南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

型にはめないマニフェスト講義

2006-11-25 15:59:32 | ユニオン

JAM静岡単組役員セミナーへ、「藤田かん」県議と講師として参加。
古巣へ帰ってきた感じでなにやら面映い。

私からローカルマニフェスト作成までのプロセスや目的、そして連合静岡の運動方針について述べる。
藤田県議はじっくりと政治的観点からのマニフェストの意義について話す。
やはりプロの議員だけあって内容に厚みがある。
私たちの作成した虎の巻は最低限の説明マニュアルにしか過ぎないが、彼の説明には実体験が散りばめられるから聞いていて面白い。
時間の関係もあって「健康と福祉」の約束事しか聞くことは出来なかったが、深刻化する児童虐待の実例などは多くの人に聞かせたかった。

初めてのローカルマニフェスト説明会。
感じたことは、やはり講演者の知識とキャラクター。
虎の巻はあくまでも参考書にしか過ぎない。
型にとらわれない生きたマニフェスト講義を、これからの議員諸氏にも期待したい。


法の盲点

2006-11-25 00:23:58 | ユニオン

浜松に移転してきた日本ILO協会の「国際技能協力センター」へ初めて行く。
ここは外国人研修生の合宿所兼日本語教育施設といったところかな。
ODAの補助金で運営されているそうだが、今日は99期研修生の閉講式だった。
7ヶ国・47名の研修生は来週から企業研修に入るという。
これこそ本物の外国人労働者研修センターだ。

最近、外国人研修制度を悪用して違法の労働者派遣をおこなっている例が増加している。
入管法により外国人研修生には労働がそもそも許されていないため、働いても賃金を与えることは許されない。
その法の盲点を使い、最低賃金以下の手当てという名目で月に数万円で働かせるのである。
労働基準法や最低賃金が適用されるのは2年目からで最長3年で帰国させられる。
来賓で見えていた厚生労働省の役人さんの話では、毎年ほぼ8万人の研修生が来日し、2年目・3年目はそれぞれ3万人ほどが残って働いていくそうだ。
最近では、農家への外国人研修生も増えており、3千人近くはいるとのこと。
日本人のモラルはどこまで落ちていくのかな?と思うと情けない。

夜は浜北北遠地協定期大会だったのでセンターから直接向かう。
今期で退任するK議長と懇親の場で盛り上がりすぎて危うく終車に遅れるところであった。

5時には起床するという愛妻家Kさんのご活躍を、心から祈念いたします。