心感というか、そんな感覚があってもいいので

はと個人的には思うのですが…


株 そうですね…


青 のぶこさんの場合は、そうではなかったんですね。それは、何故だと

 ご自分では思うのか?聞いてもいいですか?


株 安心感は一切なかったですね。いつでもこれで終わり、という感覚が

ずっとあったんです。


青 ふーん…


株 もし、今、(人生が)終わったとしたら…貴重なこの10年間、大切に生

きただろうか?と思ったんです。それで思い悩み…鬱状態にまでになって

しまったんです。


青 長い間続いていた、追いつめられるような感じ、焦るような感じをいっ

ぱいに抑えていたからか、心が一気に疲れ切ってしまったのでしょうか。


株 そうですね…自分がどこにいるのか?分からないような、強い虚無

 感がありました。私…何も持っていない!何もない!と感じてしまった

 んです。


青 そうですか…



株 気がついたら、書いて、書いて、書いて…をしていました。


青 ふーん…


株 何も無くなった先に生まれてきたものが、私にとって「書く」ということ

 だったんです。


【書くことで、鬱状態を克服!書くことの効能】



書いて心を癒すセラピー☆Writing therapy                 Writingセラピスト 株本のぶこのブログ 



青 「書(しょ)」という、ある意味、静的なものではなく、「書く(書く)」という

 動的な行為だったんですね。


株 そうですね…あ!、そうだったんだって、今、気がつきました!


青 あら!


株 湧き上がる想いを書かずにはいられなかったんです。何か、身体

 全身に起きることを、紙とペンの一点に注力して書くことにのめり込む

 ように書いていました。書きなぐるように…


青 とても、書くセラピーの核となるお話のように思えるのですが、のぶこ

 さんの場合、「話す」ではなく、書くという行為を無意識に選ばれたのは

 何故ですか?


株 あーそうですね。。。日記を書いていたり、書道に触れてきて、書くと

 いう行為が身近にありました。だから、無意識に自分に根付いた行為

 をやっていたのだと思います。


青 なるほど。


株 そんな無意識の行為を繰り返していくうちに、気がついたら、約半年

 後に鬱状態から抜けていたんです。


青 のぶこさんが長年抱えて抑えていたものが、書くという行為によって

 吐き出されていうことでしょうか?


書いて心を癒すセラピー☆Writing therapy                 Writingセラピスト 株本のぶこのブログ 


株 そう思います。兎に角、書いて、書いて、書いて、書いて、書いて…

 書きまくりましたから。


青 そんなに…


株 ええ、あの頃(29歳の時)を思うと、もし、あの時、あんな風に書くと

 いう行為をしていなかれば、たぶん病院に行っていたと思いますね。


青 はーそうですか…。


株 はい。



書いて心を癒すセラピー☆Writing therapy                 Writingセラピスト 株本のぶこのブログ 


青 人は誰でも自分を良くしていく、成長させる行為がある…。のぶこさ

 んの場合は書くということであり、私の場合は花であり…また、ある方

 によっては、絵であり、食であり、服であり…


株 はい。


青 薬以外のもので、自分を保つ方法があって、それに出逢ったときに

 人生の厚み、深みが増すものかもしれませんね。


株 そう思います。私の場合は書くことでした…30歳を目前にして、それ

に気づけたことは、とても大きなことでした。


青 そうですね。


【学院での気づき】


株 その時ことを、後々日本カウンセラー学院の学びの中で、貴重な体

 験だったと気がついて、そこから目の前に浮き彫りになってきたんです。


青 そういうことなんですね。


株 それでいつか、これをセラピーとして提供したいという夢を持ったんで

  す。


青 では、次にそれを現実化していくプロセスをお聞きしたいのですが、

これもなかなかの道程があったのではと思うのですが…


株 はい。


青 私の場合も、花の不思議な力を感じてから、やっと10年経って、や

っと第一歩を踏み出すことができたような感じでした。


株 そうなんですね…


青 その、第一歩から、更に10年経って、今があります。


株 ああ…そうですか!


青 ぜひ、その辺りのことをお聞かせくださいますか?


株 はい、私も同じですね。大切なことに気づいた…でも、これを提供す

 るには、どうしたらいいか?を考えて活動するまで6年かかりました。


【遺言セミナー】


青 活動の切っ掛けは?


