real SR

引越しいたします。

ウズベキスタンカリモフ大統領、中国訪問

2005-05-27 23:38:19 | ニュース
watchingさんが危惧していらっしゃるが、よくわからない。隣の(厳密に言えば隣の隣)の国と仲良くしようとして、何が悪いのだろうか?中国の対外イメージが悪くなるからですか?
ウズベキスタンのカリモフ大統領が中国を訪れ、胡錦涛国家主席と会談した、中国は21発の礼砲でカリモフ大統領を歓迎、「中国ウズベキスタン友好協力パートナーシップ条約」を締結、13項目に及ぶ経済技術協力協定や税関互助協定など十数項目の文書に調印したそうである。中国はウズベキスタンの対テロ姿勢を協力に支持し、また、ウズベキスタンは「一つの中国」を支持しつづける。
また、出資比率は50:50の6億ドルの石油合弁事業に乗り出す。この中国ウズベキスタン関係、について田中直毅氏がレクチャーしている。この人権弾圧国家と呼ばれる国と中国は関係を協力せざるを得ない。そこまで中国のエネルギー状況は切迫している。
http://www.21ppi.org/japanese/hitokoto/tanaka219.html
また、西部大開発の西気東輸事業に関係して、東京新聞で特集記事があった。
新疆ウイグルからの天然ガスの価格がが国際価格の三倍とは!
そりゃ、あんな遠いところからパイプでもってくるのだから費用はかかるのだろうが、3倍とはすごい。

米国、ウズベキスタン関係ではTBSサイトによると、アメリカは駐屯しているウズベキスタン、ハナバード基地でウズベク軍司令部とアンディジャンの部隊の通信を盗聴し、アンディジャン事件の事実をつかんで以後、きびしい態度に出たという。



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5 コメント

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TBありがとうございます。 (Kuma (Watching))
2005-05-28 01:06:10
TBありがとうございます。
この時期のカリモフ大統領の訪中は、ただの善隣友好と相互の経済発展のためとは思えません。私が恐れているのは、カリモフの強権政治への国際社会の関与が、中国によって阻害され、その結果として多くの市民が犠牲になることです。
抽象的な言い方ですが、今、世界のパワー・バランスはねじれているように感じられます。ウズベキスタンを介して、ねじれたバランスが、容易に対立する方向へベクトルを変えていく可能性は否定できないと思います。
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程度の差こそあれ、中央アジア諸国、トルクメニス... (トルファン)
2005-05-28 14:57:09
程度の差こそあれ、中央アジア諸国、トルクメニスタンしかりカザフスタンしかりタジキスタンしかり、皆長期独裁政権であることにはかわりはないでしょう。ということは、悪い言い方をすれば、中共と同じ穴のむじなということになります。ですから、基本的なところでカリモフ大統領は中国首脳とは話がしやすいはずです。この両者の提携について、世界があまり反応しないのも、カリモフの弾圧は行き過ぎではあるが、それより中央アジアの不安定化、イスラム勢力の拡大のほうが問題であると言う共通項が、米国、ロシアあるいはインドも含めて存在するのではないかと思います。人権という概念は、国家間においては、時として外交の材料になりますが、一方で、人権という概念を無視してまでも国家間の提携を優先するのもまた外交と言うものだと思います。
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>kuma(watching)様、コメントありがとうござい... (kok)
2005-05-28 23:22:19
>kuma(watching)様、コメントありがとうございます。
カリモフ政権と中国で利害が一致したということでしょう。カリモフ氏も胡錦涛氏も国内の反体制派や分離主義者の活動活発化を防ぐ為に、国際世論はどうであれ協力する必要があると。わが国も以前は、韓国の以前の体制が独裁体制であったにもかかわらず、国交を結んで協力してきました。中国天安門事件のときも時の宇野首相は「私は何もいえない。」と表立って中国を批判はしませんでした。

>トルファン様、毎度ありがとうございます。
ご明察ですね。
ただ、イギリスの行動に興味を持ってます。イギリスはアメリカとちょっと違い以前から、ウズベキスタンの抑圧に抗議して大使を召還したりしています。
カリモフも少しは柔軟性を持って対応すればかえっていいと思うのですが、自信を持った行動なのでしょう。
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 イスラム勢力の問題は本当に難しいですね。近代... (t(i))
2005-05-29 01:20:48
 イスラム勢力の問題は本当に難しいですね。近代国家よりもイスラムに帰属意識を感じていれば、妥協はせず、延々とこの状態が続くようなきがします。近代国家も所詮出来たばかりの特殊な政治形態ということを自覚させられます。
日本に出来ることといったら、やはりODA支援や教育関連の充実ということでしょうか。教育水準の低いところには企業も進出できず、雇用の拡大も期待出来ませんからね。混乱の背景にはやはり相当高い失業率が原因にあるようなので、緩和にはつながるでしょうし、民主化も受け入れやすくなるのではないかと。対日感情が良いと援助のしやすいでしょうし。しかし、最終的には中共が崩壊し、東トルキスタンが出来て、そこにイスラム勢力が移住でもしないと、解決しないような・・・。無責任ですが・・・
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t(i)様 (kok)
2005-05-29 23:53:44
t(i)様
>中共が崩壊し、東トルキスタンが出来て、そこにイスラム勢力が移住でもしないと、解決しないような・

「イスラム勢力」なる言葉の定義がよくわかりません。
近代国家を否定している原理主義勢力から、穏健な人々までムスリムといってもいろいろです。

狭義の東トルキスタンは現在の南新疆地域の意味で10Cから14Cまでにイスラム化が進行した地域です。広義には全新疆ウイグル自治区地域です。


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