南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

憂鬱な離婚問題

2006-11-20 21:22:24 | Weblog

相談者には、私の勉強不足についてお詫びしよう。
離婚したいという相談者に対して、来年になれば相手方の年金分割がされるから待ったほうがいいよ、とアドバイスしてきた。
しかし、日経新聞記事を読むと、期待するほどの金額はなさそうである。
しかも、来年4月からの分割については「夫婦の合意か裁判所の決定」が必要となっている。
再来年4月からは合意を必要とせず、妻が申請すれば専業主婦期間中の夫の厚生年金の半分が自動的に妻に分割される。
ただしこの自動分割も、適用を受けるのは08年4月以降の専業主婦期間しか対象にならないので、2年待ってもその恩恵は微々たるものだ。

嫌で嫌で早く別れたいという女性は、子供がしっかりと育ってくれれば迷わず別れたし。
離婚原因が亭主の暴力や浮気などはっきりとしたものであれば、慰謝料の上積み交渉に切り替えたほうが賢明だ。

法律の解釈は難しい。
もっともっと勉強しなくっちゃ。

身の回りもきれいにしておきましょうね?


赤石温泉

2006-11-19 21:01:58 | グルメ

67歳を最年長にした7人の先輩との会がずいぶん長く続いている。
私が最年少でもあり可愛がってもらえ、いろいろな人生についても教えていただけるありがたい会だ。

昨日から1泊で山梨県増穂町の「赤石温泉」に行ってきた。
秘境の1軒宿というだけあって趣のあるいい宿だ。
土日しか開かない小さな宿だが、団体のツーリング客で満室。
野趣あふれる美味しい料理もさることながら、赤茶けた鉄鉱泉の露天風呂は最高だった。
みんなで語らいながら2日間で、のべ3時間近くも風呂に浸かる。

2日目の寄り道は、会一番の博識家Tさんの案内で、由比漁協直営の「浜のかきあげや」で、かきあげ丼と沖あがりを食べる。
旨さと安さで行列の絶えない店である。
もう1軒、興津清見寺の「魚格」へ寄る。
ここで買った揚げはんぺんの旨かったこと。
昨晩飲みすぎたから、今夜は控えようとの決意が、いとも簡単にひっくり返った。

 


ふたつの事務局長会議

2006-11-17 23:39:39 | ユニオン

16日から17日にかけて「連合北陸・東海ブロック事務局長会議」が岐阜県で開催された。
東海ブロックのみなさんとは、定期的な会議を持っているので気心も知れている。
北陸ブロックのみなさんとは、9月に初めてお会いした方々なので、今回が2回目。
1泊会議の効果は人間関係を深める意味でも意義深い。
みなさん個性的な方ばかりで、それぞれの地方連合活動も興味深かったが、新しい出会いのあった意義ある会議だった。

2日目の会議は失礼して、朝8時にホテルを出発。
高山駅まで岐阜の事務局長に車で送っていただき特急に飛び乗る。
飛騨の紅葉を楽しみながら帰路につく。

午後1時からの「連合静岡地協事務局長会議」、なんとか間に合う。
ここでも個性的な事務局長の方々と意見交換。
12月からは地協ごとのブログを発行する提案も快く(?)了解してもらう。

6時からの島田市議員団会議、ここでも活発な議論。
いたるところに歯ごたえある人々がいる。
まだまだ日本も捨てたものではないですね。

明日は大先輩達と1泊旅行、あまりの楽しみに、心震えています。


聞くことの大切さ

2006-11-16 00:08:09 | ユニオン

世間のいうことやマスコミのいうことを頭から信じてはいけない。
特にリーダーは重要なことであればあるほど、自分の目や耳を信用することが大事である。
自分の心に素直に耳を傾けると、最も大切なことが聞こえてくる、見えてくる。
疑問に思ったら素直に聞けばいい。

