小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

人は天職の中で 人生を歩む

2015年03月30日 | 小網神社教学
間もなく新年度を迎えます。
古来、日本人は、祖から命をいただき、この世に生を受け、長じて一生を世のため、人のために尽くし、神様のお導きで、祖神のもとヘ帰る、と考えてきました。
これが神道の生死観の基になています。
要するに日本人は、生も死も神様のお導きで、人の意志では、如何ともしがたいことなのだ、と捉えてきました。
人は必ず十人十色、特性なり個性を持っています。
この特性も、自分の意志で、そなわったものではなく、生育歴や環境の中で、培われ育まれたものでありましょう。
これも、神様のお導きと考えられます。
その特性を生かした職業を、天職といい、つまり神様からいただいた職業なのです。
職業は、現実に則したものを選択することも、また神様からのお導きといえます。
要は世のため、人のために貢献する手段で、自らを利するためのみの職業では、永続しない、ということなのです。
経済不況のいまだからこそ、自らの職業を見つめ直すときでしょう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真の豊かさと感謝。

2015年03月23日 | 小網神社教学
凄惨な少年犯罪が後を絶ちません。
犯罪の低年齢化を憂慮し、「心の教育」の提唱がなされてきました。
少なくとも学校教育においては、学習指導、生活指導、学校行事、校外教育、生徒会活動等々、校門に入り校門を出るまで、すべてが教育であり、心の教育に取り組まなければならないといいます。
しかし、その基礎は、あくまでも家庭教育にあるといえます。
家庭では、心の教育の基礎になる蝶即ち基本的生活習慣を、幼い頃から施しておく必要がある、といいます。
かくいう我が家庭でもそれが全う出ず自嘲する毎日でもあります。
心豊かな人生への到達は、人生の最終日的でしょう。
その中に、感謝と謙譲は、大きな要素を占めていることを、自戒の意味も含めて肝に銘じたい、と思います。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界ぶんか社の取材を受けました。

2015年03月18日 | 神社より
本日、世界ぶんか社刊ムック『ひふみ』の取材を受けました。
スタッフの皆様には御苦労さまでした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明19日初午祭 福箸差し上げます

2015年03月18日 | 祭典・行事
明日3月19日、当神社で初午祭を斎行します。
参拝の方には,当日午前八時30分より先着で「福箸(ふくばし)」を差し上げます。
数に限りがあるため、なくなり次第終了となりますので、御了承下さい。

初午祭は全国の稲荷社の本社である、京都・伏見稲荷神社の御祭神・宇迦御霊神が伊奈利山に降臨れたのが和銅4年(711)年2月11日の午の日であったことに由来します。
節分以降の午の日のことを「初午」といいます。
本来は旧暦の2月の祭典ということもあり、当神社では毎年3月中旬の午の日におこなっています。

初午はその年の豊作を祈願し、それに稲荷信仰が結びついたものといわれています。
江戸以降商業地である日本橋に鎮座する当神社では、五穀豊穣と共に「商業繁盛」や金運・財運向上なども御祈念します。


「福箸」には、強運厄除や東京銭洗い弁天様の財運向上など当神社の御利益をおつかみいただきますよう、との意味がこめられております。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「公益」を考えよ。

2015年03月16日 | 小網神社教学
戦後の教育は、個人尊重の教育であるといわれます。
個の権利を尊重する個人主義教育は、それなりに評価できるものである、と評価する方もいらっしゃいます。
しかし現実は、個人主義の名のもとに、実質的には利己主義を蔓延させてしまったともいえます。
国家意識や地域社会、ひいては家にまでいたる「公」という意識の欠落は、やがて大きな損失をもたらすことでしょう。

このような意識を持ってしまった根源は、個の権利主張が第一で、他の権利や公の利益つまり「公益」を、ないがしろにしてしまったところにはあるのではないかと思われます。
経済危機、テ口、災害…、これら国や地域レベルでの対応がなかったら、対応はできません。
「家庭」の崩壊が、さまざまな犯罪の根源といわれて久しい今、さらに社会問題を生み続ける可能性を、秘めているのではないか、と思わざるを得ません。
いまこそ「公益」、じっくり考える時期でしょう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

商売繁盛の基本。

2015年03月09日 | 小網神社教学
景気の上昇を願う者は、事業家のみではないでしょう。
しかし過去のようなバブル景気が望めることはありえません。
官公庁といえども、従来のような放漫な管理体制では、そのツケはやがて国民に大きな負担を荷せていくことでしょう。
現状をとらえてみても、日本経済の問題点は多く、一攫千金は過去の夢といえます。
消費者の側に立って事業を組み立てていかないことには、人や景気はついてこないといえます。
その基本を神道では「神のみこともち」と表現します。
神の御心に沿い、誠心誠意生業に向き合うことこそ大事なのです。
その核にあるのは、「まことの心」があり、「まことの心」なくして他者との信頼関係は築けないと思われます。
事業のあり方をしっかりつかんだ人こそ、真の事業家となりうる時代なのだといえます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イチロー、黒田両選手に学ぶ男の生き方。

2015年03月02日 | 小網神社教学
ともに大リーグの名門ニューヨーク・ヤンキースで活躍したイチロー選手と黒田投手がそれぞれ新チームで今季を迎えます。
ともに40歳を超えた一流選手が、新天地や故郷に臨むというフレッシュな挑戦に注目が集まっています。

眠りは死であり、目覚めは誕生である、という処世観の上に立って人生を思えば、一日一日の処世は、燃焼の日々でなければならないといえます。
少しオーバーに過ぎる言い方であるが、命をかけた一日は、少なくとも前向きで、充実した一日でなければならないでしょう。
青春とは、老若の年令ではなく、一生現役、即ち、一生一つの目的を持った行動姿勢のある生き方を、やり抜くことであるといえます。
神道の人生観の根底は、世のため、人のために処世をの戒めが流れています。
従って自らも、他により生かされることを、認識しなければならないのです。
しかし、ほぼ安定した家族、組織、団体、国家と、ほぼ安定した流通経済社会の中に生きている人々は、自分のすべてが、他により生かされていることへの認識を、遠ざけすらしていることも事実でしょう。
人は、世のため、人のために、一日燃焼し、生涯青春の人生を築くことが、うまし一生といえます。

イチロー・黒田両選手の活躍を期待せずにはいられません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする