小網神社blog

東京・日本橋に鎮座する強運厄除の神さま・東京銭洗い弁天の社 小網神社のブログです。

小網神社御鎮座550年記念事業に御協賛を。

2015年06月05日 | 神社より

文正元年(1466)、当地に鎮座されました小網神社は、明年、五百五十年の佳節を迎えます。
これを寿ぎ、一昨年より奉祝記念事業を進めております。

皆様の御力添えにより、これまで授与所の移築、万福舟乗弁財天像・福禄寿像の境内建立とともに、鳥居補強工事などの境内整備が完遂しております。

本年二月からは、社殿並びに神楽殿屋根の銅板葺き替え工事を中心とした社殿修復工事を開始致しております。

現社殿は、関東大震災後の昭和四年、現代では再現不可能と言われる精巧な彫刻の数々を施し、麗しく竣工されました。
爾来、八十余年の歳月が経過しましたが、この間、東京大空襲はじめとする戦禍、度重なる自然災害などからも被害を免れて参りました。

その一方で、戦後の近隣土地再開発による社殿の傾斜とともに、近年では酸性雨その他による屋根の老朽化が進み、雨漏り等による内部天井、壁、床等に傷みが見られております。
さらに天井裏の電気設備にも劣化が見られたため、この度の佳節にあたり大規模修繕を計画させていただいた次第です。

お陰様でこのほど、神楽殿屋根の葺き替えが無事に竣工いたしました。


この六月からは、本殿・拝殿・弊殿の銅板葺き替え工事を行います。
現在までにお預かりしております奉納銅板も、本工事より順次御貼り付けをいたします。
銅板は約千枚の御奉納をいただいておりますが、受付は葺き替え工事が終了する直前の十一月中旬まで行う予定ですので、引き続き皆様の赤誠をお待ち申し上げます。

明年五月の御鎮座五百五十年記念大祭においては、本社神輿の渡御がございます神幸大祭が盛大に斎行されます。
詳細につきましては逐次お知らせ申し上げます。
当神社では、平成十八年の五百四十年大祭以降、さまざまな理由から十年間に亙り本社神輿の練り歩きが実現しておりません。
伝統護持の意味からも慎重に準備を取り進めて参りたく存じます。

神幸大祭と共に、奉祝関連事業費については、本年六月から広く浄財を賜りたくお願い申し上げる次第でございます。
皆様からお預かりした浄財は、社殿及び神楽殿屋根銅板葺き替え工事や手水舎修繕工事などに活用させていただきます。
なお、先般、鳥居横に奉製した奉納板には、一定額以上の御奉納者の御芳名を明年神幸大祭まで掲げさせていただく予定でございます。

末筆ながら、私共も五百五十年という歴史の重みをかみしめ、祭典と社殿を後世により良く伝承させるべく一層の精進に努める所存ですございます。
今後とも皆様からの変わらぬ御指導御鞭撻と御協力を重ねてお願い申し上げます。

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