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北京国安戦マニアック分析

2015-04-09 19:23:15 | 浦和レッズ
昨日の北京国安戦はテレビ観戦でしたが、昨日の記事では書き足りないので、マニアック分析を追加します。北京が昨日、浦和をよく研究していたことを書きましたが、彼らは間違いなく浦和の山形戦か松本戦の映像を見ていると感じた試合の入り方でした。

北京は、引き分けでもいい状況を利用して守りを固めてきました。本来サイドハーフの于大宝(19番)を左SB気味の位置に置いた5バックでした。浦和の4-1-5の前5人に数的同数を保つ、この狙いは機能しました。その理由は浦和のアウトサイドの人選もありました。

浦和は、宇賀神を休養させて、右に平川、左に橋本をアウトサイドに置いてきました。彼ら二人はクロスを上げるSBタイプの選手です。北京が浦和の1トップ2シャドーを消しに行くと、浦和は合わないクロスを何本も上げてしまう悪循環でした。

この試合はズラタンをベンチに入れていなかった浦和は、まず平川に代えて関根を入れて右アウトサイドに置きます。関根のドリブルは北京は知っていたようで、常に二人で守る態勢を作っていました。そのため、ミシャの打った手は橋本out高木俊幸inでした。

高木俊幸をどこに入れるかが注目でしたが、急造左アウトサイドでした。松本戦でも引いて守る相手の攻略にドリブルを強調していたミシャですが、今回も両アウトサイドをドリブラーにした、よく似た手でした。この交代あたりから、李と武藤の動きが変わってきました。

真ん中で待っていてもボールはもらえないと判断したらしく、李は今回はベンチ外の興梠が得意にしている、引いてきてのポストプレーを出し始めました。李は興梠と違って、パスの能力はかないませんが、李のポストプレーから、相手守備陣の間のポジションを取って受ける能力が高い武藤がボールを散らしてチャンスになりました。

そのため、浦和の攻撃にバリエーションが増え、後半は北京を押し込んで槙野のヘディングで同点にも追い付きました。最後の左からのクロスを、李がちゃんと枠に飛ばしていれば勝てた可能性もあった試合でした。前半の出来はひどかったですが、ミシャのゲームプランの修正で引き分けに持ち込んだことはポジティブに考えています。
コメント
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