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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

機能しなかったアウトサイド(8/29横浜FM対浦和)

2015-08-29 22:47:49 | 浦和レッズ
今日の横浜FM対浦和はテレビ観戦でした。結果は0-4の惨敗と、雨の中参戦なされた方は風邪などひかぬよう、気を付けてください。浦和が負けるとすれば、前半で2点以上リードされた場合だけで、1点なら追いつけると思っていましたが、その2点目が致命傷になりました。

その場面、直接斎藤に競り負けた宇賀神に責任がありますが、今日のJリーグタイムで小島伸幸氏の解説を聞いていると、皆少しずつポジショニングがずれていたという話です。確かに、縦に突破されたスペースですが、そこは森脇がいるべき位置です。映像を見ると、森脇は前にいて、関根に「戻れ」と言っていたようですが、そういう、他人任せにしてしまったちょっとした気のゆるみが原因だったように思えます。

また、横浜FMが打った浦和対策が当たったともいえます。ミシャサッカーはアウトサイドが面白いように空く、アウトサイドを警戒すればバイタルエリアで何本もパスを回すと、両面の攻撃パターンがあります。この日の横浜FMは、アウトサイドを捨ててバイタルエリアに絞った守備で、浦和の中央を消す手でした。

もともと、一昨年横浜FMが優勝争いをした要因に、ボランチの富澤と中町が守備的な役割をしっかりこなし、中村俊輔を攻撃に専念させたというものがあります。今回は、中村俊輔の運動量が増えており、ボランチの位置まで下がって、カウンターからボールを引き出す動きまでできていました。4バック3ボランチともいえる、横浜FMの中央の堅さを見ると、浦和はアウトサイドを使いたかった試合でした。

しかし、この日は両アウトサイドの関根、宇賀神の出来が相当悪かったと感じています。関根はポジショニングが悪く味方のパスを受けられず、宇賀神も前に張りすぎてサイドの突破をDFであるべき槙野に任せっぱなしでした。直接失点のきっかけを作っただけでなく、ポジショニングの悪さ、ファウルで1枚イエローをもらった宇賀神の前半での交代は当然の判断でしょう。

それでも、浦和にも少しだけチャンスがありました。それは宇賀神out、ズラタンinで勝負した後半の頭10分ほどです。この時間は関根もボールを受けられるようになり、シャドーの武藤も左アウトサイドに回った梅崎も、数多くボールに触っていました。シュートに至る直前でクリアされる場面が目立ちましたが、一つだけ柏木のパスからズラタンが打った決定機がありました。これが枠を外れたことが、結果的に敗因となりました。ここで1-2にしていれば、まだまだわからない試合でした。
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谷井選手、銅メダル

2015-08-29 12:38:04 | 他スポーツ
今日は、世界陸上北京大会の50km競歩で、32歳のベテラン谷井選手が銅メダルを取りました。今季は、20km競歩で、鈴木選手が世界新記録を出し、いつになく競歩が注目されていた大会でしたが、その鈴木選手は負傷棄権と期待はしぼんだかに見えました。

しかし、この世界新記録の効果は確実にありました。世界陸上を放送するTBSが、競歩を中継したところに期待が現れていました。競歩は、片足は地面につけて「歩く」競技ですが、日本ではマラソンより長い時間道路を占有するという理由で、これまではあまり歓迎されていなかった競技でした。

当時富士通所属の今村選手が、初めて世界陸上で7位入賞を果たして、初めて日本でも認知度が上がりました。走ってしまうと失格になる、人間の走りたくなる本能を抑えつけて不自然に歩く競技なので、選手はストレスを感じないのだろうかと、素人目には感じる競技です。

しかし、歩くといっても、マラソンの距離でも3時間前後でゴールできるほどのスピードがあります。市民ランナーが走るよりは速いです。よく、競歩の選手が歩き、芸能人が走るハンディキャップマッチがバラエティ番組で行われますが、芸能人は猫ひろしのような例外を除けば、元アスリートの武田修宏(元東京V)あたりでも全然通用しないほどです。

今回、銅メダルの谷井選手は、自衛隊体育学校の所属です。かつては、東京五輪マラソン銅メダルの円谷幸吉選手を輩出した古豪ですが、競歩に力を入れていたのは初めて知りました。自衛隊は射撃などの競技に強いイメージでしたが、谷井選手は、同じチームの新井選手と並走したことが、この結果を生んだ理由の一つです。

リオ五輪でも、競歩を観てみようと思えた、価値ある銅メダルだと思います。
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