今日の連合静岡3役会フリートークのテーマは「公務員パッシング」について。
自民党は来年の統一地方選、参議院選挙に向けて強烈な「公務員パッシング」キャンペーンを張っている。
確かに不祥事も発生していることは事実だ。
しかし、その原因が全て労働組合の責任であるような物言いには、穏当な私でも腹が立つ。
政治家も国民の代表であるという自覚と品性が失われてきている。
過ちは正さねばならない、当然のことである。
その上でその過ちを繰り返さないようにするためにはどうすればいいのか、それを突き詰めていくためには現場の声に耳を傾けなければならないはずだ。

執行委員会終了後、伊豆地協の幹事会に飛ぶ。
政治的な案件と交付金減額問題の説明および意見交換が目的だ。
15分の説明と45分の意見交換。
みなさんも仕事の帰りでお疲れのところだが、熱心に聞いてくれた。
結論を持って帰るつもりもなかったが、みなさんの声を聞くことで地域事情もわかってくる。
どんな場面でも聞くことは大切だ。

繰り返しての教訓。人の噂やマスコミ報道に惑わされず、自分の目と足を使って事実を確認し決断しよう。


労働基準法第1条

2006-11-14 18:44:51 | ユニオン

労働基準法第1章第1条にはこう書かれている。
「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない。」

連合の労働相談ダイヤルにも様々な相談事が来る。
その中には法律違反も数多くある。
しかし、これほどの違反は、まだ聞いたことが無い。

読売新聞朝刊に『過酷!残業190時間 時給370円』という大見出しの記事を見た。
青森県で中国人実習生3人が労基署に駆け込んだ。
工場の宿舎から逃げ出して訴えたそうであるが、宿舎とはいってもガレージを改装したもので真冬でもストーブ使用を禁じられていたという。
パスポートと預金通帳も会社側に管理されていた。

以前、岐阜県の労働委員から同じような外国人研修生問題を聞いて驚いたが、実際に新聞記事になると真実味が増す。
外国人は人ではないとでもいうのだろうか。

まさか静岡県にはこんな事例はないと思うが、「まさか」の坂は時々あるので注意深く歩いていきたい。

みなさんの耳に「まさか」の坂が聞こえてきたら教えてください。


ワクワク・ゆ・に・お・ん

2006-11-13 23:35:19 | ユニオン

東部の顧問弁護士との懇談会。

この1年の反省と、これからの活動について意見交換をする。

いつしか、労働運動について議論が始まる。
学生運動真っ盛りを生きてきた先生達の価値観と、現在の労働運動とのギャップを話しあう。
連合が自覚すれば、もっともっと社会を動かせるはずだ、と先生は話す。
その通りだと私も返す。

初代「連合静岡ユニオン」会長にいやおうなく期待は集まる。
S崎会長は謙遜して述べる。
「組合員2万人を目指して頑張りたい。」

やはり夢と希望は大きいほどいいね、ワクワクするね。


フード連合総会にて

2006-11-12 22:42:52 | ユニオン

「あざれあ」でフード連合静岡地区協議会総会に会長代理で出席。
会長は県教組の応援で「教育署名街頭活動」。
三島市長選挙の応援に行っている局員もいたりしていろいろと苦労をかける。
一生懸命駆け回ってもその姿は組合員にはなかなか見えないから、時々挫けそうにもなるがお天道様は見てござる。

フード連合の総会でも心の底からお願いをした。
『連合で受けている多くの労働相談、組織に守られていると悲惨な実態は分からない。
でも、ほうっておくとそれが明日の私たちの姿となる。
だから労働運動を再生させなくてはならない。
「連合評価委員会」の読み解きを、ぜひお願いしたい。』

