城郭探訪

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・余呉湖ダム化で、治水・灌漑

2013年09月06日 | ブロガーによる歴史探訪情報発信

 

飯浦送水遂道出口(琵琶湖からくみ上げられた水を余呉湖への放水口)

 

余呉湖を余呉湖ダムとするシステム図
yogoko_1この案内看板は 下側が北 

 

琵琶湖と余呉湖との落差は 47m あります。

 

琵琶湖と余呉湖との高低差は 47m ある 農業用水を必要とするときは 琵琶湖より
揚水ポンプで揚水する
洪水時は堂木分水堰から余呉湖に流し、貯水する
高時川へは川並放水路より放流する 正に、堰堤を持たない大自然のダムである

Yogoko_2


Yogoko_3


Yogoko_4

川並放水ゲートは常用洪水吐き( 表層水越流式 )と放流ゲートで余呉湖の調整と灌漑用水を余呉湖放水路トンネルで余呉川頭首工へ送水している

 

余呉湖
湖面積              1.97km2
最大水深             13m
湖周囲長さ           6.2km
位置 琵琶湖より           47m高い
総貯水量          14,700千m3

余呉放水遂道放水口=取水口(呑口)(岩崎山の下を余呉川へ)

ボート格納庫レール

 

 

江土閘門ゲート施設(流入・流出調整ゲート)

乎弥神社前の余呉川

余呉放水トンネル放水口(岩崎山の下を余呉川へ)

灌漑用水の分水ゲート

国道矯から、木之本方面への水路~更に高時川への遂道(水路)へ

余呉湖写真

「余呉湖ダム」は、余呉川沿いの洪水被害の軽減と湖北地方一帯のかんがい用水の補給のために湖水が利用できるように、自然湖である余呉湖に余呉川からの導水路、各種調節ゲート、放水路等を設置してダムの機能を付加したものです。

昔、余呉湖の水の出口は余呉川につながる高田川でしたが、今では余呉川への放水路の一本です。余呉湖へ入る水は湖の周囲の水路や余呉川からの導水路で、また琵琶湖水をポンプにて余呉湖に注水する農水省所管の揚水機施設*も設けられています。

 

 

 

その発想を最も大胆かつ大規模に具現化したのが湖北農業水利事業。
琵琶湖北端、秀吉と柴田勝家が争った賤ヶ岳古戦場近くに余呉湖という小さな天然の湖がある。
この南部に位置する約5,000haの水田は、取水を高時川他数本の河川に頼っていたが、水源流域も狭く、貧水地帯であった。
余呉湖(左下に琵琶湖と補給揚水機場が見える) 余呉湖 航空写真(左下に琵琶湖と補給揚水機場が見える)

この事業は、ポンプによって琵琶湖の水を余呉湖に貯え、導水路で各河川に分配するというものである。 厳密なリサイクルではないが、下流である淀川の水量には何の影響も及ぼさないという地域循環型の水利用と言えるであろう。   実に、関東平野に匹敵する膨大な量の農業用水が、琵琶湖でリサイクルされているのである。

滋賀県湖北地方、琵琶湖の北に余呉湖という自然の湖があるこの天然の湖をダムと利用している その施設の一つ余呉湖は天然の湖で、この湖を洪水調節と利水に利用しています。
洪水時には、余呉川堂木分流堰より余呉湖に導水し、洪水調節をします
又、農業用水として琵琶湖、余呉湖、高時川を水路トンネルで結び姉川以北の湖北平野一帯の水田 47.2km2 に水を送っている。




 

参考資料:パンフレット各種・現地説明板・専門員のガイド説明・PCホームページ・blog 等々

本日も、訪問ありがとう御座いました!


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