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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

決まらない形(3/23日本対マリ)

2018-03-24 21:57:17 | ワールドサッカー
昨日の夜、日本代表は中立地のベルギー、リエージュでアフリカの内陸国のマリと対戦し、1-1で引き分けました。この試合は相当内容の悪い試合で、特に追い上げるときのオプションが機能せず相手にセカンドボールを拾われ、負けも覚悟した試合でした。最後、フリーになった中島翔哉が右からのクロスを押し込んで辛くも引き分けましたが、この時期になっても日本代表の形が確立していないという不安材料が大きいです。

まずは、ハリルホジッチ監督のスタメン選考からして変でした。本来左SBの初代表、宇賀神を右SBで起用してきました。確かに宇賀神の利き足は右ですが、右SBの専門家ではありません。そんな不慣れは、序盤のパスミスで早くも表に出てしまいます。たぶん、高い位置に出させて宇賀神が得意とするクロスを上げて欲しいのが起用の意図でしょうが、前半20分でイエローカードをもらうなど、国際試合に慣れていないところは出てきてしまっていました。

それは最悪の形で表に出てしまいました。前半ロスタイム、相手クロスに対して宇賀神が相手FWを蹴ったという反則でPKを取られてしまいます。このPKをディアビに決められ、日本はビハインドの展開を強いられることになります。さすがにもう我慢できないと見て、後半頭から宇賀神に代えて酒井高徳を入れますが、これで宇賀神はおそらく自信を失い、もう二度と日本代表では使えなくなってしまったでしょう。

また、相手マリもなかなかの好チームでした。セネガルに似ているという球際の強さはもちろん期待通りでしたが、4-3-3で高いDFラインを引き、積極的に前からプレスを掛けるというスタイルで日本相手に攻め切ろうとしてきました。個人の技術にはミスもありましたが、変なプレーをすればやられるという緊張感が必要な相手でした。

後半、日本はFWに中島翔哉、本田圭佑などを入れて追い上げに行きます。この日の日本はミスが多く、思ったようにボールがつなげないミスが目立ちました。後半はなかなかシュートに持ち込めず、マリのプレスの前に大きく蹴ることができずバックパスをせざるを得ないなど、とても1点を追って攻めるチームの戦いには思えないほどでした。

引き分けたことで最悪の結果は免れましたが、この時期になって新しい選手を試しているハリルホジッチ監督の起用はどうかと思えます。もちろん、ハリル監督がアルジェリア代表の当時にW杯直前で抜擢したマフレズ(現マンC)の成功もあるので、一概に悪いとは言えないものの、W杯でどう戦うか、この日の戦いからは見えてこなかったのも確かです。
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一人で5個のメダルラッシュ(村岡桃佳)

2018-03-23 23:44:23 | 他スポーツ
今回の平昌パラリンピックでは、アルペン女子の座位部門に出場した深谷氏出身の村岡桃佳選手が、金メダル1個、銀メダル2個、銅メダル2個と、一人で5個のメダルを獲得する「個人メダルラッシュ」を見せました。アルペンはスピードが速い順に「滑降」「スーパー大回転」「大回転」「回転」と4種類の競技がありますが、五輪ではその種目のスペシャリストがいるものの、パラリンピックでは一人で全種目に出場することが可能です。

それでも、このアルペン競技は、健常者が滑った平昌五輪のアルペンのコースがそのまま使われています。病気で両足が不自由になった村岡桃佳選手が、一般人では恐ろしいと感じるほどのスピードに耐えて取ったメダルの価値は、もちろん大きいと思います。かつての女子アルペンは現在団長になっている大日方邦子さんがパイオニアでしたが、見事後継者が現れました。

村岡はかつては複合の荻原兄弟、現在の選手では同じく複合の渡部暁斗選手を育てた名門の、早稲田大学スキー部に在籍しています。最初、入部を目指したときに、一旦は障碍者スポーツのノウハウがないと断ったと聞きますが、本人の熱意で入部が叶い、障碍者だからといって精神的な壁を作らない指導で成長しました。

村岡は早稲田大学スキー部の練習量に驚きましたが、それは当たり前のことと指導を受け、足が動かない村岡の体幹のバランスの悪さを見抜いて鍛え方を見直して、今回の快挙につなげました。パラアスリートを巡る環境はまだ十分とは言えないですが、今回の村岡の活躍でそれが変わってきてほしいと願います。
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県北が生んだ天才少年(原口元気)

