内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

封鎖された大学の建物から遠く、自宅で「粛々と」入学願書審査関連の仕事を続ける

2018-04-16 21:03:02 | 雑感

 一昨日土曜日の朝から実は少し咽喉の奥に違和感があった。これは私にとっては典型的な風邪の初期症状だ。さすがにその日日課の水泳は休んで、夕方ちょっと外出した以外は、家で仕事をしていた。
 昨日日曜日は、朝からよく晴れたいい天気。あまり体調は改善していなかったが、大したこともなかろうと高を括ってと、いつものプールに水泳に行った(行くかよ、その体調で、普通)。これがよくなかった(あたりまえざんしょ)。泳ぎ終わって、一旦気分がすっきりしたのはよかったが、自宅に帰ってきて、なんとなく体がだるい。頭も重い。微熱もある(そりゃ、体も怒るでぇ)。それで、結局、日中は寝たり起きたり。仕事はもちろんのこと、気楽な読書さえする気になれず、だらだらと過ごしてしまった。
 これ以上悪化させてはいけないと、早めに夕食を取り、午後10時過ぎには就寝。体がだるく、熟睡はできず、夜中に何度か目が覚めてしまう。再び寝付くこともできず、今朝は五時前に起床。土曜日から取り掛かっている審査関係の仕事を継続する。そのうちに体調が少しずつ上向きになってきているのがわかる。
 大学当局からは、封鎖された建物についての情況とそれに伴う緊急措置についての情報が朝から小刻みにメールで入ってくる。19日木曜日は、全国レベルで改革反対集会が開かれることになり、その日の授業および試験は原則すべて中止あるいは延期するのが望ましいとの知らせが入る。
 その日に予定されていた修士一年の口頭発表の試験は、春休みの後、5月3日の木曜日に延期する旨、学生たちに直ちにメールで連絡。もともとその3日に予定されていた筆記試験を翌週に延期すると同じメールで学生たちに知らせると、学生の一人から「先生、その日は祝日ですよ」とすぐに返事が来る。おお、そうだった、その日は「Ascension キリスト昇天祭」であった。
 日本で教会に通っていた頃、毎日曜日唱えていた「主の祈り」を思い出した。

天にまします我らの父よ。
ねがわくは御名をあがめさせたまえ。
御国を来たらせたまえ。
みこころの天になるごとく、
地にもなさせたまえ。
我らの日用の糧を、今日も与えたまえ。
我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく、
我らの罪をもゆるしたまえ。
我らをこころみにあわせず、
悪より救いいだしたまえ。
国と力と栄えとは、
限りなくなんじのものなればなり。
アーメン。