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Kobby loves 埼玉&レッズ

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名古屋戦マニアック分析

2011-04-25 18:47:25 | 浦和レッズ
浦和対名古屋というカードなら、ケネディ対スピラノビッチの対決が見ものと思っていましたが、勝負のポイントは他にもありました。理由はストイコビッチ監督が強気のサッカーを好むことで、名古屋の中盤で本職のボランチは吉村一人でした。もう一枚のボランチは本来攻撃的MFの小川で、ACLのFCソウル戦でもバイタルエリアが空くことは気になっていました。

ただ、浦和の方もバイタルエリアは弱点でした。理由は鈴木啓太の出場停止で、代役は今季は便利屋として使われている山田暢久ですが、柏木が前に行くことで持ち味を発揮するタイプなので、山田暢久のところは相手の中盤に徹底的に狙われるリスクはありました。

しかし、このバイタルエリア争奪戦で先に破綻したのは名古屋の方でした。マルシオの先制点の場面では、エジミウソンがフリーでバイタルエリアに進出して、守備は闘莉王と増川しかいないという状況に持ち込みました。

去年ならそれでも点にならない場面も多かったですが、このエジミウソンのキープに田中達也とマルシオがちゃんと反応しているのがペトロサッカーのいいところで、この3人が前を向いてボールを受ければ点になる確率が高いというイメージは受けました。

チャンスボールに反応する選手が多いのは浦和の今季の長所で、足は決して速くないマルシオでもタイミングが合えば抜け出せるのがサッカーの面白いところで、まるで俊足のウイングを走らせたような点の取り方ができました。

後半、名古屋は相手のバイタルエリアを使おうとして、ボランチを吉村から中村直志に替えました。後半の頭数分は押し込むこともできましたが、浦和がこの時間を耐え抜いて勝利を確実にしました。

浦和も左右のいろんな位置に出没する永井対策で、永田が引っ張り出されて山田暢久が最終ラインをカバーしている場面もありましたが、名古屋はサイドからケネディの頭という形にこだわっていたのかなという印象も受けます。

一つ、永井の左クロスがケネディの頭に合うという決定的なチャンスもありましたが、永田が体をつけてフリーでヘディングをさせなかったので外れ、浦和の守備陣がよく頑張ったという印象です。
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