朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

初芝居

2009年01月10日 20時08分15秒 | 歌舞伎・文楽
今日から3連休。
火曜から休んでいたので、
改めて連休ってこともないようなものだが、
やはり気分は違う。

定期券を使って有楽町へ。
少し早かったので山野楽器に寄り、CDを3枚買う。
歌舞伎座に着いたがまだ早かったので時間をつぶしていると、
結局立見になった。

昼の部3幕目「十六夜清心」。
内容は何かで読んでいるが、見るのはおそらく初めて。
菊五郎の清心、時蔵の十六夜。

清心(僧)と十六夜(女郎)が心中を図るが、
失敗してそれぞれ助けられ、
清心が悪に目覚める、という場面まで。

バランスとして、最初の心中の場面が長いように感じてしまう。
清元の良い節を聞かせる部分で、一つの見せ場なのだろうが、
私にはよく分からない。

清心が若衆を介抱している内に財布に触れ、
(若衆が「癪を起こす」ことに違和感を覚えた。
 「癪」って、女性のものだと思っていたので。)
悪に目覚める部分では、客席からけっこう笑いが来てしまっていた。
私は、黙阿弥らしい「転換」だな、と特に違和感なく見ていたのだが、
普通はそうは思わないのかな。
あるいは、転換する流れが合理的でない、と思われたのかも知れない。

芝居そのものは雰囲気も良く、特に不満はないのだが、
もっと「悪」が描かれる場面が欲しい。
機会があれば、通しで見たいと思った。

その後港区の図書館でCDを借り替え。
途中で飲んでしまい、眠くなったので
高田馬場へは行かず帰宅。
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