小金沢ライブラリー

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先々週のNXT #319  ブラディ・サンデー初披露

2016年02月29日 | 今週のNXT
ハイプ・ブロス(ザック・ライダー&モジョ・ローリー) ×-◯ ボードビレインズ(エイダン・イングリッシュ&サイモン・ゴッチ)
(ウィーリング・ダービッシュ)

ヒールターンをにおわせているビレインズだが、打撃中心のラフファイトを展開するだけで今回は明白なヒールターンはなし。
ライダーを孤立させて集中攻撃を浴びせ、交代したモジョもコーナーへの自爆であっという間に体力ゼロになると、再びライダーを捕らえツープラトンで仕留めた。


カーメラ ○-× エマ
(バックスライド)

エマはカーメラの長髪をつかみ毛根にダメージを与える技を連発。
必殺の首四の字へとつなげるパーフェクトショットも察知して発動前に潰すが、ダブルアームスープレックスを狙ったところでカーメラがバックスライド(逆さ押さえ込み)に切り返し、3カウントを奪った。


エンツォ・アモーレ&コリン・キャサディ ○-× ジャック・ハーレイ&リッキー・スタークス
(イーストリバー・クロッシング→エンツォのスプラッシュ)

190センチと大柄なハーレイはアセンションのやられ役で1回登場している。プロレスwikiによるとスタークスは初試合だが、控室でライバックに襲われる役で一軍に出演しているとのこと。
試合はいつもの流れでエンツォがハーレイをフォール。スタークスはキャサディにトップロープ越えで場外へ直接放り捨てられるハードバンプを披露した。


アスカ ○-× サンタナ・ギャレット
(アスカロック)

インディーで無数の王座歴を誇るサンタナだがここではジョバー役。
アスカの技にカウンターを合わせる場面はいくつかあったが、一方的に敗れ去った。


フィン・ベイラー ○-× アポロ・クルーズ
(クー・デ・グラ→ブラディ・サンデー)

王座戦で一度手合わせ済みとあり、終盤にかけて互いの得意技へのカウンタの応酬が繰り広げられる。
最後はウーハー・コンビネーションを間一髪で返したフィンが、スリングブレイドからジョン・ウーそしてクー・デ・グラへつなげる必勝パターンに、NXT初披露のブラディ・サンデーをとどめに加えて接戦を制した。

試合後、両者は握手とハグで健闘を讃え合った。
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今週のキン肉マン #160 始祖たちの亀裂!!

2016年02月22日 | 今週のキン肉マン
・温厚なシルバーマンのマグネットパワーに対する憎々しげな表情
・完璧の塔のキン肉族幻の三大奥義を見るたびに吹くww
・なぜ塔があるのに始祖は毎回外でたむろってるのか
・前方後円墳が数百億年前からあるという開き直りがキン肉マンの良いところ
・心の広すぎるシングマン
・やはり外部の力を取り入れることが卑怯ということだった
・はいそこうるさい
・シルバーマンの「神の領域」という言葉が元神のザ・マンの琴線に触れたのか
・ジャスティスマン無表情すぎる
・誰かが書いてたけど今回の流れはバーン様のアニメ批評のキン肉マン版にできるよなww
・マグネットパワーがある限りシルバーマンに勝機が見えない
・そもそもタッグトーナメントで封印されたはずのマグネットパワーがなぜ使えるのか
・プラネットマン戦では「こっちがオリジナルだから」程度の理由でスルーされたが改めて説明は入るだろうか
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ミステリ感想-『桜と富士と星の迷宮』倉阪鬼一郎

2016年02月17日 | ミステリ感想
~あらすじ~
風光明媚な日本桜富士館で催される、富士と桜を愛でる会。ひとりずつ旅に出なければならないというルールに従ったメンバーは皆、日本桜富士館に還ってくる直前で不可能殺人の犠牲になってしまう。「無傷」なのに死ぬ者、自在に飛び回る「天狗」に襲われる者…。メンバーが愛する日本の美そのものの光景が反転解体した時、誰も予想できないアーティスティックな真相が出現する!
※コピペ


~感想~
さすがにネタ切れの危機か、毎年恒例の小林幸子シリーズが翌年にずれ込んでしまった。
このシリーズも当初はまずミステリとして小説として成立した上で、そこにバカミス的トリックや偏執的な仕掛けを上乗せすることで、他にはない際立った個性を出していたのだが、巻を重ねるごとに偏執的な仕掛けだけが残り、そもそも小説として成立していないこともしばしばになってしまった。

