小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

夏越の大祓について。

2015年06月28日 | 小網神社教学
大祓は、日常生活のなかで知らず知らずに犯してしまう罪やけがれを六月三十日(夏越の大祓=なごしのおおはらえ)と十二月三十一日(年越の大祓=としごえのおおはらえ)の年二回お祓いする行事です。
日本最古の歴史書である『日本書紀』にも記載があり、大宝律令に規定されていらい、宮中においては現在も恒例の神事として行われています。
当神社でも、これにならい、古来受け継がれてきました。

祭典は半年間の罪・けがれを清め、心新たにお過ごしいただき、大きな力を得ることを目的に斎行されます。
御希望の方は形代に姓名、生年月日を記し、夏越の際は明29日までに初穂料を添えて神社までお持ち下さい。
車型には、車種とナンバープレートの数字をお書き下さい。

なお、人形に必要事項をお書きになる際には、次の言葉を唱え、身体を撫でてください。
「直(なお)かれ、清(きよ)かれ、明(あかる)かれ、正(ただ)しかれ。
我(われ)人(ひと)ともに、厄(わざわい)あらざれ」

それでは強運厄除の御神威が発揚し、皆々様のますますの御健勝を衷心よりお祈り申し上げます。
末筆ではございますが、時節柄いっそうの御自愛をお祈り申し上げます。

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夏越の大祓 茅の輪を設えました。

2015年06月20日 | 神社より
6月30日の夏越の大祓(なごしのおおはらえ)を前に、鳥居に「茅の輪(ちのわ)」を設えました。

「夏越の大祓」とは今年上半期の罪穢れをお祓いする行事です。
 境内でおわかちしております「人形(ひとがた)」に名前などを記入し、6/29までに当神社にお持ちください。


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夏越の大祓 茅の輪の設置について。

2015年06月16日 | 神社より
今年上半期の「罪」「穢れ」をお清めする6/30の「夏越の大祓」。
当神社ではこの神事に合わせ、今週末の6月20日、鳥居に「茅の輪」を設置いたします。

「茅の輪くぐり」とは、霊力のある茅(カヤ)で拵えた輪をくぐって、心身をお清めする行事です。

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病や老いとの共存。

2015年06月14日 | 小網神社教学
「病は気から」といいます。
健康維持は、医学上の生活指導が、中核をなすことはいうまでもありません。
だからといって、医師の指導通りの完壁な養生は、持続が難しいものです。
人は顔も心も十人十色、人の臓器もまた、十人十色に近い違いはあるに違いありません。
そこで医者の指導を、知何に取り入れていくかではないでしょうか。
一日おきに実行していくこともひとつのほうほうかもしれません。
要は、持続していくことなのです。

気まで病んでしまっては、病は深まるばかりでしょう。
「一病患災」ともいえる今日、病との「共存」と人の心の有り様は、健康保持に無関係ではないのかもしれません。

年下のものに接して、自らの老いを感じたり、口に出したりすることがあります。
自然体、平常心を尊ぶ神道の考え方からみれば、老ゆることこsが、「自然体」なのです。
病の養生も、自然・平常の中に定着させることが肝要といえあしょう。


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社殿の銅板吹き替え工事はじまる。

2015年06月12日 | 神社より
社殿の銅板吹き替え工事がはじまりました。


昭和四年に竣工された現社殿は、戦後の近隣土地再開発による社殿の傾斜や酸性雨などによる屋根の老朽化が進み、雨漏り等による天井内部、壁、床等にも傷みが見られております。
さらに天井裏の電気設備にも劣化が見られたため、明年の御鎮座550年の佳節にあたり、大規模修繕を計画させていただいた次第です。
本年からは、記念事業の柱となります社殿及び神楽殿屋根銅板吹替及び社殿・社務所修繕工事をとり進めております。
昨年から受付ております「祈願奉納銅板」には、すでに一千枚を超えるたくさんの御協賛を賜っており、本工事より順次、銅板をお取付け致します。

