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最年長勝利に挑む(山本昌)

2015-08-09 19:43:21 | 他スポーツ
今日の日本代表中国戦は、日本時間夜9時のキックオフという理由で即日更新は勘弁していただき、穴埋めネタを用意しておきます。今日、中日ドラゴンズの予告先発がベテランの山本昌投手です。もし、勝利投手になればメジャーリーグ記録のモイヤー投手の49歳を塗り替え、「世界記録」です。

山本昌は、普段パリーグの試合を見ている西武ファンの私ですが、何度か節目で登場してきました。最初に見たのは1988年の日本シリーズ、西武対中日の第3戦で大抜擢で先発したときです。当時、中日を率いていた星野仙一監督は、山本昌のストレートが速くないのを見て「これは3年で自由契約だな」と思っていました。

そのため、何かを変えなければいけないと感じた星野監督は、山本昌をドジャース傘下の1Aチームに野球留学させます。ここで、山本昌は武器になるスクリューボールを覚えてきました。このスクリューボールで、後半戦から中日のローテーション投手になりましたが、当時は「山本って誰?」という印象でした。

これ以来、中日一筋で今やプロ32年という大ベテランになりました。川上憲伸など、いい投手のいた中日では、山本昌は絶対的なエースというイメージではないですが、ローテーション投手として長くプレーし、200勝も果たしています。

今の先発投手は中6日の時代、200勝は難しくなりました。長く活躍した桑田真澄(巨人)も173勝、西口文也(西武)も182勝です。山本昌は、200勝をするにはこのくらい長い期間活躍するだけの自己管理が必要と、はっきり後輩たちに示した例でしょう。

また、山本昌はFAを宣言せず、中日一筋だったことが球団もよくしてくれた理由でしょう。日本シリーズは何度も先発しながら勝利投手にはなっていませんが、今年で50歳になるベテランが、今でも先発のマウンドに立てるだけでも驚きです。

以前、私は40歳になることを恐れていた時期もありました。どんなに偉大な選手でも、40歳の壁はなかなか越えられなかったからです。しかし、その年齢に応じた鍛え方はあり、たぶん二軍にいるときは若手に対する「生きた教科書」であろう山本昌は、年齢は恐れるものではないと示してくれました。さすがの選手と、後の世まで語り継がれるでしょう。
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