China intensifies its official push to eliminate the Uyghur language from instruction
東トルキスタンにおける「双語教育」の強化
11月12日、公式メディアが中国の国務院教育部が東トルキスタンにおける教育を振興させる為、双語教育と中等職業教育およびより高度な教育に焦点を定めた特別グループを設けたと発表した。「新疆工作座談会」は2010年5月に行なわれ、新疆ウイグル自治区全体での大規模開発プロジェクトが目的とされた。政府幹部は新疆ウイグル自治区で全ての学生が2020年までに普通話を確実に話すことができるようにすることを誓った。10月、新疆ウイグル自治区政府はその目的に達することに向けての10カ年計画を概略する文書を発表した。サウスチャイナモーニングポストによると、新疆ウイグル自治区政府は今月「双語教育」についての会議を開くであろうということである。
新疆ウイグル自治区政府は東トルキスタンの学校の全ての段階の指導においてウイグル語を排除すると公式に命じている、このことは前新疆ウイグル自治区共産党書記、王楽泉によって実施されたが、ウイグル人住民の中では極度に不評である。ヌリ・ベキリ新疆ウイグル自治区主席を含む自治区官員はこの政策を政治的安定に関連させていたが、中国語を話せないウイグル人はテロリストの影響を受けやすいとまで言明している。中国政府は「双語教育」がウイグル民族に中国の競争的な労働市場において成功するためには必須の漢語普通話の能力を与えるであろうと主張するが、多くの漢語普通話に流暢なウイグル人学卒が雇用者の間にはびこる民族差別により採用の困難さに直面していると報告している。
1997年「新疆班(新疆クラス)」が設立された、そこでウイグル人及び他の「少数民族」の学生が東中国の大都市の高等学校に送られた、そこで学生たちは中国の文化に浸透させられ、それと同様に中国語での指導を受ける。2005年に王楽泉はこの計画を政治的重要性という語を用いて、その目的が学問的な準備でなく「政治思想訓練」と言明した。公式メディアの報道によると22,000人の学生が2010年秋に東中国の漢語の高等学校に入学し、それは前年よりも2,000人の増加を記録した。
背景-トクスン郷での「双語教育」
2000年の統計によると、トクスン郷には初等、中等/高等および職業学校を含む50のウイグル語学校があった。しかし近年の「双語教育」政策の施行と強制的なウイグル語学校と漢語学校の統合により、ウイグル語学校はたった24までに減少した。学校の統合で多数のウイグル語教師がレイオフされた、しかし518人のウイグル語教師のレイオフ計画は今日までの最大のウイグル語教師レイオフである。
東トルキスタン全土の学区と同様にトルファン県の官員は、東トルキスタンの開発の為に国家計画の一部として、6月に42の「双語教育」幼稚園が2010年末までに当県で建設され、そして中央政府が5,200万元(750万ドル)を2012年までに計58の幼稚園を建設する為に投資するだろうと発表した。
開発の利益から取り残されるウイグル人
東トルキスタン全土でのウイグル語教師の解雇、そして漢族教師による後任は、5月の新疆工作座談会において作成された大規模開発計画それ自体が、漢族中国人とウイグル人の間の不公平さを明白にしていた如く、ウイグル人住民の憤激を掻きたてている。雇用率は漢族中国人に有利に歪められ、自治区の商業、政府部門における漢族の優位は、構造的な差別と伴なって、ウイグル人住民に公式な開発の利益の大部分がトリクルダウン(滴り落ち)してくるのを妨害している。
多くのウイグル人は、個別のウイグル人意識が分離主義を導くという恐怖の中での、教育局面におけるウイグル語の根絶はウイグル人を漢族社会に同化させる試みの一部であると感じている。「双語教育」政策の強化は「テロリズム、分離主義、極端主義」を根こそぎにするという公的な作業、および「分割主義」に関しての公式布告、そして領土的統合の保全の必要と一致している。
他の政策もウイグル人の間に文化的な壊滅の恐れを提起している。2009年初頭、政府官員はカシュガル旧市街(老城)における伝統的なウイグル建築の破壊をはじめたが、これは独特のウイグル人アイデンティティを保持する為に不可欠な、かけがえのないウイグル文化と宗教の中心の大部分を根絶やしにしてしまった主導計画である。中国政府当局はこの破壊は地震の被害を受けやすく、下水設備の貧困な家屋から旧市街(老城)住民を守る必要により始められたと言明している。しかし、この破壊は現在進行中のウイグルの文化伝統を制限し管理する政府の動きと一致しているのである。
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