real SR

引越しいたします。

UAA声明:中国はウイグル語を指導言語から排除することを強化している(その1)

2010-11-24 02:18:18 | ニュース

China intensifies its official push to eliminate the Uyghur language from instruction

11月15日在米ウイグル人協会

東トルキスタンの中国人官員は「双語教育」政策の指示の下、ウイグル語での指導を学校から取り除く運動を強化している。ウイグル人学生、両親、そして教師はこの政策への怒りを表しつづけている。東トルキスタン東部にあるトルパン(トルファン)市近郊トルパン(トルファン)県トクスン郷の教育部官員によるある処置は何年もの教師生活のあとでも解雇される傾向にあるウイグル人教師へのその「双語教育」政策の効果の象徴的なものである。
 ウイグル人教師の解雇は「双語教育」に関してのウイグル人住民の間の不満をあらわにし続けてきた、「双語教育」は多くがウイグル人アイデンティティの中核への攻撃を引き起すものであると感じている、そして「双語教育」はまた新疆ウイグル自治区での開発の押し進めが本質的に漢族中国人に利するものであり、ウイグル人や他のトルコ系「少数派」グループを利するものではないという懸念に繋がっている。

「双語」教育という単語を用いて、中国政府は、実際には、中国語一言語教育システムを実行しており、それはウイグル文化の言語的基礎を侵食している。「双語」なる単語を用いることは国際社会に向けての文化的多様性のうわべだけの見せかけを表し、ウイグル人の文化的独自性を除去する運動を曖昧にしているのである。「双語」なる単語が使われる一方で、中国官員は教育や他の局面における中国語だけの使用を極めて積極的に奨励しており、ウイグル語を奨励かつ保護するいかなる公式のプログラムも存在しない。

ラジオフリーアジア(RFA)は先般、2010年10月24日に発表されたトクスン郷の地方官員の計画による影響を受けるであろう教師をインタビューした、その計画ではトクスン県の2,000人の教師のうち518人を解雇することとなっている。RFAによると発表の一日前、トクスン県教育部の長であるシャラペット・トルスンは会議で地域のウイグル人学校の校長に新疆ウイグル自治区政府により発行された双語教育における紅頭文件(注:紅頭文件とは中国共産党の各機関や行政府である国務院が主な決定事項を下部機関に伝達する文書で、題目と発行機関を赤い文字で大きく表示し文書の下部や最後の部分に真っ赤な星の印を押した一種の公文書。この文件は下部機関が異議を申し立てることはできず、そのまま実行しなければならない強い権威を持つ文書)の精神を遵守するためには518人のレイオフが必要であると語った。トルスンはそれぞれの学校が中国語熟達試験を11月8日の前にレイオフする518人の教師を決定する為に行なうことと、公式文書の中の要点が述べられている指導の正統性を披露することを要求した。

地域のウイグル人教師たちはRFAに彼らの極度の不満とレイオフへの反対を話した。教師たちはこのような解雇への不満足ゆえに抗議活動を望んでいた、しかし彼らはその結果を恐れていた。RFAはトクスン県の教育局に迫り来るレイオフのニュースを確かめる為に連絡をとった、しかし地方教育官員はコメントを拒否した。

チベット言語抗議活動

チベット地域における教室での指導言語をチベット語から漢語普通話に転換する計画への平和的こうぎ活動の間、ウイグル人学生と教師は何千人ものチベット人抗議者への支持を表明した、しかし学校当局から言語の権利の為にデモを行なうチベット人と合流してはいけないと言い渡されていると話した。

エコノミストで大学教授のイリハム・トフティは、ウイグル人学生たちに北京で当局とトラブルに巻き込まれることを恐れてチベット人抗議者と合流しないように注意したが、公安担当者の訪問を何度も受けていた。公安関係者はイリハム・トフティにウイグル人への「双語教育」の問題については沈黙を守るように警告した。11月8日に「ウイグル・オンライン」上の報告では公安関係者はイリハム・トフティを「お茶」に誘い、チベット学生への支援と外国メディアへのインタビューに着いて尋問した。公安関係者は再びイリハム・トフティを訪問するだろうと示唆し、もしも彼が言語の権利について話すことを止めないならば、問題は「より大きくなる」であろうと強調した。

チベット人ブロガーのウーセル女史が、中国官員が中国語方言たる広東語でさえもが繁栄することを許されている「漢文化」とみなすものとは異なり過ぎていると決定した、と指摘している。ウーセル氏は広東市政協会議委員が「強力な国家政策」の一部として漢語普通話が広州のテレビショーで用いられることを確認したという動きに続き、2010年7月広東省都の広州で抗議活動が勃発したことを記した。ウーセル氏は広東の抗議者が、チベット人やウイグル人と違い彼ら言語的権利を代表して堂々とデモを行うことが許されたことを記している。
10月に言語的権利のためにチベット人が大挙してデモを行なったが、そのうちの20人のデモ参加者が逮捕されており、当初の抗議活動の地域の全ての学生が政治的再教育クラスに出席することを命令されていると報道されている。広東のデモ参加者に対しての比較できるような結果に関しては報告は見られない。

ウーセル氏は北京の一人の政治局員の2002年の「表記言語をもっているような少数民族は消滅されるべきだ。我々の全機構は統一言語を用いている、すなわち漢語である普通話だ。」というコメントを引用している。
あるウイグル人ネチズンのコメントをウーセル氏は加える。それによると、「中国では新疆のウイグル人が自身の言語を支持したり、チベット人が彼らの言語を支持したりすると、彼らの行動はほぼ『分裂主義者行動』としてのレッテルを貼られる。」

中国官員の目にはウイグル語とチベット語は広東語より大きな漢族社会に対しての脅威を構成している。中国官員はウイグル分離主義はウイグル人が独立したウイグルアイデンティティと文化、言語を保持することを許されている限り残存すると確信している。ウイグル人の言語と信教が栄えることが許される場合、中国官員はウイグル民族主義と「分離主義」が中国の東トルキスタンにおける支配と「祖国の団結」を脅かすであろうことを恐れている。

(つづく)

このブログに興味をいただけたらblogランキングへクリックお願いします。


ラビア・カーディル紹介サイト↓

世界ウイグル会議日本語サイト↓


最新の画像もっと見る

コメントを投稿