京都のお菓子・水無月(旧暦6月の晦日に夏バテを避ける祈りを込めて食べたそうです)
前々回の記事『第2波は来たか』を何人かの人たちにお送りしたところ、食文化研究家の河田容英(やすひで)さんから、うれしいお返事をいただきました。河田さんは日本の歴史にたいへん詳しく、当方主催の「思想塾・日曜会」にもたびたび参加していただいております。そこで、今回、ご本人の了解を得て、以下に全文を転載することにいたしました。
このお返事にはまた、映画監督・伊丹万作(伊丹十三の父)が書いた「戦争責任者の問題」という、きわめて優れたエッセイが紹介されています。ブログ管理者としては、このエッセイをぜひできるだけ多くの方に読んでいただきたいという思いもあります。
また河田さんは、「美味求眞」というメルマガに、最近「夏越の祓」という論稿を寄稿されています。
https://bimikyushin.com/chapter_1/01_ref/harae.html
これはいまに伝わる「茅の輪くぐり」の由緒などを紹介した味わい深い文章ですが、この中で彼は、平安時代の疫病の時に人々がどうふるまったかについて詳しく触れています。
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小浜さま
河田です。
ブログ読ませて頂き、改めてコロナ対策や報道に対する違和感のモヤモヤが何かがはっきり出来ました。
特にマスクに関しては以前から同じようなことを感じておりまして
伊丹万作の書いた「戦争責任者の問題」という短いエッセイを、
今この時期に、ぜひ小浜さんにも読んで頂きたいと思っています。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000231/files/43873_23111.html
ご存じのように伊丹万作は映画監督で、伊丹十三の父親です。ということは大江健三郎の義理の父でもある。
この「戦争責任者の問題」で面白いのは、かつての戦争責任者が誰だったのかという話のなかで
戦時中にゲートルを巻き戦闘帽を被らずに外出すると厳しく批判する者がどこにでもいたとする指摘です。
これはコロナ時代におけるマスク着用を他人に強要する自粛警察と呼ばれる人々にも通底します。
そいう意味でわたしは、伊丹万作の書いた「戦争責任者の問題」を
「コロナ責任者の問題」としても読み代えることも可能ではないかと考えています。
まさに全体主義への警鐘が必要です。
そしてもうひとつ。
現在、私は過去の疫病流行の事例を調べていまして
『本朝世紀』の994年(正暦5年)に悪疫が流行した記録を見ています。
4月8日には「京の市中で病が流行し始め、路上に多くの人々が行き倒れて絶えなかった」とか
4月16日には「左京の三条大路と油小路の交差する辻から西入るところに湧いている小さな井戸があったこと。
その井戸からは通常であれば濁っていてとても飲めないような水なのに、これを飲むと疫病を免れると言って、
都の人々は男も女も貴人も庶民もこぞって水を汲み、それを桶や壷、タライや水差しに貯めておいた」とあります。
疫病が流行り、デマが広がって多くの人々がそれを信じたあたりは
現代のコロナで、多くの人々がマスクやトイレットペーパーを買占めたり、
大阪知事の会見を受けて、イソジンなどの苦い水をこぞって買い占めている様となんら変わりがありません。
日本人は千年前となんら進歩していないとも言えます。
6月10日の記事には「疫神が洛中を横行するという流言があり、家々は門を閉ざしたこと。
さらには全ての者が勤めを中止した」とあります。
仍或恐奇夢閉門。或稱物怪不仕。如此之間。上下無勤。
正に現代で言うところのソーシャル・ディスタンスとロックダウンが行われたことが
読み取れるのですが、疫神の横行のようなデマに右往左往する様子は、現代人となんら変わるところがありません。
千年前の疫病、太平洋戦争の時代と言い、どうも日本人が経験してきたことは
何ら現代にフィードバックされておらず、その都度、その都度の場当たり的な対処であることも
コロナに対する、一貫性の無さや、過度に恐れるように煽ることにも反映されているように思います。
今回の正確なデータの読み方に裏付けされた小浜さんのブログでスッキリしました。
ありがとうございました。
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社会批判小説ですがロマンスもありますよ。
https://ameblo.jp/comikot/
憲法では基本的人権の尊重、隷属的扱いの禁止、苦役からの解放、公衆衛生、健康で文化的な生活、公共の福祉、普通選挙等が規定されていますが、大阪の自称行政は全て違反しています。?AVも憲法違反。
女性の尊厳を破壊し搾取するものであり、女性蔑視です。人道的にも許されるものではありません。?
