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引越しいたします。

ウイグル女性の強制連行レポート

2008-02-14 22:38:11 | ニュース

UNPO2月11日
http://www.unpo.org/article.php?id=7573

中国の経済成長は混乱と脅迫の有害な雰囲気の中で故郷より送り込まれた女性たちを踏み台にしている。
下記はウイグル人権プロジェクトによって出版された記事である。

ウイグル人権プロジェクトの、最近(中華)人民共和国によって施行され始めた、ウイグル人が多数を占める東トルキスタン地域(新疆ウイグル自治区)の若いウイグル女性を募集し、中国東部の都市地域の工場で働かせるために移送する政策を検討した新報告書。

このレポート、「欺計、圧力、脅迫:若年ウイグル女性の中国東部への移送」は始まりから2年も経っていない、この移送政策が既に破られた約束と離散した家族の歴史を残していることを明らかにしている。

中華人民共和国の新政策

1.東トルキスタン南部、ウイグル地域すなわち今だ伝統的ウイグル文化の中心であり、中国内でも現在ウイグル人の居住者数割合が最も高い地域、に焦点を置く。

2.ターゲットは16歳から25歳までの結婚適齢期の女性

3.女性とその家族にこの計画に参加する事を強いる脅迫の数々

4.この政策に同意しない地域の幹部をそのポストからの免職をほのめかして強迫する。

5.若い女性を非人道的労働環境と労働契約を守らない雇用者の下に置く。

この政策の元、何千人ものウイグル女性が家族の元からひきはがされ故郷から何千マイル遠方の標準以下の労働環境に配置させられる。同時に人民共和国政府はこの政策を、ウイグル若年女性に経済的な機会を供給すると言う名目の下に施行している。

「この移送政策に中国の、ウイグル人を強制的に同化させ東トルキスタンの明確なウイグル文化を侵食させようという意図の側面を見ることができます。」

ウイグルの民主指導者であるラビア・カーディルさんは述べた。

「この政策の継続はウイグル人をより疎外された環境に置き、人民共和国政府職員への不信を深め、東トルキスタンをより緊張した状態に導きます。」

 このレポートはまた、政府が主導するこの移送は(中華)人民共和国の進行中のウイグルの人々への文化的攻撃と人権侵害のより広い局面の中に置かれる、とする。
 ウイグル人の宗教は穏健なスンニーイスラムでありそれは民族アイデンティティの強力な一部であるが、激しく抑圧されている。
 (中華)人民共和国の法制は、政府に対して不満の声を上げるどんなウイグル人に対しても、抑圧の道具として根拠のない拘束や拷問を一般的に用いて使われるのである。
 「政治的犯罪」の容疑と死刑はウイグル人に対して非比例的に適用されることが見受けられる。
 ウイグル女性は強制堕胎と不妊化に苦しみ、労働賦役は東トルキスタンの非都市部でいまだに採用されている。

「欺計、圧力、脅迫:若年ウイグル女性の中国東部への移送」レポート(英文)のダウンロードはこちらから
http://uyghuramerican.org/docs/Transfer_uyghur_woman.pdf

ここでもう一度、見ていただきたいのが以前ニュース23で放映されたラビア・カーディルWUC総裁の来日のときの映像中にあった「強制連行されたウイグル人女性」である。(2分33秒ごろから)

このウイグル女性たちはいかなる方法で連行されたのかを追及するのが今回発表されたレポートであろうと思う。
是非とも読んでその内容を把握していただきたい。

関連記事

ウイグル人少女が共産党の命令で研修生の名のもとに強制連行されている。
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20070728

米下院人権連盟でのウイグル女性強制連行問題ブリーフィング
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20071104

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トム・ラントス米下院議員(下院外交委員長、米下院人権連盟設立者および共同議長)逝去

2008-02-12 22:48:44 | ニュース

米下院外交委員長としてまた、1983年にアメリカ下院議会人権連盟を設立し、共同議長としてウイグル人権問題にも尽力したトム・ラントス下院議員(民主党、カリフォルニア)が2月11日メリーランドの海軍病院で食堂ガンのために死去した。80歳。

ラビア・カーディル世界ウイグル会議総裁、在米ウイグル人協会会長は次のように哀悼の意を声明した。
http://www.uyghurcongress.org/En/news.asp?ItemID=-797817864
Rebiya0712

「ラントス委員長は、偉大なる人権の擁護者で、世界の抑圧されまた無防備な人々ための自由の守護者でした。」

「ホロコーストの生存者として、委員長は抑圧的な政府の影に怯えつつ生きる人々の苦しみを理解され、勇気と希望の象徴としての役目を果たされました。」

「ラントス委員長はその生涯を声なき人に声を与えることに捧げられ、また私が2005年の中国の監獄の闇の中からの解放を勝ち得ることができましたのも委員長のお陰でございます。」

