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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

機を見た上がり(谷口博之)

2008-05-12 20:47:39 | 他チーム
私は浦和戦をスタジアムで見るときは、だいたい浦和6割、相手4割くらいの割合で見ています。そのため、浦和戦を見た後でも、相手チームの印象の方が強いことがあります。土曜の川崎F戦も、浦和はシュート3本で、PKの1点を守り切った試合なので、思わず相手チームの話題をしてしまいます。

今回話題にする選手は浦和戦はトップ下で出ていた谷口博之選手です。実は、私はJ1の中断期間にはよくJ2を見に、当時J2だった川崎Fや大宮の試合を見に行っていました。その川崎F戦で、私は貴重な試合を見ています。それは谷口のデビュー戦です。

当時は土曜夜の試合でしたが、相手が当時下位の湘南だったことと、アジアカップの日本代表対ヨルダン戦のテレビ中継があったので、スタンドはまばらな入りでした。川崎サポでも、見ている方は少ないと思います。

この試合で、谷口は出場停止の選手に代わって右ストッパーでスタメン出場しました。相手FWに再三振り回されながらも、自分のサイドは守り抜き、4バックにするための戦術的理由で途中交代しましたが、いい若手が出てきたと印象に残りました。谷口が有名になったのは、翌年に関塚監督がボランチにコンバートしてからです。

当初は中村憲剛の攻撃力を生かすために後ろで守備をしていました。しかし、2006年に谷口は自らの隠れた才能に気付きます。確かに、谷口は運動量はありますが、中村憲剛のようなスルーパスも、森のようなドリブルもありません。しかし、ここへ上がればフリーになれるという洞察力と、思い切りシュートを打てる力がありました。

こういう、後ろからのパスを待つタイプの攻撃参加は、弱いチームでは味方が気付かずに潰えてしまいます。しかし、川崎Fには中村憲剛がいます。中村憲剛を後ろに残し、絶妙のパスをもらう好循環で、谷口はボランチでありながら二桁のゴールを決める大活躍でした。

土曜の浦和戦ではトップ下で出ていた谷口ですが、守備を菊地に任せ、中村憲剛と二人で動き回って浦和の隙を突こうとしていました。そんな谷口は、入団当初につけていた背番号29を、いまだに変えていません。6や8をつけたいと言えば、いつでもつけられる実績はあるのですが、どうやら、ベテランになってもこのままで行くようですね。

有名選手では、市川(清水)の25番、曽ケ端(鹿島)の21番の例があります。谷口も、29番を自分の番号として、大事にしたかったのでしょう。
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