UNPO2月11日
http://www.unpo.org/article.php?id=7573
中国の経済成長は混乱と脅迫の有害な雰囲気の中で故郷より送り込まれた女性たちを踏み台にしている。
下記はウイグル人権プロジェクトによって出版された記事である。
ウイグル人権プロジェクトの、最近(中華)人民共和国によって施行され始めた、ウイグル人が多数を占める東トルキスタン地域(新疆ウイグル自治区)の若いウイグル女性を募集し、中国東部の都市地域の工場で働かせるために移送する政策を検討した新報告書。
このレポート、「欺計、圧力、脅迫:若年ウイグル女性の中国東部への移送」は始まりから2年も経っていない、この移送政策が既に破られた約束と離散した家族の歴史を残していることを明らかにしている。
中華人民共和国の新政策
1.東トルキスタン南部、ウイグル地域すなわち今だ伝統的ウイグル文化の中心であり、中国内でも現在ウイグル人の居住者数割合が最も高い地域、に焦点を置く。
2.ターゲットは16歳から25歳までの結婚適齢期の女性
3.女性とその家族にこの計画に参加する事を強いる脅迫の数々
4.この政策に同意しない地域の幹部をそのポストからの免職をほのめかして強迫する。
5.若い女性を非人道的労働環境と労働契約を守らない雇用者の下に置く。
この政策の元、何千人ものウイグル女性が家族の元からひきはがされ故郷から何千マイル遠方の標準以下の労働環境に配置させられる。同時に人民共和国政府はこの政策を、ウイグル若年女性に経済的な機会を供給すると言う名目の下に施行している。
「この移送政策に中国の、ウイグル人を強制的に同化させ東トルキスタンの明確なウイグル文化を侵食させようという意図の側面を見ることができます。」
ウイグルの民主指導者であるラビア・カーディルさんは述べた。
「この政策の継続はウイグル人をより疎外された環境に置き、人民共和国政府職員への不信を深め、東トルキスタンをより緊張した状態に導きます。」
このレポートはまた、政府が主導するこの移送は(中華)人民共和国の進行中のウイグルの人々への文化的攻撃と人権侵害のより広い局面の中に置かれる、とする。
ウイグル人の宗教は穏健なスンニーイスラムでありそれは民族アイデンティティの強力な一部であるが、激しく抑圧されている。
(中華)人民共和国の法制は、政府に対して不満の声を上げるどんなウイグル人に対しても、抑圧の道具として根拠のない拘束や拷問を一般的に用いて使われるのである。
「政治的犯罪」の容疑と死刑はウイグル人に対して非比例的に適用されることが見受けられる。
ウイグル女性は強制堕胎と不妊化に苦しみ、労働賦役は東トルキスタンの非都市部でいまだに採用されている。
「欺計、圧力、脅迫:若年ウイグル女性の中国東部への移送」レポート(英文)のダウンロードはこちらから
http://uyghuramerican.org/docs/Transfer_uyghur_woman.pdf
ここでもう一度、見ていただきたいのが以前ニュース23で放映されたラビア・カーディルWUC総裁の来日のときの映像中にあった「強制連行されたウイグル人女性」である。(2分33秒ごろから)
このウイグル女性たちはいかなる方法で連行されたのかを追及するのが今回発表されたレポートであろうと思う。
是非とも読んでその内容を把握していただきたい。
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