「私は委員長の業績と、私および私の家族、そしてウイグルの人々への尽力に対して私の心に感じる感謝の気持ちを十分に言い表すことができません。」

「願わくばラントス委員長が世界の抑圧された人々に代わって成し遂げたことによって、天国で神の御許で安らかにに休まれることを」

「私たちがラントス委員長を忘れることは絶対にありません。」

参考エントリー
ラントス下院議員、中国のネット検閲とヤフーなどを批判
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060218

ラントス議員、ハイド外交委員長、胡錦涛氏にラビア家族釈放要求の手紙
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060622

ウイグル女性の強制移住問題ブリーフィングが米下院人権連盟で
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20071104


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中国の抑圧でウイグルの若者が危機的状況に(その1)

2008-02-11 23:00:50 | ニュース

ラジオフリーアジア英語サイトに掲載された、現在のウイグル人の若者に関する最新レポートである。ラビア・カーディルさんが、1987年以前の時期のウイグル、漢の共存についてある程度肯定的に語っているのが珍しいことである。

RFA2月7日
http://www.rfa.org/english/news/2008/02/06/uyghur_youth/

海外および国内の専門家やウイグル人によれば、中国は新疆ウイグル自治区の伝統的ムスリム文化を制限し、ウイグルの若者を危機的な状態に置いている。

亡命したウイグル人女性企業家、ラビア・カーディルさんによると、ウイグルの人々はそのアイデンティティや生活様式を中国の支配のもとで保護することが何年もできた。その支配の時代は短命であった1930年代後半と1940年代の東トルキスタン共和国消滅の後に始まった。

「ウイグル人が盗みやスリ、人さらいをすることなど聞いたことがありませんでした。」ラビアさんは語る。彼女は新疆でアメリカ議会の人権代表団と面会を試みたことで入獄した後、2005年に合衆国に来た人物である。

しかし彼女は1987年から北京がウイグルの伝統に対して、計画的な攻撃をはじめていると批判した、すなわち当局が中国の他の地方から新疆ウイグル自治区に「共通した犯罪者」を送りこみ始めていると言ったのである。

ウイグル人は1600万人以上の人口と考えられており、明白なトルコ系言語を話す、中国と中央アジアに居住するムスリムの人々である。

ドラッグ文化に「不用意」

「ドラッグのようなものが突然入ってきた。それで人々は全く用意が出来なかった。」ミュンヘンに本拠を置く世界ウイグル会議を率いるラビア・カーディルさんは言った。「人々は衝撃を受け、この状況に対応するすべを知らなかったのです。」

Uyghuryouth0802rfa
西安の更生施設にいるウイグル人の若者@AFP

学校において、ウイグルの子供たちは往々にして、中国語での指導を法律によって要求されることによって障害をこうむっている、と新疆工学院の前学生部長だった、イルシャット氏は言った。

2003年に新疆を離れ、短期間マレーシアに居住した後、昨年合衆国に来たイルシャット氏は「家庭内において、ウイグル人は伝統的なウイグル語とウイグル文化を持つが、学校に入学すると中国語と中国文化を強制的に学習させられる。これは洗脳のようなものである。」と言う。

中等学校の卒業後大学に入学するウイグル人学生は中国語の能力しかない、とイルシャット氏は言う。
「だが、私たちは私たちの大学でのウイグル語での教育を持っていない。ウイグル人学生は全ての教科を中国語で学ばなくてはならない。」

イルシャット氏は、多くのウイグル人学生は学問を続けたり職を見つけたりすることができずにドラッグや飲酒におぼれる、と言った。そしてウイグル人学生が漢人学生と争いになったときには、警察が責めるのはウイグル人であり時には打ちすえられたりする、と彼は言った。

彼らの教師として「私は彼らを助けたかった。しかし何もできなかった。」とイルシャット氏は言った。

学校でのプロパガンダ

ある女性がラジオフリーアジア、ウイグル語放送に語ったところによると、新疆ウイグル自治区アクス地区シャヤール(沙雅)県のある高等学校では新疆の学校においての彼女が呼ぶところの「プロパガンダ」が日常茶飯である。当局は特に民族分裂主義や宗教活動に対して学生たちに警告をあたえている。

「断食月の期間、彼らは彼らの目の前で私たちに食物を食べることを求める、私達が断食をしているかどうか知るためである。彼らは断食をしないように、礼拝をしないように命令する。…彼らは私たちに他の人間がそういうことをするのを見れば彼らに伝えるように求める。」

「彼ら(学校当局)はこのことによってプロパガンダ工作を進めているのです。」彼女は付け加えて言った。「政治学習を終わった後、彼らは私たちに論文の形式のような意見を書くことを求めるのです。」

中国支配下の新疆においての政治的、社会的緊張の中で、ウイグル人青年はますますクラック(裂け目)に落ち込んでしまうようになる。
(その2)につづく

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中国の抑圧でウイグルの若者が危機的状況に(その2)