今回もかの怪作「四重奏」ほどではないが103ページからの解答編までは非常に読みづらく、明らかに偏執的トリックを成立させるためにぶち込まれた珍名さんや、ルー大柴のごとき無駄な外来語がちりばめられ、しかもあまりにあからさまなため明かされる前に大体の仕掛けがわかってしまうという本末転倒ぶりが残念。
さらに途中でこれもあからさま過ぎて綱渡りにすらなっていないヒントが出されてしまい、全くサプライズを演出できていないのがもったいない。
最近のシリーズの中ではバカミス的トリックがきちんと存在し、気づきそうで気づかないギリギリの線を狙った偏執的仕掛けで謎の感動を呼び起こすことには成功しているが、クビツリハイスクールや脳みそボーン♪(ドブシャッ)のあたりは明らかに強引過ぎて説得力に欠けており、全体としてちぐはぐな印象。
なんとも惜しい一冊だった。


16.2.9
評価:★★☆ 5
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ミステリ感想-『からくり探偵・百栗柿三郎 櫻の中の記憶』伽古屋圭市

2016年02月13日 | ミステリ感想
~収録作品とあらすじ~
多くの人から恨みを買っていた男が拳銃で頭を撃ち死体で発見される。捜査の結果、殺人と断定されるが現場は密室で……殺意に満ちた館
人気絶頂の閨秀作家の同居人が殺された。屋根裏から覗き見していたと名乗る犯人が手記を残しており……屋根裏の観測者
8歳の男の子が屋敷から姿を消し、暗号で記された犯行声明が見つかる。屋敷は衆人環視下に置かれており……さる誘拐の話
飼い犬ハチが持ち帰ってきた簪は、千代の旧友ふみの物に酷似していた。ふみはある事件を追い行方を絶っており……櫻の中の記憶


~感想~
シリーズ第二弾。
最後の一編こそ連作短編集として物語を締めるだけでトリックはほぼ無いに等しく、連作としての出来栄えも前作には全く及ばないが、その他3編はいずれも単純なトリックながら一工夫を加えることによって容易に真相を見抜けず、解決後に振り返るとタイトルのもう一つの意味が明らかになる。
しかもどの作品も終わってみれば、読んだことはなくとも誰でもあらすじやトリックを知っているような超有名ミステリのオマージュになっているのも特色で、全編にわたり非常に凝った仕掛けが施された労作で、これだけ器用な作家ならば近い将来に必ずや傑作をものすに違いないと予感させる。

なお前作の致命的なネタバレは無いものの、勘の良い人なら致命傷になりかねない興趣を削ぐネタバレが随所にあるので、やはり前作から先に読むことをお勧めしたい。


16.2.4
評価:★★★☆ 7
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今週のキン肉マン #159 至福の時間!!

2016年02月09日 | 今週のキン肉マン
・ホモ発言をタイトルにするなww
・オ カ マ ラ スwwwww
・巨大化して怪獣と戦ってたスグルと今のスグルは同一人物なんだよな
・バッファローマン「それもそうだが」認めるなww
・今回ゆでキレッキレだな
・投げられた後、着地してるのにシルバーマンがふらついてるのは意味深
・やはりブランクからスタミナも無いのか
・シルバーが安い挑発に引っかかっていたのは磁力を帯びる前に決着をつけるためという理由が付いた
・でもそのまま叩きつければいいのにぶっこ抜きジャーマン出すのは脳筋だろ
・マグネットパワーに唐突な禁忌の力設定が
・やはり地球の力を借りているのが卑怯ということか
・だからサイコマン直伝のネプキン、ネプチューンマン以外の完璧超人は使わないのか
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今週のNXT #318  そんな試合で大丈夫か

2016年02月08日 | 今週のNXT
ジェイソン・ジョーダン&チャド・ゲイブル ○-× ブレイク&マーフィー
(投げ渡しバックドロップホールド)

ロープワークからマーフィーが脚を負傷したと偽り、隙を見せたゲイブルを襲う。
抱き上げてドロップキックさせたり凶器扱いされるアレクサが素敵。
ゲイブルが執拗に左膝を狙われるも、脱出するとジョーダンが一息にブレイク組を片付け、最後はツープラトンからゲイブルがブレイクをフォールした。


リヴ・モーガン ×-◯ ナイア・ジャックス
(レッグドロップ)

