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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

プレッシングサッカー(3/27日本対チュニジア)

2015-03-27 23:07:14 | ワールドサッカー
チュニジアの情報を事前には入手できませんでしたが、それでもこの試合の見所は十分ありました。まず、ハリルホジッチ新監督のサッカーは何か、1試合見た印象です。

ハリルホジッチは相手によって様々なオプションを使い分ける監督として知られ、この日の4-2-3-1がハリルホジッチの代名詞ではないと思います。ハリルホジッチのやりたいサッカーはプレッシングサッカーのようです。チュニジアがボランチや最終ラインで回すとき、体力を温存するために追わないチームもありますが、ハリル日本は常に誰かが追うスタイルでした。

中盤で数的優位を作り、ショートカウンターを中心にした速い攻撃をやりたいようだと、この日の選手の動きからは伝わってきました。また、ベテランの長谷部を、ロシアW杯では34歳になることを承知で呼んだのにも理由があります。理由は、彼の持つポジショニングのセンスです。

プレッシングに行くハリルサッカーの場合、それを外されたときに決定的なピンチを招くリスクはもちろんあります。長谷部が優れているのは、相手のいないところに正確にポジションを取ってボールを回しやすくすることです。日本のプレスを外されても、長谷部がカバーしているから大丈夫だという、安心感を与える要素にもなっていると思います。

また、今回のメンバーは、あえて本田圭佑、香川真司、岡崎慎司あたりをベンチスタートにしました。それは、きっとハリルホジッチが特定の選手に頼りたくない意図でしょう。彼らなら、すぐに連係できることは、後半彼らが途中出場した30分間で2点を取って勝った事実に表れていると思います。

しかし、そうだからこそ、あえてサブ組にチャンスを与え、サブ組だけで試合をできることを示しておけば、ハリルホジッチがアルジェリア代表時代に、初戦のベルギー戦で負けてからメンバーを6人入れ替えるような、荒療治も可能になります。たぶん、ハリルホジッチはそこまで考えて試合をしていると思います。

もちろん、このハリルサッカーは選手にとってきついサッカーなので、暑さとの戦いになる中東や東南アジアのアウェイ戦でもできるかという課題はあります。ただ、新監督の初戦にしてはいい内容だったということは評価したいと思います。チュニジアについては機会があったら別に書きます。
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2部の経験が生きる(本田圭佑)

2015-03-27 19:37:56 | ワールドサッカー
今日は日本代表のチュニジア戦ですが、即日更新はできない可能性があるので、穴埋めネタを書いておきます。今やセリエAのACミラン所属で、移籍金は最低でも10億円はかかりそうな選手ですが、過去には浦和レッズがオファーを出したことがあります。

あり得ないように思うでしょうが、一度だけ本田獲得の可能性がありそうなタイミングはありました。それは、本田圭佑の移籍した、オランダリーグのVVVフェンロが2部落ちした2008年の夏です。当時、本田圭佑は「自分のキャリアで2部でプレーしなければならないとは」と相当ショックを受けていて、オランダを引き払ってJ1のチームに加入する可能性はありました。

しかし、本田圭佑はそのオファーを断って、あえて2部のフェンロに残留しました。彼にとってはこの判断が正解でした。2部でMVPに輝くほどの活躍を見せた本田圭佑は、もちろんチームを1部に戻し、フェンロの街でパレードを開いてもらえるほどでした。

当時の岡田監督も日本代表に招集しました。また、本田圭佑は岡田監督に、南アフリカW杯本大会に1トップで起用されるというギャンブルに抜擢された幸運もありました。カメルーン戦、デンマーク戦でゴールを決めた本田圭佑は、選手としての価値を上げ、ロシアリーグのCSKAモスクワで中心選手になります。

本田圭佑にとっては、CSKAモスクワは通過点のつもりだったチームでしょうが、ここで負傷続きでキャリアを停滞させた痛い誤算もありました。2012年のザックジャパンでのW杯3次予選に、本田圭佑は負傷で出場できず、チームもウズベキスタンに出し抜かれて2位通過と苦しみました。

しかし、最終予選には間に合った本田圭佑は、ヨルダンとのホームゲームでハットトリックを決めるなど、代表の中心選手に復帰しました。その後はACミラン移籍、ブラジルW杯出場とキャリアを積んでいます。今日のチュニジア戦も1ゴール1アシストの活躍で、代表にはまだまだ本田圭佑が必要なことは結果で示されました。本人はRマドリードが目標だそうですが、小学生時代の作文の「セリエAの選手になる」を実現したのはさすがです。
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