朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

吉朝「弱法師」を聞いて

2006年04月25日 20時21分49秒 | 落語・講談・お笑い
吉朝の最後の高座になった「弱法師」を聞いた。
(米朝事務所で「限定1000枚」を見て買ったもの。)
あんまりよく知らない(あまり高座にかからない)噺ということもある。

死んだ小南のイメージが強い(それしか知らない)。
だいたいあざといネタで、小南がするとなおのこと。

まず愕然としたのが、その声の弱さ。
メールマガジンや話で聞いてはいたが、別人の声だった。
これが、辛い。

ネタは、基本小南のもの(おそらく、米団治もそうだったんだろうが)と
あまり変わるものではない。
「火事息子」に比べると父親の気持ちが表に出すぎるところがあり、
好感は持てないなあ。
もっと吉朝に時間が与えられれば、
いろいろと解釈を与えてくれたかも知れない。

サゲの台詞を聞き、その後の鳴り止まない拍手を聞きながら、
やはり早すぎた、という無念さ(本人が一番なんだろうが)を
感じてしまった。
コメント
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