小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

ほどほどに甘さ辛さをかみわけて心豊かに。

2015年04月26日 | 小網神社教学
かつて男性として日本最高齢だった福岡の医師・原志免太郎氏が残した言葉です。
原氏は104歳まで聴診器を持ち、約109年の天寿を全うされました。
人生の甘辛を、ほどほどに体験しつつ、心豊かに生きていこうとの意味です。
心の豊かさを築くためには、喜怒哀楽、幸・不幸の体験が必要で、これらが人の心に幅と深さを与えてくれるものです。
百才を越える数少ない天寿を生き抜いていた原氏の締めくくりの言葉が、心豊かに生きることだったことは、重みがあると読み取りたいものえす。
心を豊かさは、社会的地位や学歴、財産などで計れるものでありません。
心豊かな方は御自分自身に掛け替えのないものを必ず持っていらっしゃいます。
天寿、即ち神から与えられた寿命を全うする上で、「豊かさ」は最も心せねばならぬことだということです。

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「挑戦型」「給料相当型」「半ライス型」 あなたはどれ?

2015年04月12日 | 小網神社教学
人聞の生き方は多種多様です。
会社をはじめ、官民公私の組織・団体の中で、人は、それぞれの立場で生きています。
そこで見えてくるのは、人それぞれの人間性でしょう。

ひとつは目標に向かって、挑戦するタイプ。これは、何事にも積極的にアタックし、より良い結果を出そうとする型の人をいいます。
二つ目は、給料相当タイプ。これは、給料以上の仕事はしないという型です。能力があるのだと大見栄を切り、曲折表現しているようにみせながら、給料に見合った仕事はしておらず、能力も上がらないものが多いようです。
三つ目は「半ライス」タイプ。これはそもそも何事においても冷め、半力ほどしか出さず、常に手を抜く人のことです。

組織が求めるタイプは、いわずもがな「挑戦タイプ」でしょう。
今日では個性を殺して余計な事を言わず、従順に撤することが出世の早道と勘違いしている輩も多いように見受けられます。
しかし痛みを伴う挫折を味わわなければ、他人の痛みは理解できないものです。
多少の行きすぎや失敗があれば、後で十分に反省しそれを繰り替えさねければよいのです。
挑戦型を貫くことこそが、「真の人間」といえます。

神道では、向上発展のことを「弥栄(いやさか)」といいます。
栄枯盛衰の繰り返しの中、その都度這い上がる挑戦タイプこそ、弥栄実現のタイプといえましょう。

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「理を修め固め成す」.。

2015年04月06日 | 小網神社教学
神道で説く「修理固成」とは、「つくりかためなす」と読みます。
「理を修め、固め成す」という解釈もできます。
政治、経済をはじめ、すべての「事を成す」姿勢を指しています。
「理を修め」の「理」とは、「誠の道」。この「誠」を究めるには、「浄く明く直く正しき心」の形成にあると考えられます。
その精神の形成より生じた「誠」を、事を成すの「事」の中心にすえ、関わる人々の理解と協力の意志を固め、そして「事」を実行に移すといえましょう。
その成功、失敗は、最終的には「人」そのもであり、「人の心の有様」なのです。
「浄、明、直、正」の心の形成と、そこから導かれる「誠」の上に立った「事」こそ、多くの人々の理解と共感を得、「事」の成就をもたらすものと考えます。

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