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引越しいたします。

中国核実験、チャイナアトミックソルジャーズ8023部隊

2009-04-21 02:00:18 | ニュース

サンデータイムスよりhttp://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article6122338.ece

新疆ウイグル自治区ロプノールで行なわれた地上、地下の中国の核実験。
イギリスの新聞、ザ・タイムスの日曜版サンデータイムスにマイケル・シェリダン記者によるその被害の一端を語る記事が載った。

アメリカと同じようなアトミックソルジャーの存在が報道されている。核実験被害にあったのはもちろんウイグル人だけでなく、チベット人や中国の兵士たちもいたわけで今回はその証言が公になった。それが人民解放軍8023部隊である。
Unit8023chinaatomicsoilders
 8023部隊、東方網より、彼らにも被害が?
シェリダン記者がどのように取材してこれらの証言を集めたか良く分からないが、これら元兵士の要求により、核実験被害の「補償」が実施されたという報道がなされたが、詳細は明らかではない。

日本の札幌医科大高田教授による19万人が癌、白血病で死亡、3万5千人の胎児が奇形か流産されたとする中国の核実験被害の算出も記事の一部となっている、しかしながらイギリスの新聞だというのに在英ウイグル人協会長のアニワル・トフティ医師や彼が参加したDeath on the silk roadにも言及はなかった。高田教授はブログでこの記事に言及したが、そのことには触れていない。
執筆したマイケル・シェリダン記者は一昨年にウイグルの実態について長文のレポートを発表したのだが、、、。

中国の核実験の図らずも実験台となってしまった人民解放軍第21訓練基地8023部隊、その証言はDeath on the silk roadに劣らず痛々しく、恐ろしいものである。一部転載する。
Chinanukesundaytimes
 

「放射能を帯びた残骸を素手で拾ったこと、キノコ雲を通過した爆撃機を洗ったこと、奇妙で珍しい疾病で天寿をまっとう出来なかった兵士のこと、原因のはっきりしない癌に罹って生まれた子供」
これらの話をしたのは8023部隊の男女である、8023部隊はロプノールでの核実験を行なう任務の為に特別に派遣された。

インタビューで8023部隊に23年の間、隊員だった老兵士は仕事は「爆破地域にいって爆発後の試験物と監視設備を回収すること」だったという。

「娘が生まれたときに脊椎に大きな腫瘍があった。医者は放射性降下物のせいだと言った。大手術を二回したが言葉にはできないようなつらい生活を送っている。政府から受け取ったのは一月130元だ。」

兵士はキノコ雲に向かって馬に乗って進んでいったという。与えられたのはガスマスクだけ。

技術者たちは北京の地下鉄駅の実物大模型さえもゴビの砂の下に造った。中ソ最終戦争を生き延びることをためす為に。

あるグループは国務院と中央軍事委員会に向けて勇気を持って補償を求めた書簡を発表した。

「私たちの多くは50歳から70歳で非常に不健康だ。」「ミサイル実験から残骸を回収するという最も危険な仕事をした。」
「私たちは爆発地点からたった10キロの地点にいた。私たちは何の防護服も着せられず、ゴーグルとガスマスクだけで爆破区域に何度も入った。その後ただ普通の水で自身を洗っただけだった。」

8023部隊の女性兵士はあるインタビューの中でどのように頭髪が抜けていったかを話した。体重も減り、慢性的な不眠症に苦しみ、精神錯乱の経験もある。
「1993年から1996年にかけて政府は実験計画を急いだ、それで私は10回の地下核実験に参加した。」「高い放射性の器具を調べる為に実験区域に入らなければならなかった。今私は病気で働けない、政府は助けてくれないのか。」

核実験の代償は世代を超える。「私の父は8023部隊に1967年から1979年まで所属した、父の仕事はキノコ雲を突き抜けて飛んだ飛行機を洗浄することだった。」と37歳の男性は語る。

「私は生まれてずっと慢性的な免疫機能の疾病で障害をもっている、兄の娘は心臓に欠陥をもって生まれてきた」
「家族は何十年にも渡って何千元も手術に費やしてきた。二,三の世代に渡り私の家族はこのような病気がある、私たちの政府は補償を計画してくれたか?」

アメリカ人と同じく、中国人も同じく檻に入れた動物、戦車、飛行機、乗り物そして建物を実験場の周りに置いた。これを回収したのが8302部隊の男女であった。科学者によると2キロ以内の動物は燃えて炭化し、8キロ外の動物は2,3日で死んだ。

記事ではこれらを紹介した後、アメリカ、ロスアラモスで技術情報監督を務め、デタント時代に中国に招待されたダニー・スティルマン氏の報告も紹介している。
また、注目すべき中国の核実験の被害の証明としてウェブサイトで確認できる2007年の共産党書類の二つを提示している、1つは国務院衛生部へ核実験場に迷い込み放射能に被曝した多くの患者に対処するための特別病院建築の要請、もう1つはXingfuと言う名の党代表が敦厚郊外のXiaobeiというところでの「放射性疾患の厳しい状況」の調査と補償の要求である。この2つは却下されたという。

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