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Kobby loves 埼玉&レッズ

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体を張ったキープ(マルシオ・リシャルデス)

2011-04-11 18:39:38 | 浦和レッズ
これまで、浦和のPSMから開幕戦を映像で見る限り、マルシオ・リシャルデス(以下マルシオ)が相手DF2枚に囲まれてもキープできる能力は浦和にとって確実にプラスになるとは思っていました。今回の山形との練習試合は初めて味方の選手としてマルシオを見る機会だったので、ポンテとの違いを中心に見ました。

相手ボランチがマークについているときの動きは、マルシオとポンテは全く異なります。ポンテは個人技で抜きに行きますが、マルシオはポンテよりフィジカルに自信があるらしく、相手ボランチを背負った状態でキープすることを最初に考えているように見えます。

ペトロのサッカーがウイングを意識したサッカーなので、マルシオも自分のところでタメを作ることを意識して、まずはキープして展開を狙い、相手が強引に取りにくればファウルをもらってマイボールのFKを取って再開という動きをしているトップ下です。

新潟時代のマルシオは高いテクニックとFKの精度で鳴らしていましたが、負傷欠場が多く、マルシオが欠場した試合の新潟の勝率が極端に悪いという存在でした。まずキープから狙うというプレースタイルは、相手が悪質なタックルを仕掛けてきた場合に負傷のリスクがあります。浦和もこのマルシオのプレースタイルを考えると、昨日の試合でも試した柏木のトップ下もあり得ると準備していないといけません。

マルシオは守備もよくやっていますが、足が遅いのでボランチに置くとカウンターで戻って来れません。ペトロはマルシオを新潟時代のような右サイドハーフには置こうとしません。昨日の試合でエスクデロの仕掛けで1点取った、ウイングが派手に動くサッカーがペトロの理想なのでしょう。

ただ、いくらウイングが頑張っても、ターゲットとなる中央の選手がエジミウソン一人では限界があります。マルシオはターゲットとしても期待されていて、上背こそ173cmですから、相手DFにヘディングで競り勝つことは難しいですが、パスを出した後にゴール前に詰めてフリーになり、ワンタッチで決める形が出れば浦和の得点はもっと増えるでしょう。

昨日の1点目はそういうゴールでしたから、ひょっとしたらエジミウソンよりマルシオのゴールが多い、逆転現象も起こるかもしれません。
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