2008-02-11 22:53:17 | ニュース

(その1)よりのつづき

ボルチモアのジョン・ホプキンス大学保健学部研究所准教授であるクリス・ベイラー氏はウイグル人ドラッグ使用者の大部分は「驚くべきほど男性ばかりでかつ若い」と示す。

准教授は新疆は中国の地域別で雲南省に次いで麻薬注射とHIV汚染に冒されていると加えた。雲南省はミャンマー、ラオス、ベトナムと国境を接する南西部の省である。

強制労働、誘拐

「そしてウイグル族は不幸なことに人口比に比例せず多くドラッグとHIVに冒されている。」ベイラー准教授は言った。

ユニセフは最近に新疆でのHIV感染者数は2007年末に20,000人に昇っていたと推定した。

ラビア・カーディルさんはウイグルの子供たちが時折、犯罪組織に誘拐され中国の東の都市で泥棒として強制的に働かされており、またウイグルの少女たちが就職の見込みがあると騙された後に性労働あるいは強制労働のために人身売買されていると言った。

しかしウイグル人の自身の文化やイスラム伝統は彼らを助けるためにはだんだん無力となっている、と彼女は付け加えた。

ウイグルの18歳以下の子供は中国の法律によって宗教活動への参加やモスクへの出入りが禁止されている、そして何百人ものウイグル青年が現在新疆の都市や町の通りをさまよっている、ととラビアさんは言う。

「もしも中国政府が本当にウイグル人について心配しているのならば」「それらの子供たちは通りでバッグを売ったり、靴磨きをしたり、乞食をするのでなく学校へ行っているだろうに。」

民族差別

合衆国国務省スポークスマンは、昨年の新疆での人権侵害は「広範なものであり組織的である。」と語った。
「中国政府は厳しい文化的、宗教的抑圧を続けている。」「公安装置は新疆での被拘束者と囚人の何人かを扱うのに拷問と侮辱的方法を採用していた。」
「中国政府の新疆への漢族中国人移入奨励政策は漢族人口の増大の結果をもたらし、ウイグル人の中に憤懣の根源を残している。」

2007年の世界中の人権状況についての報告書において、国務省は「中国の国境地域の少数民族の多くは教育されておらず、漢族移住者に有利な就職差別は国営企業群においてさえ重大な問題のままである。」と言う。

新疆生産建設兵団が2006年の6月に840名を新疆ウイグル自治区から新卒雇用したと発表したが、「ほとんどすべて」の欠員は漢族中国人のために指定されていた、と国務省は報告している。

「民族差別は、新疆ウイグル自治区、内モンゴル、チベットなどの地域において深い憤懣の根源であった。」

増大する漢族人口

営業時間内の電話とEメールで中国大使館と中国の保健担当職員にコメントを求めたが、答えが帰ってくることはなかった。

中国政府の統計によれば、漢族中国人の人口は全体の1949年には6%だったのが2005年には40%に増えている。 漢族中国人は政府の計画から非構成比的に給付をもらって経済を発展させている。

比較的に繁栄している省都ウルムチでは、ウイグル族の人口構成比は80%から20%に落ちており、より深い怒りをウイグル人に起こしている。

専門家は、公式統計は何千人もの「一時的な」長期の任務でのこの地域の漢族労働者を省いていることによって、漢族人口を低く見積もっていると言う。


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世界各地でグルジャ事件11周年抗議活動

2008-02-08 22:42:09 | ニュース

世界ウイグル会議日本語サイトより転載

永遠に忘れてはならない「グルジャ大虐殺」

Rabiye080205 グルジャ大虐殺から今年で11年が経ちました。グルジャ大虐殺の11周年にあたり、世界ウイグル会議の呼び掛けにより、海外在住のウイグル人たちは世界各国で反中デモなどの記念活動を行い、当時中国当局が平和的なデモを行ったウイグルの若者らを武力で鎮圧したことに対して抗議をした。

中国は武力鎮圧によって『問題を解決した』と思っているかもしれないが、それは大間違いである。この件で中国がやったのは、数々のウイグル人の心に深い傷を残し、数々のウイグル人の一段と強い恨みを買ったことに過ぎないのである。

以下は、世界各国で行われた主な記念活動(活動項目のみ)を並べたものである。(ソースの中には写真が載っているものもある。)

http://www.uyghurcongress.org/jp/news.asp?ItemID=1202336020

アムステルダムでの抗議活動
080205atm

2月3日寒く、風の強いダムスクエアはUNPO(代表権を持たない国家、民族の国際組織)と東トルキスタン基金によって行われた感情に訴える抗議活動の舞台の背景となった。

グルジャ(伊寧)大虐殺の11周年を刻み、抗議活動は勇気ある50人以上の構成者が中国当局により殺されまた拘束されている人々の事を喚起する事を示したのである。
抗議活動が終幕するまで、千を越すリーフレットが配られ、無数の通りゆく人々がUNPOとFTFのボランティアの横にたちどまり、東トルキスタンについて知ることとなった。多くがウイグル人に与えられた扱いに驚き、衝撃を受けていた、それは中国の閉じられた知られざる部分に残っているものである。

UNPO(2月4日)
http://www.unpo.org/article.php?id=7540

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