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同タイプの対決(4/27大宮対鹿島)

2008-04-27 18:41:12 | 他チーム
今週末はレッズがアウェーなので、どこかへ行きたいと思ってNACK5スタジアムに行ってきました。カードは大宮対鹿島で、この試合で大宮が3点差以上で勝てば浦和が2位浮上という理由で、なんとなく大宮応援のつもりで見ていました。

この両チーム、大宮が攻撃サッカーに移行したこともあって、チームカラーが似てきています。中盤がボックス型の4-4-2、スピード型のFWが一人(鹿島は興梠、大宮は吉原)いて、DFラインが比較的スピード型に弱いということまで共通しています。ただ、守り方では鹿島の方が成熟していました。

鹿島は4バックでありながら、あまりオフサイドを取りに行かず、一人のCBが前で相手を潰し、後ろをもう一人のCBがカバーする形が徹底しています。これに対し、大宮は冨田が前で潰せればいいのですが、レアンドロと役割を入れ替えるまではできていません。

そのため、大宮の弱点はレアンドロが引っ張り出されたときで、失点の場面ではロングボールで興梠に裏を取られ、一度は江角がセーブしたものの、跳ね返りを押し込まれています。これまでの両者の力関係なら、1点を鹿島が先に取れば、大宮の長所を徹底的に消して逃げ切られるパターンです。

しかし、鹿島には、去年の浦和とよく似た、ACL疲労症候群らしきものが出始めていました。確かにメンバーは何人か入れ替えていますが、ほとんどは負傷でやむを得ず入れ替えたもので、温存は本山だけです。そのため、後半に大宮が次々攻撃的な選手を投入すると、鹿島の中盤がすっかり足が止まり、面白いようにカウンターがはまり始めました。

しかも、大宮はサイドハーフに回した吉原、途中出場のFWペドロ・ジュニオールが何度も走り、パスコースをいくつも作ります。同点ゴールは必然でした。たまたまセットプレーを小林慶行が押し込んだ形ではありましたが、そのFKは大宮の動きについていけなくなった鹿島のファウルからです。

それ以降も鹿島を押し込み、大宮は何度もあわや勝ち越し点という場面を作ったのですが、決めきれずドローに終わりました。しかし、大宮はGWの連戦に向けて、明るい要素を得た引き分けです。鹿島相手にこれだけ自分たちの攻撃サッカーが通用した事実は、自信につながったでしょう。試合としても、スリリングなシーンが多く面白い試合でした。見ている方も満足できる試合です。
コメント
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