がんばっている仲間たちに、
船井幸雄氏の名言録から、心打たれた言葉を贈りたい。

「人間だけが未来に恋をする生き物です。
明日のために今日があると考え、明るい明日のために今日を頑張れるのです。」


秋の相談ダイヤル

2006-11-11 14:26:22 | ユニオン

連合では日常的な労働相談ダイヤルに加え、春と秋の2回、「集中的な相談ダイヤル活動」を実施している。
今年も8日(水)から11日(土)の4日間実施。

日常的な相談も増加しているが、「秋の相談ダイヤル」も同様の結果が出た。
昨年秋の相談件数は4日間で49件、今年は昨日までの3日間で102件である。
まだ最終日(本日)が終了していないが、すでに3日間で昨年合計を大きく上回っている。
相談件数自体を増加させることが目的ではないが、それだけ県内に認知されてきた証拠である。
もちろん労働相談を不要とする世の中になればそれが最高。
しかし、まだまだ遠い道のりである。

今回特に嬉しかったことは、東・中・西それぞれの事務所に詰めてくださった地協役員の方々が、40件もの相談に対応してくれたことだ。
我々専従者が対応することはもちろんのことであるが、事前学習会や専従者の実務対応を見ながら学習し、実に的確にアドバイスされていた。
こんな仲間がどんどん増えていけば労働運動はそれだけで活性化する。

感謝・感謝。


仕事の価値

2006-11-10 20:16:38 | ユニオン

伊豆高原で「連合評価委員会読み解き」の研修会。
JPUの役員研修会の時間をいただき1時間バージョンを試す。
「読んで聞かせて意見をもらう」バージョンでは少なくとも半日かかるため、今回はパワーポイントを利用した。
説明しながらも、例えば「仕事の価値」については理解不足もあったりして、ところどころ自信が持てなかった部分があった。(反省

今日の自分の「仕事の価値」について考えながら帰路に着く。

事務所へ8時到着、新聞読んで8時45分出発。
10時から島田で退福協グラウンドゴルフ大会、あいさつ2分間。
3時間ドライブし伊豆高原の研修会会場へ。
2時20分から1時間講演。
3時半会場を後にして帰路に着く。
3時間ドライブして帰宅する。

およそ7時間の運転の価値は、タクシーの貸し切り料金でいえば60分5千円として3万5千円、労働の対価はおよそ3分の1として1万2千円か。
講演料は1時間1万円が妥当か。
あいさつの2分間はおまけとして合計2万2千円の価値である。

しかし問題はそのサービスを受けるお客さんの価値観である。
2万2千円(企業価値からいえば4万5千円)以上の価値を感じてくれればいいが、それだけの価値を感じないとしたら意味がない。
「仕事の価値」などと簡単に学者は言うが、本当に「仕事の価値」の基準などつくれるものであろうか?
読み解けば読み解くほど奥が深い「連合評価委員会最終報告書」であった。ジャンジャン!


枝葉末節

2006-11-09 22:45:30 | Weblog

「枝葉末節にとらわれて大局を見失う」という諺がある。
本質を見つめなさい、ということだ。
今日の労金との会議でもいくつかの疑問を感じ、いくつかの質問をさせていただいた。
「うるさい奴」だと思われるかもしれないが、事実「うるさい奴」だと自分でも思う。
ひょっとしたら「へそ曲がり」かもしれないが、事実「へそ曲がり」だろう。

また大臣宛にいじめによる自殺予告の手紙が来たそうだ。
先日もマスコミが騒ぎ立てるのを横目で見ながら嫌な気持ちになった。
恐れていた通り、今日2通目の予告手紙がきたそうである。
確かに子どもの自殺は痛々しいし、阻止したい気持ちに変わりはない。
しかし、あまりにも子ども達の自殺のみをヒステリックに扱いすぎる。
自殺を大きな社会問題としてマスコミが扱えば、その力をもって社会に警鐘を鳴らすことが出来る。
ならばなぜ最も自殺者の多い50代にもスポットを当てないのか。
自殺者数と失業者数の相関関係にもスポットを当てないのか。
統計は真実を大局的にあらわしてくれる。
マスコミの力は偉大である。
今日も、お昼のTVニュースで連合静岡の労働相談ダイヤルがほんの2分程度紹介されただけで電話が殺到(?)したほどだ。
ありがとう、感謝します。