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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

しのぎ切った「破綻」(5/6浦和対千葉)

2008-05-07 20:23:55 | 浦和レッズ
昨日の千葉戦ですが、試合の入り方は良くなかったと思います。神戸戦で右アウトサイドの永井の裏のスペースが狙われた事実は、当然千葉サイドも知っていて、本来CBタイプの青木良太を上がらせて永井を完全に手玉に取りました。

永井は、右アウトサイドは初めてのポジションではないですが、やはり後ろをダブルボランチがカバーしてやらないと守備はきついです。この日のダブルボランチは二人とも本職でない闘莉王と山田ですから、千葉に何本も裏へパスを通され、結局右ストッパーの堀之内が引っ張り出されることになりました。

相手のクロスが中の選手に合わなかったので助かりましたが、このままでは失点してしまいそうな流れでした。しかし、エンゲルス監督は梅崎を右アウトサイドに回して、やられっぱなしだった右サイドを修正しました。山田も守備に参加させて、何とか止めましたが、嫌なムードの漂った前半戦でした。

ハーフタイムの永井の交代は、守備の破綻でゲームプランが狂ったことに対する、懲罰的な交代と思っていました。しかし、新聞記事を見ると、闘莉王が肩を痛めてボランチではきつくなったので、トップ下に置いて攻撃に専念してもらおうという意図だったようです。

その通り、闘莉王は攻撃で存在感を見せました。先制ゴールは堤の長めのクロスが高原の頭に当たって、コースが変わったところに闘莉王が詰めていました。闘莉王のシュートはポストの内側に当たってそのままゴールに吸い込まれ、浦和は待望の先制点を入れました。

千葉は守備的な起用をしていて、DF4人が全員CBタイプですから、攻撃的なオプションは打ちづらいです。中島に代えて米倉を入れて、米倉が少ないチャンスをシュートで終わったのは印象的でしたが、レイナウドはサイドに流れすぎてゴールを決められそうな位置にいませんでした。

浦和は後半から投入された細貝が効いていました。札幌戦では、ボランチにしては勝負しすぎで、もっと確実なプレーを望んでいました。この日のプレーは、確実に梅崎や相馬の後ろをフォローしていて、浦和がカウンターを食いにくくしました。

試合全体として見れば、永井の守備から破綻する可能性もあったのですから、手放しでは喜べません。しかし、なかなか大量点の取れないチームだった浦和が、追加点や駄目押し点を決めたのは収穫です。相手に合わせてしまう、お人好しチームからは脱皮したと言ってもいいと思います。
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