イソジンがコロナウイルスに効果があると科学的根拠がないのに発表。
発表前に一部には既に知らされており、テレビ局では事前にテロップも作成していた。吉村?自称知事・維新の会は聖人君子かのように報道。
2020年3月5日、アンジェスは、2019新型コロナウイルスへの感染を防ぐワクチンを大阪大学とタカラバイオと共同開発すると発表し、早くて6カ月以内に臨床試験に進みたい考えを示した[10]。また、2020年6月29日に、ワクチンの第1/2相臨床試験を大阪市立大学医学部附属病院にて開始したと発表[11]。2019新型コロナウイルスのワクチン開発においては、国内初の治験開始となった。この治験においては、本来中立であるべき大阪府の吉村?自称知事が治験の開始をアンジェスより先に発表するなど、維新の会による関与が強くなっており、医学的、倫理的な面から問題視されている。吉村?自称大阪府知事がワクチンについて言及するたびにアンジェスの株価が変動している。
また、大阪市立大学附属病院職員が被験者になっているが、これはパワハラモラハラであり、人権侵害。
アンジェスは過去にインサイダーを行っている。
外観的にすら民主主義が成立していないし、インサイダーがあります。
無価値どころかかえって有害なマンションや賃貸住宅の建設を促進し、街がスラムになっています。公衆衛生は行政が取り組むべき最優先事項。公共交通機関ではパチンコギャンブルの広告が恥知らずにもあります。
憲法に違反している行為は無効です。また、このような憲法違反を行う自称行政の正当性はなく、大阪の行政自体が無効・不存在といえます。というより、無効・不存在です。犯罪者です。そのうち罰が当たると思います。見る人は見ています。?https://youtu.be/EX_jN1ggdLk
予想というのはなかなかつきにくいもので、他の社会事象でも外す人がけっこう多いですよね。ただ、何も言わないというのは、一つの賢明な態度だとは思いますが、私のように時事問題にうるさく口をはさんでいる評論家稼業の性としては、間違うことを覚悟のうえで何か言ってみるというのは必要ではないかと思っています。それでこれまでブログや雑誌原稿で、何回もコロナに触れてきました。時は待ってくれませんので。
私は、もちろん疫学にはど素人ですが、信頼のおける情報・資料に当たってみた上で、この病気はインフルエンザと同じで大したことのないはやり病にすぎないという感触を初め(3月ごろ)から抱いていました。で、欧米はともかくとして、日本では大騒ぎしすぎているなということ、それによる経済被害・文化破壊はどうしてくれるのかということを一貫して論じてきました。いまのところこのスタンスを変えなくとも済んでいるようです。
ところで、貴兄が指摘されている、欧米の状況に影響されてウチもやらなきゃねと日本政府(および自治体知事、そして国民)が考えたという点、まったくその通りと思います。出羽守のマイナス版ですね。
けっしてさきがけを競うわけではありませんが、じつは私も5月28日の段階で、ほぼ同じことを指摘しております。
https://blog.goo.ne.jp/kohamaitsuo/e/d9ba7e74cb9e3435b0dbc223bffb8103
いずれにしても、厚労省は第2波が来てくれないと困るみたいで、6月17日に、「コロナ感染者で死亡者が出た場合、死因をコロナとせよ」という通達を出したそうです。ふざけた印象操作です。ですから8月になって死亡者数が多少増えていますが、これは当てになりません。考えてみると(考えてみなくても)「死因」てもともといいかげんですよね。
いやはや、日本の統計も(他の面でも)中国並になってきました。困ったことです。これにマスコミの無知な煽りが加わりますから、まあ、我々としては、これからもやぶにらみの姿勢を崩さず、適当にやり過ごしていくほかないでしょうね。
正気の文章、どうもありがとうございました。おかげで、爽やかな気分になれました。
実は私は、三月、だったかな、「コロナ騒ぎなんて、一ヶ月で終わる。みんな飽きてしまうから」とFBに投稿しまして、見事にはずしました。だから、これに関しては予想めいたことは一切言わないほうがいいんじゃないかな、と、これはまあ逆様の傲慢と言うべきでしょうが、思ってしまいまして。
なんで似合いもしない予言めいたことを書いたのかと言うと、7年前の3.11の記憶があったからです。
放射能の危険というやつ。息子が通っていた小学校が、雨樋の下のたまり水から、高い数値が見地されたとかで(日テレの、ミヤメヤで報道されちまいました)、校庭の表土を削るボランティアをPTAが募集したのに応じ、2日だけでしたが、久し振りに肉体労働に従事しました。後で筋肉痛になったのは言うまでもありません。
あの騒ぎはなんだったのかなあ。いつのまにか忘れられて、消えましたね。放射能では、結局誰も死ななかったのだから、当然ですけど。
しかし、逆からみると、そんなもんだったにもかかわらず、福島はどうたら、ずいぶん流言飛語が飛びましたな。
この空騒ぎで、現実に被害を受けた人はたくさんいたわけで。
あんなことはもうやめましょうよ、と言いたかったわけです。
その時の心配からすると、今度の騒ぎは、お二人がお書きになっているような、遺憾なことは沢山ありましたが、こんなものですんだのはまだよかったかな、と言い得るレベルだったように感じています。
あ、いや、まだこれからがあるから、それこそ余計な観測ですね。まあ、元来呑気なタチでして、すみません。
ただ、コロナ増税ばかりは是非やめさせたい。それは痛烈に思います。
あと、誰も言っていないかな、と思えるので書きますが、今回、日本国内より、欧米の被害はすごかった、このニュースも過剰な騒ぎに影響しているかな、と思っています。
「他の国が酷い目にあっているのに、日本だけノホホンとしていたんではすまない」みたいな。付合いのよさだか主体性のなさだか。グローバリズムが日本の同調圧力に組み込まれた例と言えるかも知れません。
妄言多謝。これから、小浜さんが紹介して下さった記事を中心に、勉強してみて、また何か感想が湧いたら、書きます。
お二人の健康と今後の活躍を祈念致します。