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ターゲットとドリブラー(4/13浦和対鹿島)

2008-04-13 18:58:02 | 浦和レッズ
今日は、雨が降ったり止んだりの中、寒い埼スタまで行ってきました。ただ、試合内容はこれがサポーター冥利に尽きるという試合で、押され気味の苦しい試合を都築のセーブとサポーターの後押しで拾った、熱い試合でした。勝ち点3を手土産に自宅に無事帰宅したことが、今日の一番の収穫でした。

しかし、試合内容をシビアに見ると、まだまだ課題もたくさん見えます。最大のものは高原の使い方です。浦和はエジミウソンを軸にチームを作ろうとしていて、高原はエジミウソンの周りを衛星のように動き回ってアシストすることが求められているように感じます。

ところが、高原がそれをできていないのです。また、縦のパスをキープして落ち着かせることもできておらず、高原にボールが入れば浦和の攻撃は止まるという状況でした。前半の終了間際に、平川のクロスにヘディングシュートを放ったのが唯一の見せ場でしたが、このプレーに高原の特徴を見ました。

それは、高原も実はターゲットとして、真ん中に構えているのが得意な選手だということです。今日は闘莉王がトップ下で出ていましたから、前半の浦和はターゲットが3枚というバランスの悪い状態でした。高原はハンブルガーSV時代に右のMFだった経験があるので、サイドアタッカーとしても使えるとエンゲルスは読んだのでしょうが、完全な見込み違いでした。

こういう状態を解消するためには、最低でも1枚をスピードあるサイドアタッカー、もしくはドリブラーにするしかありません。高原の前半限りの交代は必然だったのです。永井が入ったことで、トップ下で運動量を多くして動き回ってもらい、実は永井の1点目の場面、右の山田にパスを出していたのは永井自身なのです。ここでボールが持てることが、浦和の先制点を生んだと言ってもいいでしょう。

また、もう一つの課題は、後半の15分過ぎから最終ラインが引きすぎて、相手に一方的にボールを回されたことです。確かに苦しい状況で、今日はたまたま都築が大当たりの日でしたから良かったですが、もし都築の状態が普通レベルだったら、小笠原のFKで1点くらいはやられていた気がします。

エンゲルスも対策は打っていて、細貝を下げて梅崎をトップ下に配転させ、闘莉王をボランチに下げて対応しました。これで闘莉王がたまには最終ラインに入るようになり、何とかしのぐことができましたが、今日と同じ内容ではカシマスタジアムでは勝てないと思って、これからチーム状態を上げていって欲しいです。
コメント (4)
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