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オカルト三国志  三本足の石

2019年05月14日 | オカルト三国志
「公孫度伝」に曰く。
190年頃、幽州遼東郡襄平の延里にある社に、不思議な石が出現した。長さ1丈(2.4m)あまりで、下に3つの石があり、三本足のようになっていた。
ある人が遼東太守の公孫度(こうそんど)に言った。
「宣帝が即位した時(紀元前74年)にもそっくりな石が現れました。それに村の名前(延里)はあなたの父上(公孫延)と同じ名です。社は土地を支配するものです。これはあなたが皇帝になり、三公(政治のトップ3)があなたを補佐する前兆です」
野心深い公孫度は気を良くし、領土を広げ、王を自称し独立した。
彼の死後も一族は半ば独立勢力として栄え、孫の公孫淵(こうそんえん)はとうとう建国までしたが、魏によって滅ぼされた。
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