ベイリーとの女子王座戦ではギロチンチョークに3連続ではまるという脳筋ぶりを存分に見せつけたナイアは、リヴにも同じ技を掛けられ動揺しかけるも、危なげなくサイドウォークスラムからのレッグドロップで仕留めた。


ブル・デンプシー ×-◯ アレックス・ライリー
(ジャンピング・ニーパット)

膝の手術からライリーが半年ぶりに復帰。
欠場前に不遇な扱いに毒を吐いていたがやはりヒールターンしたようで、荒々しい打撃で攻め立てると、地味な飛び膝で勝利した。


エリアス・サムソン ○-× ジョン・スカイラー
(ネックブリーカー)

両者ともに打撃しか出すつもりがないようで地味に試合が進み、サムソンが必殺技で勝利した。
今のところサムソンの試合は全部クソつまらないのだが大丈夫だろうか。


NXT王座挑戦権争奪3WAY戦
○ サミ・ゼイン ○ サモア・ジョー × バロン・コービン
(ゼインのシャープシューター&ジョーのクロスフェイス)

ロイヤルランブルで一軍に電撃復帰を果たしたゼインをNXTで見られるのもあと数回か。
特にレフェリーは場外カウントを取っていないのに、リングに上ってはカウントを止めさせる動作を繰り返す律儀なジョーが打撃で二人を翻弄。三つ巴戦になるとより上手さが際立つ。
ゼインはブルーサンダーボムでコービンをカウント2まで追い詰めるが、ジョーに場外へ引きずり出されコキーナクラッチで絞め落とされた。
コービンとの一対一に持ち込んだジョーだが不覚にもエンド・オブ・デイズを被弾。失神したはずのゼインのカットが間に合い、今度はゼインがヘルーバキックでコービンを仕留めるがジョーがカウントを阻止。
3人とも必殺技を披露してしまい決め手に欠ける中、ゼインがシャープシューターでコービンを捕獲。そこにジョーが俺も混ぜろとクロスフェイスを加えるとコービンはあえなくタップした。

だがゴングを要請したくせにレフェリーは無能にも誰を勝者にすべきか判断できず、GMのウィリアム・リーガルが駆けつけ協議するも、結論が出ないまま番組は終わった。
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先週のNXT #317  お前そんな強キャラじゃないだろ

2016年02月07日 | 今週のNXT
サミ・ゼイン ○-× アダム・ローズ
(コウジ・クラッチ)

気がついたら生真面目キャラから元に戻っていたローズが、喉を狙ったチープショットでペースを握る。
容易に反撃を許さず、クリス・ベノワを思わせる両手を広げ落下式のダイビングヘッドバッドも喰らわせるが、ゼインは不意打ちのパーフェクトショットから久々のコウジ・クラッチに固めタップを奪った。


アポロ・クルーズ ○-× タイ・デリンジャー
(ブルーサンダーボム)

経験で勝るデリンジャーが試合をコントロール。不意打ちでペースをつかむとトペ・コンヒーロから必殺技にしている片膝のコードブリーカーを命中させるが、クルーズはカウント2で返す。
決め技を返されてはどうしようもなく、驚異的なパワーで空中に投げ上げてから持ち替えるブルーサンダーボムでクルーズが逆転勝ちした。

クルーズは試合後、バロン・コービンの乱入でうやむやに終わったNXT王座戦への意欲を語った。


リッチ・スワン ×-◯ バロン・コービン
(ディープシックス)

日本でもおなじみリッチ・スワンがそのままの名前でデビュー。
一回りでかいコービンに鋭い蹴りとスピードで対抗するが、新たに技名が付けられた旋回式のスパインバスターであえなく仕留められた。


ベイリー&カーメラ ○-× エマ&アレクサ・ブリス
(変型首四の字固め)

エマ組はゴング前に奇襲を仕掛けベイリーを痛めつける。
レフェリーは何か弱味でも握られてるのか、試合が始まってもカウントを無視してリングに居座るエマへ大した警告を与えない。
ベイリーは長時間にわたり集中攻撃にさらされるが、交代にこぎ着けるとカーメラが大暴れ。
そんな強キャラじゃなかったはずなのに一人でエマ組を蹴散らし、相変わらずかっこいい変型首四の字でアレクサをタップさせた。


ジョニー・ガルガノ ×-◯ サモア・ジョー
(コキーナクラッチ)

