チュニジアの情報を事前には入手できませんでしたが、それでもこの試合の見所は十分ありました。まず、ハリルホジッチ新監督のサッカーは何か、1試合見た印象です。
ハリルホジッチは相手によって様々なオプションを使い分ける監督として知られ、この日の4-2-3-1がハリルホジッチの代名詞ではないと思います。ハリルホジッチのやりたいサッカーはプレッシングサッカーのようです。チュニジアがボランチや最終ラインで回すとき、体力を温存するために追わないチームもありますが、ハリル日本は常に誰かが追うスタイルでした。
中盤で数的優位を作り、ショートカウンターを中心にした速い攻撃をやりたいようだと、この日の選手の動きからは伝わってきました。また、ベテランの長谷部を、ロシアW杯では34歳になることを承知で呼んだのにも理由があります。理由は、彼の持つポジショニングのセンスです。
プレッシングに行くハリルサッカーの場合、それを外されたときに決定的なピンチを招くリスクはもちろんあります。長谷部が優れているのは、相手のいないところに正確にポジションを取ってボールを回しやすくすることです。日本のプレスを外されても、長谷部がカバーしているから大丈夫だという、安心感を与える要素にもなっていると思います。
また、今回のメンバーは、あえて本田圭佑、香川真司、岡崎慎司あたりをベンチスタートにしました。それは、きっとハリルホジッチが特定の選手に頼りたくない意図でしょう。彼らなら、すぐに連係できることは、後半彼らが途中出場した30分間で2点を取って勝った事実に表れていると思います。
しかし、そうだからこそ、あえてサブ組にチャンスを与え、サブ組だけで試合をできることを示しておけば、ハリルホジッチがアルジェリア代表時代に、初戦のベルギー戦で負けてからメンバーを6人入れ替えるような、荒療治も可能になります。たぶん、ハリルホジッチはそこまで考えて試合をしていると思います。
もちろん、このハリルサッカーは選手にとってきついサッカーなので、暑さとの戦いになる中東や東南アジアのアウェイ戦でもできるかという課題はあります。ただ、新監督の初戦にしてはいい内容だったということは評価したいと思います。チュニジアについては機会があったら別に書きます。
ハリルホジッチは相手によって様々なオプションを使い分ける監督として知られ、この日の4-2-3-1がハリルホジッチの代名詞ではないと思います。ハリルホジッチのやりたいサッカーはプレッシングサッカーのようです。チュニジアがボランチや最終ラインで回すとき、体力を温存するために追わないチームもありますが、ハリル日本は常に誰かが追うスタイルでした。
中盤で数的優位を作り、ショートカウンターを中心にした速い攻撃をやりたいようだと、この日の選手の動きからは伝わってきました。また、ベテランの長谷部を、ロシアW杯では34歳になることを承知で呼んだのにも理由があります。理由は、彼の持つポジショニングのセンスです。
プレッシングに行くハリルサッカーの場合、それを外されたときに決定的なピンチを招くリスクはもちろんあります。長谷部が優れているのは、相手のいないところに正確にポジションを取ってボールを回しやすくすることです。日本のプレスを外されても、長谷部がカバーしているから大丈夫だという、安心感を与える要素にもなっていると思います。
また、今回のメンバーは、あえて本田圭佑、香川真司、岡崎慎司あたりをベンチスタートにしました。それは、きっとハリルホジッチが特定の選手に頼りたくない意図でしょう。彼らなら、すぐに連係できることは、後半彼らが途中出場した30分間で2点を取って勝った事実に表れていると思います。
しかし、そうだからこそ、あえてサブ組にチャンスを与え、サブ組だけで試合をできることを示しておけば、ハリルホジッチがアルジェリア代表時代に、初戦のベルギー戦で負けてからメンバーを6人入れ替えるような、荒療治も可能になります。たぶん、ハリルホジッチはそこまで考えて試合をしていると思います。
もちろん、このハリルサッカーは選手にとってきついサッカーなので、暑さとの戦いになる中東や東南アジアのアウェイ戦でもできるかという課題はあります。ただ、新監督の初戦にしてはいい内容だったということは評価したいと思います。チュニジアについては機会があったら別に書きます。