2018-03-22 22:35:04 | ワールドサッカー
代表期間なので、代表選手を取り上げます。今回は左FW候補の原口元気選手です。原口は埼玉県江南町(現熊谷市)の出身で、少年時代から「江南南サッカー少年団に天才少年がいる」と注目を集めていた存在でした。中学時代から、浦和のジュニアユースで育成されてきた「浦和の秘宝」です。

もっとも、当時指導した池田伸康コーチ(現トップチームコーチ)によれば、中学時代の原口はまだまだ自分勝手なところもあったそうです。チームのためにプレーするという意識をこの時に学び、ユースに上がった当時は浦和ユース史上最強のチームとして、1学年上の山田直輝、高橋峻希らとともに高円宮杯を優勝する活躍を見せます。

17歳でトップチーム入りした原口は、就任したばかりだったフィンケ監督の目に留まり、開幕戦でいきなりスタメン左MFで起用されます。当時はまだまだフィジカルが弱かった原口ですが、ポンテなどが見せるダイレクトプレーに反応できるサッカーセンスの良さは当時から光るものがありました。ドリブルで抜いて決めた、C大阪戦のミドルシュートは今でも思い出せます。

原口にとって、試練だったのはミシャ時代の2012年に1トップで起用されたことです。当時、FWしかできないタイプを放出していた浦和は、MFタイプの原口をFWでプレーさせざるを得ませんでした。その1トップでフィジカルで潰される苦労を味わった原口ですが、その経験が本来のポジションであるシャドーに戻ったときに生きました。

海外挑戦はドイツのヘルタ・ベルリンでした。当時、浦和との契約が半年残っていましたが、移籍金を払ってでも今すぐ欲しいと判断したヘルタ側が、移籍金8000万円を支払って獲得しました。この移籍金で、浦和はレッズランドにフットサルコートを作り、原口自身のサインもこのコートに残されています。

ヘルタでは左MFとして起用されていましたが、出番が減りドイツ2部に移籍したのが今シーズンです。代表では最終予選でこそ結果を出しましたが、今はその優位性は失せ、横一線のポジション争いが待っています。是非ともロシアW杯のピッチを踏んで欲しいと、かつて浦和でプレーしていたこともあって思っています。
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ポストプレーヤー2枚(3/21熊本対大宮)

2018-03-21 16:13:27 | 他チーム
今日は中野ランニングフェスタの疲れを取るために休養し、自宅でDAZNのテレビから、J2の熊本対大宮の試合を見ていました。結果は1-2と大宮敗戦です。大宮の1点と熊本の先制点がセットプレーからのヘディングシュートで決まっており、ゲームのポイントは見分けにくい試合ですが、両チームがどういうチーム作りをしているかはある程度見えてきました。

大宮は4-4-2で、攻撃的MFがワイドに開く布陣です。FWに199cmの長身、シモビッチがいるので、彼にアーリークロスを合わせるのは一つの狙いとして使えます。もっとも、この布陣ではトップ下を置けないので、シモビッチが落としたボールを誰が受けるのかが不徹底な印象を受けます。2トップを組んだ清水にそれが期待されているのでしょうが、思い切ってトップ下気味に引くなど、何か変化をつける必要がありそうです。

この試合で、大宮はサイドハーフを交代させたところを見ると、サイドからの崩しという意味で課題があると監督が判断しているのでしょう。アーリークロスも一つの武器ですが、それだけに頼っていてはシモビッチを消されてしまうので、深くえぐってマイナスのクロスを狙うなどの攻撃も必要になってくるでしょう。

対する熊本の方は、2トップが巻と皆川という、長身FWを二人合わせる形です。ポストプレーヤー2枚の2トップは合わせにくく、両方とも待ってしまうと攻撃が機能しなくなります。そのため、熊本がどういう合わせ方をしているかは注目でしたが、巻が引き気味の位置でボールに触り、「前線のゲームメーカー」として皆川を生かすという形を採用していました。

サイドハーフよりは縦の攻撃を生かすのが熊本の考え方で、事実巻がうまくボールを収めたりヘディングですらす形から何度かチャンスを作っていました。最後は37歳のベテラン巻に90分はきついだろうという判断なのか、巻を安ビョンジュンと交代させていましたが、その安が決勝ゴールを決める活躍で、熊本が2-1と勝利することができました。

大宮はJ2降格で、かなり主力選手が入れ替わっておりチーム作りはまだこれからと感じます。鹿島をクラブW杯で準優勝まで導いた石井監督ですが、今の時点ではやりたいサッカーを表現するには至っていないと感じます。
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大相撲春場所中盤戦

