米財務省がウイグル独立派幹部に制裁 アルカーイダ支援で - MSN産経ニュース.
アブドゥル・ハク
上記報道でもあったように、アメリカ財務省、テロリズム、金融犯罪、情報分析担当次官のStuart Levey氏は「ETIM(東トルキスタンイスラム運動)/ETIP(東トルキスタンイスラム党)の指導者アブドゥル・ハク氏の資産を凍結し、取引を禁止することを発表した。
これは大統領令13224に基づくものである。また、国連安全保障理事会決議1267にオサマ・ビン・ラディンと関連した人物としてアブドゥル・ハクの名が見えている。
Levey次官は「アブドゥル・ハクは2008年の中国でのオリンピックにおいて暴力をばら撒き、国際的な団結を壊そうて試みていたテログループを率いている。」
「今日、我々は世界とともに立ち上がり残虐なこのテロリストを非難し、国際的金融システムから彼を孤立させる」
と語った。
https://treas.gov/press/index.html
当ブログ管理者は不明にしてこの人物を認識していなかったが、事実昨年10月に中国公安部が指名手配をした、その主張する「ETIM」の中の8人の一人であった。
アブドゥル・ハクはもう1つの名前、メメティミン・メメトとして写真も上げられている。
このハサン・マフスム亡き後の「ETIM首領」アブドゥル・ハクという人物はジェームスタウン財団の論文中にもその名前が見受けられ、彼のウイグル人組織はあのジュマ・ナマンガニ率いるIMU傘下であったとの報告もある。
http://www.jamestown.org/single/?no_cache=1&tx_ttnews%5Btt_news%5D=34838&tx_ttnews%5BbackPid%5D=7&cHash=816f5091e2
ちなみに宮崎正弘チェンチェイがこれを元にしてメルマガを書いているがそのなかの「細胞幹部」こそアブドゥル・ハク。
中国発表の写真の人物が本人かどうかは別としてこの人物が実際存在していることはグアンタナモの17人のウイグル人のうちの何人かがハクの元でのパキスタン、トラボラ地区でのウイグル人キャンプへの参加したことが報告されていることにより確実な情勢だ。そのキャンプ内でAK-47の訓練をしたことなどが証言されている。
このグアンタナモ基地閉鎖とウイグル人収監者の処遇の問題が大詰めに来たこの時期になぜ?という疑問が呈される。
現に姜外交部発言人は「歓迎する」意向を発表している。
このような「アル・カーイダと関係を持てる」ような人物がアメリカ周辺でやすやすと銀行口座を持ったり、取引をしたりできるものなのだろうか?
もしかすると財務省に対して莫大な米国債を持つ強力な中国ロビーの働きかけがあったという可能性が考えられないだろうか?あくまで想像だけど。
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