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名古屋戦マニアック分析

2015-04-27 21:37:04 | 浦和レッズ
名古屋は、5-4-1気味に引いて守ってきました。普通の4バックの相手には強いミシャサッカーの浦和なので、それに対策を打つ考え方は正しいです。ただ、守るなら何か一つでもいいので攻撃パターンを確立しておくことが、勝利のための必須条件です。

名古屋はボランチのダニルソンがボールを持てる選手でした。ここで一旦はボールが落ち着きます。ただ、その後の攻撃に課題がありました。名古屋の前の選手でスピードがあるのは小川と永井くらいで、ノバコビッチと川又はターゲットマン、矢田はゲームメーカーです。

そのため、名古屋のカウンターはなかなかつながらず、浦和にとっては確実に勝っておきたいゲームのイメージでした。いつものようにポゼッションをする浦和の那須や阿部勇樹に対し、名古屋は取りに来なかったので、縦パスを武藤らズラタンに入れる攻撃パターンを何度もだせました。

今回の発見はズラタンのゲームメークのセンスです。ポストプレーが得意でないので、自分でどんどん打つのが持ち味と思っていましたが、うまく相手DFのマークを外すことができれば、宇賀神や関根にもボールを供給していました。興梠が戻ってくれば、ズラタンのシャドーも面白そうと感じました。

カウンターがつながらない名古屋は、スピード型の小屋松を後半頭から投入してきました。小屋松はドリブルも持っているので、浦和DFに個人技で仕掛けることもできます。浦和のミスから小屋松がGKと1対1になったビッグチャンスは名古屋の狙い通りだったと思いますが、西川がファウルすれば退場、抜かれれば失点というきわどい場面でしたが、唯一の正解であるクリアを成功させたのはさすが西川でした。

小屋松の投入で名古屋のカウンターが機能し始めた流れでしたが、そこで武藤がお腹で押し込む2点目を決めておいたのが大きかったです。これも関根→梅崎→武藤とつながった、浦和らしいサイド攻撃の機能した形でした。2シャドーがバイタルエリアで持つ、これが浦和のサッカーを機能させる条件と気付いたので、浦和の試合をもし初めて見る方がいらっしゃれば、武藤や梅崎がどれだけボールを触っているかで、浦和の好不調がわかりやすくなると思います。
コメント
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