2018-03-21 15:20:03 | 他スポーツ
大阪府立体育会館で行われている、大相撲春場所は10日目を終えました。優勝争いは横綱鶴竜が10戦全勝でトップに立っています。先場所、10連勝から4連敗と大きな失速を見せたこともあるので、まだ優勝を確信するには至っていませんが、今場所は指を痛めながらも先手を取って攻めている相撲が好調の理由です。先場所、15日間を取ったことで相撲の感覚を戻していれば、このまま逃げ切ることも考えられます。

今場所は横綱白鵬、稀勢の里が初日から休場しています。そのため、横綱対大関の上位対決は14日目と千秋楽にしか組まれません。その上位戦の前に、鶴竜としては星の差をキープして迎えたいでしょう。追うのは、平幕魁聖が1敗、大関高安などが2敗と、ある程度差をつけています。

今場所を盛り上げているのは、9日目まで全勝で進んでいた、平幕の魁聖です。魁聖はブラジル出身の日系人で、本名を「菅野リカルド」といいます。今場所の好調の理由に、その巨体を生かした寄りの強さを発揮していることが挙げられます。しっかり四つに組んで、上手を引きつけて出る相撲を貫けば、三賞も狙えるでしょう。

注目の関脇栃ノ心は、7勝3敗とまずまずです。本人は大関挑戦を目標にしており、事実今場所で10番以上勝てば来場所が大関挑戦の場所になります。関脇なので上位戦は終盤に組まれており、これからの残り5番で3勝を挙げるのは大変ですが、ここが先場所の平幕優勝を生かす最初で最後のチャンスなので、生かして欲しいものです。

下位では、十両筆頭の豪風が8勝2敗と元気です。本人は幕内に戻る意欲は十分のようで、動きのいい相撲が戻ってきています。38歳の大ベテランですが、もう一花を期待したいです。残念なのは、ベテランの嘉風、栃煌山の不振です。上位で相撲を取り続けてきた彼らも、今場所は平幕下位に下がっており、そこで黒星が先行する苦しい展開です。

また、暴行事件の被害から復活した、十両貴ノ岩は5勝5敗です。今場所は7勝が十両残留の条件ですが、あと2番まで来ました。頭に裂傷を負った影響を気にしていましたが、よく相撲を取れる状態に戻してきたと思います。千秋楽にいい記事を書けるよう、楽しみにしています。
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トットナム対ユベントス

2018-03-20 23:01:20 | ワールドサッカー
欧州CLのベスト16、トットナム対ユベントスのビデオを見ました。トットナムはケイン、ユベントスはイグアインと強力なFWを持つチームですが、この両者のプレースタイルはだいぶ異なります。ケインもイグアインもポストプレーヤーという意味では同じですが、ケインは広い範囲を動いていろんな場所でボールを持てる強みがあります。

これに対し、イグアインは真ん中で張っているFWです。ケインはプレミアリーグ得点王、イグアインもセリエA得点王と実績もあり、この両ストライカー対決が興味深い試合でした。この試合は、ホームのトットナムが押し気味に試合を運びました。ユベントスの左FW、ディバラの動きが少なく、その位置をMFのマチュイディがカバーせざるを得ないので、どうしてもユベントスの攻撃がつながらない場面が続くことになります。

これに対し、トットナムでは左MFの韓国代表、孫興民が好調でした。ユベントスの右SBバルザーリに積極的に仕掛け、細かいタッチのドリブルで抜け出す場面もありました。試合はその孫興民が、右からのクロスを合わせてトットナムに先制点が入って動きます。初戦は2-2の引き分けだったので、トットナムにとっては大きなゴールです。

これに対し、ユベントスは後半に入っても低調でした。ほとんどボールをつなげない劣勢の中、DFのキエリーニ、ベナティア、バルザーリに警告が出る苦しい展開になります。これを見たアレグリ監督は、マチュイディを下げて左SBにアサモアを入れ、さらにCBのベナティアを下げて右SBにリヒトシュタイナーを入れます。

この交代が当たりました。リヒトシュタイナーが絶好調だったからです。リヒトシュタイナーを軸に右サイドを仕掛けられるようになったユベントスは、リヒトシュタイナーのクロスをケディラが頭で合わせ、そのボールにイグアインが反応して同点ゴールを得ると、CBキエリーニの縦パスからイグアインが前線で溜め、スルーパスをディバラが決めて2-1と逆転します。

この試合では、ディバラが仕事をしたのはこの場面くらいでしたが、それでも勝てるところはさすがユベントスです。リードを奪ってからの試合運びのうまさは絶妙で、得意の堅守速攻の形で時間を使って逃げ切ることに成功しました。欧州CL、ベスト8まで来るとだいたい常連組になる、いつもの展開とはいえ中身を見ると面白いものです。
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マリ戦プレビュー

