毎日新聞の週刊経済誌、週刊エコノミスト9月8日号に先の広東省ウイグル人労働者リンチ殺人事件、及び7.5－7.7ウルムチ騒乱事件のウイグル人側からの情報総括とウイグル人権問題解説記事が掲載される。著者は「中国を追われたウイグル人」の水谷尚子中央大講師。
なお、著者からの連絡
「エコノミスト」の文章について、一カ所訂正があります。
p.49 1段目
「いずれもウイグル人が多く住み、商売を営む二道橋に近い場所である。」
→ 人民広場については、少なくとも至近とは言えないかもしれません。したがって下記のように改めてください。
● 「自治区党委員会等の公官庁所在地と、市の繁華街に位置する場所だ。」
週刊エコノミスト
http://mainichi.jp/enta/book/economist/
http://www.excite.co.jp/News/magazine/MAG42/20090831/201/
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まあ発砲された漢人達は、頻発する通り魔事件の犯人は間違いなくウイグル人で、彼らに厳しい取り締まりをとか要求していたから、こちら側ウイグル人が連帯する対象ではありえないんだけど。
もちろん道徳的に許し難い通り魔事件なんかによって、漢人とウイグル人が大同団結したら、後世の歴史家に何と書かれるかわかったものじゃないが。
3日に死亡した5人は発泡で死亡した漢人であるという証拠はありません。むしろ、漢人の暴動で町のウイグル人が襲われて死亡したという情報もあります。
なお、通り魔事件は許し難いことではあるが、ウイグル人の若者たちだって自宅から親の目の前から無差別に拘束され、まともな法的取り調べを受ける前に漢人武装警察によって大量に拷問死している情報も結構あります。親の目の前から連行されて、数日もしないうちに拷問死したら、その責任を追及してくれるところ（政府や法律）は何処にもなかったら、どうしたらいいでしょうか？
また、7月5日はウイグル人学生の代表を呼んで話を聞くことは一切なくすぐに暴力や無差別発砲を振ってきた政府は今回漢人に対して180度違う態度で臨んだ。こういう不公平な扱いこそ問題であり、通り魔事件の犯人たちを非難する前にそのことを非難しないといけません。