中国はムスリムの住む西北でラマダンに保安取締りを課す
AFP(北京)9月6日
http://afp.google.com/article/ALeqM5hdEdZru3e81VgdC0jbXbfR0mKfhgs
政府の布告によれば、中国のムスリムが多く住む西北部で当局はラマダンにおいての保安取締りの一環として、集団礼拝と宗教的資料の配布をを妨げることを試みている。
先月の北京オリンピック前後の一連の新疆の公安、武警に対する攻撃で20人の警官と保安員が死亡したが、少なくとも同数の襲撃者が殺されたか、逮捕された、何年かで最も大きな動揺であった。
ムスリムの断食月であるラマダンが始まるにあたり、地方政府は今週この地域でのは保安を取り締まり、ムスリムたるウイグル人住民が聖なる月を動揺を更に高める為に用いることを止めさせる為の諸命令を公布した。
「昨近の宗教的過激主義者、分離主義者、テロリストによる暴力的で破壊的な活動に直面するにあたり、我々は、、、宗教リーダーと信奉者に対してのイデオロギー教育の段階を上げていかねばならない。」
新疆、昭蘇県(モンゴルキュレ)のウェブサイト上にこのような公告が公布された。
昭蘇県の政府は政府職員、共産党員、教師及び学生がラマダンを遵守することを禁止した、そして「他人にラマダンを遵守することを強制したとして拘束されたいかなる人間も」罰せられると警告している。
「我々は時宜に応じて宗教信仰者が大規模な集団礼拝を計画して組織しすることを停止させ、社会の安定を害するような大群衆の事件を防止しなければならない。」新和県のウェブサイトは公告した。
ある地域では、取り締まりは男性があご髭を伸ばし、女性がヴェールで顔を隠す宗教的な実践にまで拡大している。
「あご髭を保つもの、ヴェールを着る女性たちに、我々はあご髭を剃らせ、ヴェールの着用を止めさせるために全ての効果的な方法とるべきである。」
沙雅県政府は公告したが、どのような方法で実行することを詳細には述べてはいない。
沙雅県政府はまた、モスク周辺の警邏の段階を上げて、上部職員に終日、社会の不安にさせる結果となりえるようないかなる事件にも警戒するように命じている。
「いかなる職場団体や個人も公的な場所で宗教的なプロパガンダを配布することは禁止されている。」沙雅県政府は布告している。
「我々はラマダン祭を混乱させ得るいかなるビデオテープをかけたり、大音声の拡声器での発表や宗教的なドラム儀式も厳しく禁止する。」
新和と沙雅は10人ほどのムスリムの襲撃者が地方警察署を8月10日に攻撃した後殺害されたクチャ市の近郊にある。
クチャ周辺@multimap(クリックすると拡大)
新疆は中央アジアと国境を接する広大な砂漠地域で830万人のウイグル人の母国である、ウイグル人の多くは、数十年の中国の支配下で政治的、宗教的抑圧に苦しんでいると言う。
ウイグル人は短命の東トルキスタン共和国を新疆に1930年代と40年代に建国した、中国中央政府が内戦と日本の侵略により弱体化していた時期であった。
香港に本拠を置くヒューマンライツウォッチの研究者、Phelim Kyneは公然と大っぴらに暴露されていたこのような強硬な宗教管理手段が政府のウェブサイトに公布されたのは初めてのことだと言った。
「私たちはあごひげとヴェールに対してのこの種の手段については聞き及んでいた、ウイグル人共産党員と政府で働く市民は明らかな文化的、宗教的表現から距離をおくことを期待されていた。」Kyneは言った。
「しかし、そのことを政府ウェブサイトに文字として現すことで、彼らは現在の状況に更に懸念を深めて、取締りを強化しようということを表明している。」
世界ウイグル会議のスポークスマン、ディラシャット・レシット氏によれば、このような手段はただ新疆のムスリム住民の中にに緊張を高めるだけであろう。
「公然とウイグル人にラマダン断食を遵守することを制限することは信仰心を踏みにじる重大なふるまいである。」ドイツに本拠を置くレシット氏は声明書で語った。
「同時にこの事は(新疆における)対立を強めるだけであろう。」
関連:中国の非道横暴、ウイグル人の民族感情や宗教感情を無視(世界ウイグル会議日本)
http://www.uyghurcongress.org/jp/News.asp?ItemID=1220491340
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