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特待生制度をやめるのは良いことなのか

2007年04月29日 09時40分44秒 | 社会
裏金問題などで騒がれていることもあり、
高野連が特待生制度をやめるよう(ルールを守るよう)指示した。
それを受けて各校で調査しているようだが、
けっこう有名な学校も含めて、やっていることが発覚したみたいだ。
春季大会の出場辞退などが相次いでいる。

まあ、ルールなので、それを勝手に破ったのはまずいだろう。
しかし、このルール、野球の発展のためには良い制度なのか?

他のスポーツでは、特待生制度なんて当たり前だと思う。
それが野球だけ「しない」ということになれば、
他のスポーツに比べて、「野球」を選択する誘因が減るのではないか。
昔に比べて、運動神経の良い子どもは減っているし、
「野球」が一番好き、というのも減っていると思う。
その中で特待生制度をやめると、スポーツ間での競争、という意味で
野球が不利になるのではないか。
それも踏まえて、「特待生制度廃止」が検討されているとは思えないのだが。

それよりも、越境通学を禁止する方が根本的な解決につながるのではないか。
北海道代表・宮城代表といっても、実際には大阪や兵庫の中学を卒業して、
遠距離の高校の寮に入っている、というパターンはいくらでもある。
この寮費を安くする、ということにすれば、結局「補助」は残るのではないか。
また、この越境して甲子園を目指す、という方が、「地域の代表が戦う」という
高校野球の意義を覆すものではないのか。

一番根の深い所を避けて、とりあえず「ルールに従っていないところを正す」
ところに落ち着いてしまっている感じがするのだが。
コメント
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