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鹿島の弱点

2008-04-08 20:10:49 | 他チーム
鹿島にとっては、明日のACL北京国安戦が大事な試合ですが、浦和は既に週末の鹿島戦に意識を集中させているでしょう。勢いなら5戦全勝の鹿島に分がありますが、浦和は鹿島より時間を掛けて調整できるメリットを生かしたいです。ちょっとプレビュー記事には早いですが、鹿島の弱点を見つけたと予告したので、今日書きます。

鹿島はあまり布陣をいじらないチームで、ほとんどの試合で4-4-2で中盤をボックス型に組んできます。全盛期の鹿島は、この4-4-2で磐田と2強時代を築き、このシステムには弱点はないと当時の私は思っていました。しかし、去年の天皇杯準決勝の川崎F戦で、結果はラッキーなゴールで1-0で勝ちましたが、王者らしくない隙がいろいろなところに見られました。

まず、4-4-2で中盤をボックス型に組むと、サイドハーフとSBの間に縦のスペースが空きます。3-5-2もしくは3-6-1で戦う浦和にとっては、このスペースに両アウトサイドがぴったりはまります。川崎F戦では、相手左アウトサイドの村上に、右MFの野沢がつくか、右SBの内田がつくかが徹底していませんでした。

そのため、村上は序盤から好クロスを連発し、完全に川崎Fのペースでした。そのため、浦和は両アウトサイドをうまく使いたいところです。また、これはボックス型4-4-2の一般的な弱点ですが、トップ下を置かないので、相手のボランチにプレッシャーを掛けにくいです。同じ理由で、3バックのリベロのオーバーラップにも比較的弱いです。

もし、鹿島が今の布陣でこれを解決しようとするなら、FWのマルキーニョスの運動量を利用して下がらせてチェックするしかありません。しかし、それでは鹿島の攻めの駒が一枚少なくなってしまうので、FWの田代に掛かる負担は大きくなります。ただ、闘莉王がリベロだと、鹿島はマルキーニョスが完全にストヤノフのオーバーラップを封じた、天皇杯決勝の広島戦の成功例もあります。

闘莉王はボランチに置いて、ロングキックで攻撃を組み立てる方が良さそうに思えますが、鹿島も闘莉王がボランチならばDFでスタメン出場する堤のところを集中的に仕掛けてきそうなので、どちらにもメリットとデメリットがあります。闘莉王の置き方で、浦和は積極策か慎重策かがわかりそうです。
コメント
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