日本時間では明日、ロンドン五輪の開会式が行われます。これに先立ってサッカー女子はカナダに、男子は強豪スペインに勝って幸先の良いスタートを切りました。
五輪はスポーツの祭典であると同時に各国の伝統文化や宗教を知る良い機会でもあります。
人が信仰の道に入り、人智を超えた神仏の存在を感知する時は、人それぞれでしょう。又、神を仰ぐ姿勢も世界各国色々あります。五輪で金メダルや記録を達成した後の選手の姿にもそれが現れます。
その姿勢について、よいとか悪いとか、低い次元、高い次元と、云々することはできません。なぜなら、信仰の中で、人は大きく変わる可能性を秘めているからです。
日々の祈りの姿は、神の前で自らを開きます。だからこそ、その姿は美しいものとして、人々の目に映るのです。
社頭での祈りの言葉は、病であり、進学、就職、結婚などへの悩みや不安、あるいは期待であり、また、商売や事業の発展等、多岐にわたっています。
人は祈りの継続の中で、自らの生きる姿勢に目を向け、やがて、変化が起こってくるといえましょう。
この変化は、個々の人の心のありようによって様々です。
神は、人の心の波長をまず変え、人はその波長との調和の中で、御神徳の意味を感じるのではないでしょうか。
そして人は、神の感知と祈りの継続の中で、新たな人生を聞き、御神徳の光を受けつつ、逞しくも繊細な人生が開かれてくるのです。
「人事を尽くして天命をまつ」は、この信仰の心の構えを端的に表現しているといってよいでしょう。
さて、ロンドン五輪では、どんな感動が待っているのでしょうか。