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朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

三役兼ねる役者はいないものか

2007年03月24日 09時31分25秒 | 歌舞伎・文楽
青春18きっぷを勢いで買ったが(8000円だったからなあ)
使う機会がなくて困っていたので、
春分の日に歌舞伎座に行った。
因果関係はおかしいが、まあ、得てしてこんなもの。

「義経千本桜」の通し。
序幕「鳥居前」と「渡海屋・大物浦」を見る。
あまり「千本」は見る機会がなくて
(「猫の忠信」くらいしか、落語になっていないせいかも)
歌舞伎・文楽通じてこの幕は初めて。

序幕「鳥居前」。
うーん。無茶な話だ。
主人(義経)の恋人を縛って放置して、参宮するという発想が分からん。
そこに鎌倉方の捕手が来る、って、そりゃあそうだ。
忠信が来たからいいものの、来なかったら打首ものだわな。
まあ、それはそれとして、
梅玉の義経、菊五郎の忠信の雰囲気は良かった。
福助は私の気に合わなかった。最近、そんな思いが続いている。

次が「渡海屋・大物浦」。
藤十郎は女房は良いが、公家になってからは大げさな感じが嫌。
幸四郎はまあ良かった。

しかし、せっかくの「千本」の通しなので、三役兼ねて欲しいなあ。
今、兼ねられる人はいないのかなあ。
天王寺屋はできるだろうが、松島屋はできないか?

個人的には海老蔵に期待。
歌舞伎座では無理かも知れないが、どこかの機会で見たいなあ。