いまだフリー契約のガルガノは久々の登場。NXTイメージカラーの黒と黄色の衣装がジョーと丸かぶりした。
体重は1.5倍近くあるのにガルガノより素早いジョーが盤石の試合運びを見せ、最後はガルガノのロープ中段をすり抜けてのスピアーを察知しカウンターの蹴りを浴びせると、コキーナクラッチで絞め上げ勝利した。
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ミステリ感想-『惑星カロン』初野晴

2016年02月05日 | ミステリ感想
~収録作品とあらすじ~
持ち主に災いをもたらす呪いのフルート。スランプのチカは銀製のフルートに魅せられ自ら実験台を買って出る……チェリーニの祝宴
難解な音楽暗号の回答を募る謎めいたメール。吹奏楽部の名うての面々が謎に挑む……ヴァルプルギスの夜
ある朝起こった旧校舎全開事件。実は新校舎よりも鉄壁のセキュリティを誇る旧校舎を誰がなぜ全開にしたのか……理由ありの旧校舎
オリジナル楽曲「惑星カロン」を演奏会で使うため、作曲者から出された都市伝説のような謎。そしてツインドライブは死者を蘇生させるのか?……惑星カロン


~感想~
どの短編も真相の鍵となるワードはうんざりするほど陳腐なもので、並の作家ならばそれを得意気に出して終わるところ、もう一捻り加えているのは好感。しかしミステリとしての出来はシリーズ中でも最悪の部類で、ありきたりの材料にスパイスを振りかけ手軽に一品仕上げた感は否めない。
また待望のアニメ化でラノベ媒体でも意識してしまったのか「チェリーニの祝宴」は小ネタを詰め込み過ぎ、筆がこなれ過ぎで死ぬほど文章が下手になっており、いったい何を話しているのか理解できないこともしばしば。
間の2編は持ち直しラストの「惑星カロン」は真相も着地も綺麗にはまったが、やや説明不足かつ説教臭く、端的に言ってしまえば長期化の弊害らしきものがちらほら。あとこのシリーズは誰かしら死なないと気が済まないのだろうか。

「お母さんが教養人で、中学生の娘に大事なことを(※カロンは本当は衛星なのに惑星とするタイトルは変)伝えたい親なら、いい顔をしない」
いや、そのりくつはおかしい。

気分一新のためにもこのシリーズで長編でも書いてみてはどうかと偉そうに勧めてみたい。


16.2.3
評価:★★☆ 5
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今週のキン肉マン #158 絶対防御!!

2016年02月02日 | 今週のキン肉マン
・ツアーーッ
・パーフェクトディフェンダーは盾がある分そりゃ強いよね
・ウォーズマン「肉のカーテンは打撃押しで破るのは至難だと感じたが(ミドルキック一発で破れた)」
・全盛期のウォーズマン伝説
・ミドルキック一発でスグル、ネメシス、シルバーマンの肉のカーテンを破った
・グッとガッツポーズしたら肉のカーテンが3枚破れた
・まだ登場してないⅡ世 VS THE・リガニー戦でも破った
・安い挑発に乗ってあっさり肉のカーテンをやめる脳筋シルバーさん
・盾で殴った音と顔面パンチの音が同じ
・プラネットマンとブロッケンの無数の攻撃<シルバーマンの膝蹴り
・マグネットパワーか。マグネットパワーなのか
・シルバーマンの肉体=キン肉真弓説いいなwww
・神殿にいた真弓があれっきり登場してないしなにげに説得力がある
・217cm154kgの恵体だからシルバーマンのボディも立派に務められる
・サイコマンに負けて真弓ボディが現れたら絶対笑うわ
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ミステリ感想-『悪魔岬』笹沢左保

2016年02月01日 | ミステリ感想
~あらすじ~
勤務先の会長の娘である婚約者の美紗に不倫をされた松平。
不倫相手の三条は失踪を遂げ、1年後に死体が発見される。
松平が三条の妻と傷を舐め合うように親密になる中、今度は美紗が失踪し……。


~感想~
ミスディレクションの技巧に唸る傑作。
2時間ドラマさながらの設定・展開でいくつもの事件が起こるが、それがどのように連関し、誰が真犯人として浮かび上がるか予想できる読者はほとんどいないだろう。
タイトルの意味が明かされるラストシーンは余韻が漂い、また「官能長編」と銘打っただけはある、具体的な固有名詞やセリフはほとんど無いのに濃厚なベッドシーンも見どころ。
展開で驚かせエロで楽しませ真相で唸らせる良作で、まだ2作しかそれも評判の良い物しか読んでいないが、笹沢左保やはり恐るべし。


16.1.27
評価:★★★★ 8
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