大相撲春場所は、横綱鶴竜の4回目の優勝で幕を閉じました。今場所は横綱白鵬と稀勢の里が初日から休場し、一人横綱になった鶴竜ですが、手の指を痛めて苦しいコンディションながらしっかりと初日から11連勝して土俵を締めました。まだ、スタミナには課題もあり、優勝を決めた豪栄道戦も引き技での勝利と、15日間攻めの相撲で勝てるほどではないですが、それでも一時は引退の危機もあっただけによくここまで来れたとの思いです。
追う存在では、大関高安が12勝3敗と惜しいところまで行きました。先場所平幕の栃ノ心に優勝されたことが悔しかったようで、優勝したいという意欲は買えますが、遠藤や千代丸など下位に星を落としたのが響きました。それでも、栃ノ心戦で会心の相撲を見せるなど、強さも見せるので来場所以降に期待です。
その関脇栃ノ心は、10勝5敗という成績でした。先場所の14勝の評価は高く、来場所は大関挑戦の場所になる可能性が高いです。30歳にして人生最大のチャンスとなりそうで、その右四つ左上手の相撲振りはいいので、怪我には気を付けていい稽古を積んで臨んでほしいものです。逸ノ城にがっぷり四つで勝った今日の相撲など、力の強さは相当のものですから。
下位では、東前頭筆頭の遠藤が9勝6敗と勝ち越し、念願の新三役が見えてきました。将来を担う存在と期待された遠藤ですが、度重なる負傷で一時十両に番付を下げるなど苦労しました。前頭筆頭は4度目の挑戦でしたが、過去3回はいずれも負け越し、今回初めて勝ち越しました。相撲のうまさで勝負するタイプですが、今場所は一方的に押される相撲が減りました。
三役をめぐる争いでは、今日関脇御嶽海が7勝目を挙げたことで、小結にとどまる可能性が出てきました。小結千代大龍が4勝11敗と負け越して一つ枠が空きますが。遠藤は上がれても同じ9勝6敗の西筆頭の玉鷲が小結に上がれない可能性が高いです。番付運で残念ですが、本人は「金星を狙う」と既に切り替えているようです。
また、十両に下がりようやく相撲を取れる状態になった、暴行事件の被害者貴ノ岩は、8勝7敗と勝ち越して十両の地位を守りました。十分に幕内の力がある力士なので、不幸な事件で回り道したのは残念ですが、関取をキープしながら機会をうかがって、また幕内に返り咲いて欲しいものです。
追う存在では、大関高安が12勝3敗と惜しいところまで行きました。先場所平幕の栃ノ心に優勝されたことが悔しかったようで、優勝したいという意欲は買えますが、遠藤や千代丸など下位に星を落としたのが響きました。それでも、栃ノ心戦で会心の相撲を見せるなど、強さも見せるので来場所以降に期待です。
その関脇栃ノ心は、10勝5敗という成績でした。先場所の14勝の評価は高く、来場所は大関挑戦の場所になる可能性が高いです。30歳にして人生最大のチャンスとなりそうで、その右四つ左上手の相撲振りはいいので、怪我には気を付けていい稽古を積んで臨んでほしいものです。逸ノ城にがっぷり四つで勝った今日の相撲など、力の強さは相当のものですから。
下位では、東前頭筆頭の遠藤が9勝6敗と勝ち越し、念願の新三役が見えてきました。将来を担う存在と期待された遠藤ですが、度重なる負傷で一時十両に番付を下げるなど苦労しました。前頭筆頭は4度目の挑戦でしたが、過去3回はいずれも負け越し、今回初めて勝ち越しました。相撲のうまさで勝負するタイプですが、今場所は一方的に押される相撲が減りました。
三役をめぐる争いでは、今日関脇御嶽海が7勝目を挙げたことで、小結にとどまる可能性が出てきました。小結千代大龍が4勝11敗と負け越して一つ枠が空きますが。遠藤は上がれても同じ9勝6敗の西筆頭の玉鷲が小結に上がれない可能性が高いです。番付運で残念ですが、本人は「金星を狙う」と既に切り替えているようです。
また、十両に下がりようやく相撲を取れる状態になった、暴行事件の被害者貴ノ岩は、8勝7敗と勝ち越して十両の地位を守りました。十分に幕内の力がある力士なので、不幸な事件で回り道したのは残念ですが、関取をキープしながら機会をうかがって、また幕内に返り咲いて欲しいものです。