2018-03-19 22:09:24 | ワールドサッカー
今度の日本時間金曜日夜、日本代表は中立地のベルギーで、アフリカのマリと対戦します。マリはサハラ砂漠にある、海のない内陸国で、豊かな国とは決して言えない国です。そのため、日本と対戦するためにわざわざ中立国まで出かけていくこの試合を受けてくれたのでしょう。W杯出場などの‌大きな成果を残したことはなく、もちろん私もマリというチームは初めて見ます。

それでも、マリ代表の歴代選手の名前を見ると、聞いたことのある選手はいます。セイドゥ・ケイタはセビージャ、バルセロナ、ローマなどのビッグクラブに所属したボランチで、今では38歳とベテランなので日本戦に出てくる可能性は低いですが、アフリカの国はこういう個人的に成功している選手がいるのが強みです。

今回のマリ戦の目的は、‏もちろんW杯の1次リーグで当たる相手、セネガル代表に対する対策です。アフリカの相手は、対戦した選手によれば「想像もしていない位置から足が出てくる」という、リーチの長さが武器と言われます。特にJリーグでプレーする槙野あたりにとっては、そういう相手の驚異的な身体能力に慣れておくことは必要でしょう。

アフリカのチームは、選手個々は強くても、サッカー協会のマネジメント力の不足が露呈して選手と協会がボーナスの額を巡ってもめることがあります。マリもその恐れはありえます。そのため、マリがどういう状態で出てくるかには、少し疑問もあるので、この試合は立ち上がりをじっくり見たい試合です。

久しぶりに日本代表を見られるワクワク感はもちろんあります。今回は本田圭佑も復帰します。そろそろロシアW杯に向けて気持ちを盛り上げたいところなので、日本代表にいい試合をしてもらうことが最高の盛り上がりです。楽しみに、金曜日夜のテレビを見られればと思います。
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諸刃の剣(3/18浦和対横浜FM)

2018-03-18 22:14:01 | 浦和レッズ
今日のJ1リーグ戦、浦和対横浜FMは、0-1で浦和の敗戦に終わりました。この敗戦は、浦和がかなり重症な状態であることを示したものだったと、終わってみると感じます。浦和の堀監督は、去年ACLを制したときの布陣の4-1-4-1に戻し、右ウイングのマルティノスを外して武富を起用する改革の手を打ちます。

マルティノスの役割だった、サイドアタッカーとしての役割が不十分とみて、サイドの両ウイングの武富と武藤にはある程度守備のタスクを課すという意図でしょう。これで武藤が内側に入りやすくなり、ミシャ時代の良かった頃のインサイドでの仕事を思い出したように見えます。

もっとも、それでは攻撃の駒が足りないので、攻撃については右SBに菊池大介を起用して、右サイドからのクロスを狙わせるプランに見えました。横浜FMのサイドが高い位置を取るので、菊池大介は何度もフリーになり、クロスを上げるところまでは行きますが、相手も中澤佑二、デゲネクとCBは強いのでなかなか起点にできないという膠着状態の前半でした。

しかし、菊池大介の起用は諸刃の剣でもあります。菊池大介のところで取ってからのサイド攻撃を横浜FMは狙っており、浦和はやむを得ず柏木や青木が下がって菊池が空けたスペースを埋めざるを得なくなりました。これで、横浜FMがボールを回し、浦和は後ろでボールを取るのが手一杯という劣勢がはっきりしました。

そのため、山田直輝を入れて運動量を補強しようとしますが、堀監督が4-4-2に布陣を変更した後の柏木のFWはどうよ?と思ったのも確かです。これで柏木のところにボールが入らなくなり、攻める横浜FM、守る浦和の図式が続いたことが、最後のウーゴ・ヴィエイラのゴールという最悪の形で表に出てしまうことになります。

開幕から4戦勝ちなし、降格圏内の17位という成績では、何か変化がある可能性もあります。この代表休みの2週間で、選手を替える、システムを変える、監督を替える、すべての可能性があります。しばらくは、どんなニュースが来ても対応できるように、心の準備だけはしておくつもりです。
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中野ランニングフェスタ2018

2018-03-18 20:57:57 | 他スポーツ
東京都中野区で行われた、中野ランニングフェスタに出場し、10kmを61分8秒の自己新で完走しました。更新といってもわずか5秒ですが、何はともあれ少しでも成長しているという結果が出たのは嬉しいです。今回のレースにあたってもプランは、本気で60分切りを狙うと決め、前半の5kmを5分50秒ペースでカバーして、後半の落ちを6分10秒以内に抑えて前半の貯金で逃げ切るものでした。