なお、お預かりした銅板の取り付け工事はじめ社殿整備工事にあたり、銅板の奉納とは別に、広く御浄財を募っております。
一定額以上を御奉納の方につきましては、明年五月の例大祭まで、鳥居横に設えました奉納板に御芳名を掲示させていただきます。
多くの方々の御高配を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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老いたるは、なおうるわし。

2015年06月08日 | 小網神社教学
「女あり二人ゆく 若きはうるわし 老いたりは猶うるわし」
19世紀アメリカの詩人・ホイットマンの言葉です。
これは老いを迎える人たちの理想の姿でしょう。
当然この「うるわし」は、うちからにじみ出る「うるわし」です。
河上徹太郎さんが、年老重ねると、人は浄化昇華するものだ、といわれています。
又「和順中に積み、英華外に発す」という言葉もあります。

「人生は修行なり」の教えの通り、長い人生修行の中に培われた心の遍歴が、心を浄化し、和順に導き、それから、うるわしき姿として、外に現れたと思われます。

ある年齢に達したら、自分の顔は、自分で責任を持てと、日本では、よくいわれます。
人生は、世のため人のための人生であると神道では説きますが、。個を尊びすぎれば、家は破壊し、地域社会や国までが変化を余儀なくされます。
誰もが求める、美しく老ゆるためにも、心の成熟を促す新しい個のあり方が歴史に加わることを期待したいものです。


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小網神社御鎮座550年記念事業に御協賛を。

2015年06月05日 | 神社より

文正元年(1466)、当地に鎮座されました小網神社は、明年、五百五十年の佳節を迎えます。
これを寿ぎ、一昨年より奉祝記念事業を進めております。

皆様の御力添えにより、これまで授与所の移築、万福舟乗弁財天像・福禄寿像の境内建立とともに、鳥居補強工事などの境内整備が完遂しております。

本年二月からは、社殿並びに神楽殿屋根の銅板葺き替え工事を中心とした社殿修復工事を開始致しております。

現社殿は、関東大震災後の昭和四年、現代では再現不可能と言われる精巧な彫刻の数々を施し、麗しく竣工されました。
爾来、八十余年の歳月が経過しましたが、この間、東京大空襲はじめとする戦禍、度重なる自然災害などからも被害を免れて参りました。

その一方で、戦後の近隣土地再開発による社殿の傾斜とともに、近年では酸性雨その他による屋根の老朽化が進み、雨漏り等による内部天井、壁、床等に傷みが見られております。
さらに天井裏の電気設備にも劣化が見られたため、この度の佳節にあたり大規模修繕を計画させていただいた次第です。

お陰様でこのほど、神楽殿屋根の葺き替えが無事に竣工いたしました。


この六月からは、本殿・拝殿・弊殿の銅板葺き替え工事を行います。
現在までにお預かりしております奉納銅板も、本工事より順次御貼り付けをいたします。
銅板は約千枚の御奉納をいただいておりますが、受付は葺き替え工事が終了する直前の十一月中旬まで行う予定ですので、引き続き皆様の赤誠をお待ち申し上げます。

明年五月の御鎮座五百五十年記念大祭においては、本社神輿の渡御がございます神幸大祭が盛大に斎行されます。
詳細につきましては逐次お知らせ申し上げます。
当神社では、平成十八年の五百四十年大祭以降、さまざまな理由から十年間に亙り本社神輿の練り歩きが実現しておりません。
伝統護持の意味からも慎重に準備を取り進めて参りたく存じます。

神幸大祭と共に、奉祝関連事業費については、本年六月から広く浄財を賜りたくお願い申し上げる次第でございます。
皆様からお預かりした浄財は、社殿及び神楽殿屋根銅板葺き替え工事や手水舎修繕工事などに活用させていただきます。
なお、先般、鳥居横に奉製した奉納板には、一定額以上の御奉納者の御芳名を明年神幸大祭まで掲げさせていただく予定でございます。

末筆ながら、私共も五百五十年という歴史の重みをかみしめ、祭典と社殿を後世により良く伝承させるべく一層の精進に努める所存ですございます。
今後とも皆様からの変わらぬ御指導御鞭撻と御協力を重ねてお願い申し上げます。

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