藤田けい☆幸せブログ

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1月17日・・・

2011年01月17日 | 日記
もう16年なんですね。
今日の番組に寄せられたお便りの8割以上は、震災の話。
同期入社の友人を亡くした人から、震災後に生まれ神戸出身の両親からいつも話を聴かされる女の子
それぞれの心に、あの日がよみがえる一日でした。

取材で通っていた被災地の光景を、夢に見ることはもうなくなりましたが
やはり今日は、私にとって特別な一日でした。

そんな今日、ゲストとして葛城市からお越し頂いた、石光寺・染井住職とお話したひと時は
幸せな時間でした。
テレビのニュース等で、お顔は存じあげていましたが、お会いするの初めて。

日本最古の白鳳弥勒石仏のお寺としてだけでなく、
牡丹でも有名な、花の寺・石光寺。
葉っぱも少なく、茎も短く、ただ花を咲かせることに全力を尽くす寒牡丹。
冬牡丹には、華やかさで負けるかもしれませんが
厳しい季節を、あえて選んで咲く寒牡丹。その凛とした美しさと強さは、私の憧れです。

弱い冬の陽射しの中で、美しい花を咲かせている寒牡丹を見ると、
なぜか、16年前の冬から春にかけての日々を思い出します。
瓦礫の街を歩きながら、毎日、自分の生き方について考えていました。

災害に限らず、人生には何が起きるか分からない。
それならば、いつ終わりがきても後悔のない毎日を送らなくちゃ・・・
16年前、私なりに人生について考えていたあの頃を、
「憧れの生き方」の象徴みたいな寒牡丹が、思い出させてくれるのかもしれません。