今回、中野ランニングフェスタではコース変更があり、これまでは1周1.8kmちょっとを6周していましたが、今回から1周2kmを5周に変更になっていました。折り返しの回数が減るのでペースという意味では出しやすく、あとは景色を覚えてこのあたりに来れば何キロという感覚をつかんでおけばいいと理解しました。

序盤は計算以上でした。入りの1kmが5分33秒、次の1kmが5分46秒と、最初の2kmで40秒近く貯金を作れました。予定より速いと考えていたので、ここは一旦落ち着かせてkm6分ほどに落とし、そこからできるだけ粘りたいというプランに切り替えました。6kmまでは予定通りで、このままのペースで粘れれば60分切りも狙えそうな調子でした。

しかし、その後に課題が残りました。5周の周回コースでは、4周目がきついと感じます。まだ1周残っていると思うと苦しくなり、ここで動きが落ちてしまって、特に8→9kmは6分56秒という情けないラップも出してしまいました。花粉症が今年は特に厳しい年なので、ロード練習の代わりに桜環境センターの室内トレーニングになっていたことが仇になった結果です。

それでも、何だかんだ言っても自己ベストは更新できました。去年の79分という情けない失速から、今季は18分も縮めることができました。これまでの強化の方針は間違っていないことはわかったので、次のレースでは今度こそ60分切りを本気で狙います。花粉症の季節が終われば、ロード練習も多くして長い距離を走る練習も積みたいです。

イベントとしても楽しめました。早稲田大学女子チアリーディング部のダンスや、周辺の中野区役所前で見かけた春の息吹、そして昔の仲間との再会と、日曜日を楽しく過ごせました。家に帰ってテレビを見て、レッズが負けてがっかりでしたが、それについては後で記事にします。

S→1km 5:33
1→2km 5:46
2→3km 6:05
3→4km 6:06
4→5km 6:18
5→6km 6:18
6→7km 6:37
7→8km 6:37
8→9km 6:56
9→G 5:04
total 61:18











































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レジェンド葛西の挑戦

2018-03-17 21:55:34 | 他スポーツ
今さらなネタですが、平昌五輪ではスキージャンプの葛西紀明選手の試技は見届けておこうと思っていました。私の40歳過ぎてからのトレーニングの復活に、大きく背中を押してくれたのが、ソチ五輪での葛西紀明選手の銀メダルだからです。私のなんちゃってトレーニングでは若い頃からずっと鍛えている葛西とは一緒にはできませんが、それでも10kmマラソンが当たり前の距離になるなど成果はありました。

今季の葛西は、W杯では最高が5位、総合ランキングは20位と決して好調の年ではありません。ジャンプという競技が、姿勢の良さとタイミングの計り方で決着するスポーツなので、傍からでは良し悪しが見分けられないですが、解説の原田氏が「2回飛べばだいたいW杯ランキング通りの結果になる」と話していたのは間違いではなかったです。

今季の葛西が苦しんでいた理由に、踏み切りのタイミングがずれることが多いというものがありました。ジャンプは時速100km近いスピードで100分の1秒と言われるわずかなタイミングを逃さない必要があるので、本人のコメントによれば「しっくり行っていない」と今回の平昌五輪では失敗ジャンプだったことは認めています。

それでも、ファンとしては葛西はいてくれるだけで十分です。45歳で8回目の五輪に出るだけでも、驚異的なことであり、その間一度も日本のトップレベルを外していないという証明です。その強さの秘密が、先週買ってきた著書に一部書かれていました。本人は「目標は金メダル」といつも公言しますが、年齢がこの年だからこれくらいでいいと感じたことは一度もなく、本気でいつも一番を目指しています。

ソチ五輪のときに、上村愛子や高梨沙羅の競技を見に行くなど、リラックスして五輪の雰囲気を楽しんだことが、自身初の個人戦銀メダルにつながったことは以前聞きました。がむしゃらに努力して結果を出せるのは若い頃だけで、ベテランになったら抜くべきところは抜いてそれでも体力を落とさないことはできるとのことです。

また、精神的にも昔の葛西は、近寄りがたい雰囲気を漂わせていたと自分で認めています。その結果が、2002年ソルトレーク五輪での大惨敗だったので、意識して笑顔を作ることでファンも増え、外国人のライバルからも声を掛けられるようになったとあります。たぶん、この本はどこの書店にもあるはずなので、それ以上を知りたい方は購入してみてください。
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