内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

C'est la rentrée ! 一年ぶりのコンヴィヴィアリテ(convivialité)

2021-09-01 23:59:59 | 雑感

 8月31日までの夏休み中によくジョギングした自分へのご褒美として購入したアシックスの GEL-NIMBUS 23 が昨日届き、今朝早速履いて走った。1時間 35分で15,2キロ。7月に買った GEL-1090 とは明らかに設計思想が異なっており、宣伝文句通り、長距離走により適していることが走り出してすぐにわかった。衝撃緩衝性に特に優れている。ミズノ WAVE INSPIRE 17 もナイキの PEGASUS 38 も衝撃緩衝性に優れていると思うが、GEL-NIMBUS 23 を履いた最初の印象は、それらよりもさらにしっかりと足全体が保護されている感じがすることだった。ジョギングを始めて2ヶ月あまりの初心者に過ぎない老生は、シューズによってこれほど履き心地が違うものなのかと今更驚いている次第である。でも、その違いを確かめながら走るのも楽しい。一足増えて、楽しみも一つ増えたということである。
 今日9月1日から新学期開始。大学はもっと遅く始まるのがかつての慣習であったが、十数年前から徐々にカレンダーが前倒しされるようになり、とうとう小中高と同じ日どころか、大学のほうが一日早く始まるのが今年度である(すべての大学がそうだというわけではない)。今日の午後、日本学科新入生向けのオリエンテーションに出席したが、過去4年間は学科長として新入生を前にして挨拶をし、学科の全般的説明をしていたのが、今年度からはその役目から解放され、他の教員と並んで座っていればよくなった。
 オリエンテーションの直後、学科の教員会議があり、それが終了したのが午後7時少し前。その後、都合のつく教員たち5名で会食。私にとって、レストランで食事をするのは実に一年振りのことであった。スマートフォンに取り込んであった衛生パスのQRコードを提示すると、店の人がそれに読み取り機をかざして確認する。私のパスは今日から有効になったばかりで、それを早速確認したことにもなった。久しぶりに同僚たちと歓談できてとても楽しかった。その楽しさを皆で分かち合えたこと、それがまさに convivialité にほかならない。