小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

五世紀を越える「小網神社信仰」の継承と重み。

2012年04月21日 | 小網神社教学
文正元年(1466)に現在地近くに創建された小網神社は、本年で御鎮座546年を迎えます。

今年は本社神輿と江戸飾り神輿、獅子頭などをお隣の田辺ビルさんの御好意によりお披露目をさせていただくこととなりました。
そのほか区の文化財である神楽殿でクラシックの奉納演奏など、これまでになかった神賑わいの行事も予定しています。

現存する資料や現社殿などを拝する時、神社とその信仰の歩み、そして氏子地域の歴史の重みを、ひしひしと感じています。
この信仰を将来へ如何に継承させていくか、我々に課せられた使命の重さを痛感しています。
神社継承の歴史をふり返り、未来に向けて、どう心構えを持つべきか。精進を重ねて5月の祭典奉仕への決意を固めています。

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小網神社御鎮座546年例大祭記念行事について。

2012年04月20日 | 神社より
5月28日、例大祭を行います。当日は江戸里神楽囃子の奉納演奏が終日行われます。

本年は神社が鎮座して546年の年に当たります。本来ならば昨年延期となりました545年記念大祭の本社神輿の巡行を予定しておりましたが、諸般の事情により、本年二月、御神輿の渡御は中止となりました。
その後、多くの方々から神輿についての御照会や要望が神社にございました。

そんな折、神社に隣接されております㈱タナベ様の御奉納御協力があり、このたび本社神輿(大きさ三尺、重さ千貫)や、江戸飾り神輿として希少な万燈神輿、獅子頭などを、御披露目することと相成りました。
御披露目の期間は5月23日から29日までを予定しております。

これらに合わせ、祭典前日の27日に記念行事も行うこととなりました。
中央区文化財に指定されております、五角形の大変珍しい神楽殿では、クラシックや雅楽の奉納演奏会などを予定しております。
新緑の季節の中、心地よい下町に吹く風を楽しみながらの芸術鑑賞などはいかがでしょうか。
5月27、2日8の両日、参拝者の方には、特製の干支絵馬を先着順でおわかちします(無料)。

             記

○小網神社例大祭 祭典 5月28日(月)午前11:00

○干支絵馬無料配布   5月27、28日午前9:00~
(数に限りがありますのでなくなり次第終了します)

○本社神輿、万燈神輿、獅子頭披露
期間 5月22日から29日まで 
場所 当神社隣タナベビル一階フロア

○奉納演奏
クラシック 5月27日(日)午後1時から 神楽殿
雅楽    5月27日(日)午後2時30分から 神楽殿
江戸神楽囃子5月28日(月)午前9時~午後7時 神楽殿

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祭とは神の徳を戴き、睦み和む心の交流。

2012年04月07日 | 小網神社教学
昨年の震災の影響で当神社の御鎮座545年記念の神輿巡幸は延期となっていましたが、先般、さまざまな理由から正式に中止が決定いたしました。

祭とは、神の徳をいただき、人と人とが、睦みなごむ場です。
つまり祭が、地域交流の機会を担っているわけです。

キリスト教では愛を説き、仏教は慈愛を説くといわれます。
これに対して神道は「まこと」の宗教と定義した学者がいました。
誠とは浄く、明く、直く、正しき心でありましょう。
この浄、明、直、正を神の「徳」と称え、祭を通し、この徳にふれ、拝受する、という場こそが祭であるといえましょう。

人と人とが、真に心を開き,睦みなごむことは、この複雑な現社会においての実現は、むずかしいことなのかもしれません。
しかし祭の場で、誠の徳を拝受し、その徳に近づいた上で、地域や住民が睦み和むのであるならば、いささかでも心の交流の名にふさわしい、心のふれ合いが、実現するのではないでしょうか。

次回ご巡幸は平成28年、御鎮座550年祭に合せて行う予定です。
さまざまな課題を克服し、盛大に執行できるよう、精進してまいります。


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