株 一番の大きな切っ掛けになったのは、「心に残る文章を書く」という

 テーマで講師をさせていただいた、「遺言セミナー」の依頼からだった

 んです。



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青 なるほど。のぶこさんの人生に厚みがつくような出来事が起きたん

 ですね。起きたというか、のぶこさんの生命が引き寄せたようにも私に

 は思えますが…


株 そうかもしれません…


青 では、次回、その遺言セミナーの話を詳しく聞かせてください。


株 はい。分かりました。

              

<< 第3話はコチラ


淡島ホテル遺言セミナー

遺言セミナー その1

遺言セミナー その2

 


過去に捉われているということ

2012-05-09 10:15:07 | 心・身体・癒し

カウンセリングにみえる方々のお話を伺っていて

 

最近、強く感じることのひとつに、

 

過去に対してのとらえ方があります。



つい最近、セッションに見えた方もそうですが

 

お話をしながら「過去に捉われている」

 

「過去に捉われたくない」という言い方をされていました。



では、「過去に捉われない」とはどういうイメージかというと

 

ほとんどの方が「過去は忘れて、前を向いて生きる」

 

「過去は変えることはできないのだから、もうそこは見ないで

 

未来のことだけ考えていく」と仰います。

 

そしてクライエントさんの周りの方々も、ほとんどすべての方が

 

同じように考えていて

 

「過去は戻らないのだから忘れなさい」

 

「過去に捉われていないで、未来だけを見ていきなさい」

 

「過去のことをいつまでもグジグジ考えるのはやめなさい」

 

そんな風にアドバイスされると伺いました。

 

でも、クライエントさんご本人は、それができないから苦しむし

 

悩まれる。



実は、そこに重大な鍵があります。

 

過去を忘れたいともがけばもがくほど、過去は目の前に現れ

 

壁となって立ちふさがるということを、多くの方は知りません。



忘れられないでいるから、忘れたいのであり、

 

消せないでいるから消したいと願う。

 

実際、そうではありませんか?



そして、そこにあるのは、まぎれもなくその過去に対しての

 

感情や思いだということも。



例えば、過去のある出来事を思い出すと、苦しくなる、

 

涙が出るというのは、まさしくそうしたことの証左に他なりません。

 

過去のことではないから、今、ここで涙がでるのではありませんか。




過去に起こった出来事、そのとき感じた思い、怒り、悲しみ、寂しさ

 

といった喜怒哀楽の感情を感じきれなかった、完了できなかったことが、

 

心と身体に残っているのです。



さらにもう一歩踏み込んだ見方をすれば、

 

出来事は過去に起こったことであっても、心と身体が感じているのは

 

「今、ここ」に他なりません。

 

つまり思考は過去と認識、頭では理解していても、

 

心と身体は、まさしく「今、ここで起こっていること」なのです。



では、どうすればいいか…

 

「未完了を完了させること」

 

あのとき感じた思い、怒りや悲しみや苦しみを、感じきることです。

 

ただ、この場合、勘違いしやすいのが、そして、よく耳にするのが

 

「吐き出すこと」



しかし、単純に吐き出すだけでは、未完了は完了しません。

 

じっくり、自分の内にある思い、感情がどのようなものか

 

自分自身と対峙し、確かめたあと、最も有効な方法と思われる

 

もので、完了させていく必要があります。



その未完了を完了させる作業が、しっかりとできたとき

 

過去に起こった出来事は、単なる出来事に変わります。

 

つまり、そこに感情は存在せず

 

出来事があったという、その事実だけが残ります。



過去に捉われないということは、過去を忘れることでも、

 

封印することでも、前を向いて歩くことでもありません。



過去に対しての自分の感情、思い、さらに未完了から発生している

 

身体感覚、身体症状といったものを手放すこと。

 

手放して初めて捉われなくなるということなのだと思います。




子どもの日に原発がゼロになった意味

2012-05-08 13:36:59 | 心・身体・癒し

皆さんもニュースや新聞でご存知のことと思いますが、5月5日子供の日に、北海道の泊村にある

泊原発が定期検査のため停止されました。

これにより、日本の原子力発電所で、稼働している原発は一基もなくなりました。

案の定と言うか、これからの電力不足を懸念する声が高まっているそうです。

ということは、これからが正念場。

やっぱり日本には原発が必要との流れに傾くか、それともみんなで節電に努め、やっぱり原発はなくても

日本は大丈夫となるか、分かれ道に立たされています。

一年前、福島原発で事故が発生し、放射能が漏れだし、そして、それは今も続いています。

あの時、私はこれから生まれてくる未来の子どもたちのため、これ以上、日本を放射能で汚さないよう、

きれいな日本をかれらに引き渡す義務があるのだと確信ました。

そして、その気持ちは、今もまったく変わっていません。

例え今の生活が不便になっても、私たちはこの国を放射能で汚してしまった責任をとる義務があると思います。

 

ゼロにできなくても、これ以上原発による汚染を増やすことや、増やす危険があることをしてはいけないので

はないでしょうか。


子どもの日に、原発がゼロになったという事実。

 

何かとても意味のあること、暗示のように思えてならないのです。

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書くセラピー スペシャル企画

心理カウンセラー(先生)×書くセラピスト対談がスタート!

 アメブロ第7話は 5月9日(水)10時 アップ お楽しみにビックリマーク  

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 <<第3話 コチラ   <<第4話はコチラ

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書くセラピー体験

5月24日(木) 13:00~14:00



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