南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

過払い金請求運動

2006-11-02 23:05:14 | 経済

金魚を飲んで今日のブログを書く。
金魚付き合いのK氏からの情報による話だ。
K氏はひたすら勤労者福祉事業にうるさい人である。

「過払い金」とは借金をした人が業者に返しすぎたお金のことである。
このお金が馬鹿にならない。
金融庁発表によれば消費者金融の無担保融資総額は15兆5千億円(05年度決算)。
そのうちいわゆる「グレーゾーン金利」で貸し付けていた金額は11兆4千億円。
件数、金額とも7割を超えていることがわかった。

利息制限法による上限金利を超える利息は「過払い金」として請求できる
今夜のポイントはここにある。

法で許された10万円未満の融資金利は年20%、10万以上100万未満は18%、100万以上は15%、これ以上の利息を払っていれば、その分が返ってくる訳である。
新聞報道などでこの「グレーゾーン金利」と「過払い金」を知った債務者が一斉に請求をはじめた。
だから弁護士や司法書士は大忙しだという。

「過払い金」が発生しているかどうかは業者から取引履歴を取り寄せて、利息制限法で引き直し計算をすればその金額がわかる。
しかし実務は、専門家に任せたほうがいいだろう。
サラ金と3年以上お付き合いしていれば専門家に頼んでも元がとれるという。

業者は多額の「過払い金請求」を見込んで引当金を計上している。
合法的に返金請求できるから、しない手はない。
相手は返還金を準備して待っている。
恥ずかしいことは何もない、誰しもが1回は過ちを犯すのだから・・・。

勇気を持って相談しよう。